/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2018年「活動」総括(前編)

Pen tip

 [↑Special thanx to Flickr]

最新記事の公開を待っておこなう、2018年出口季里の棚卸し。ことしはヴォレアス関連で出動する機会が多く、地元にチームが出来るというのはほんとうにいちだいじなのだなあと思った次第でございました。ヴォレアスのホームゲームで、相手チームのいろいろな方にお話を伺えたのもおおきな財産になりました。そして勿論ことしの締めも。

締めました。↓

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以下時系列で。…って、ええええええ、これも前後編?

期待と不安と収穫と反省の東川(2018/1)

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ヴォレアスホームゲーム・東川大会で初めてひとり取材クルーとして乗り込みまして、このときは収穫も反省もいっぱいあった濃い時間だったなあと。取材に行くと(これは大会やその運営によって違うのかもだけど)、試合途中に記者が「この試合では誰にお話を聞きたいですか?」という申請用紙を出して、試合が終わってからスケジュールを調整してその方にお話を伺う、というプロセスを経ることがあって、(ただし、ヴォレアスのホームゲームでは、ヴォレアスに関しては全員揃って合同記者会見になる)東川の折は「どっちかが2セットを取った時点」でその締め切りが来ていたのだが、この試合はどっちに転がるのだろうかとどきどきしながらヴィアティン亀田監督と書いたのだった。あの結末は予測していなかった。

そして東川でのインタビューは別記事にした。

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今季は個として拝見しているカテゴリで見られることにどきどきしているのではある。VOREAS Dreamの赤いTシャツを着た少女の目線に在るその倉田さんのしゃしんはかなり気に入っている(語りすぎ注意)。

おめでとうございます(2018/2)

その場所に居合わせるということ、ホームチームがシーズンのおわりを迎えるということを、じわりと味わったのは、初お披露目「V-THEATER2017」以来の旭川市総合体育館であった。

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この日の記者会見(ただし、会見時、優勝未決定)はこちら。

ヴォレアス北海道、初めてのシーズン総括 -2017/18V・チャレンジリーグ2旭川大会最終日合同記者会見 | バレーボールマガジン

前日、奈良NBKドリーマーズ(現・奈良ドリーマーズ)の鹿谷前(になっちゃった)監督にお話を伺えたことも、わたしのなかではことしのおおきな出来事だったなあと思っている。いつか、また、どこかで。

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そしてこの旭川では森田・近畿クラブ監督のお話をうかがうことも出来た。長年思っていた近畿クラブの謎、かなあ。謎というのもちょっと違うかなあ。じっくり考えさせられた。

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区切りの地にて(2018/4)

そして前編の締め。たぶん、なんだかんだで伺っていた大分へ行くのも一区切りかというタイミングで、4月にファン感謝祭におじゃました。この席に、引退した石垣さんが出席されるというのを伺い、急きょ取材のお願いをして、感謝祭の休憩時間にお話を伺った。正直なところ、このタイミングで、出し切った、感じになっていた。先日も書いたが、書く人として、これからどうしよう的なことには、しばし思いを巡らせた。

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(後編に続いていいの?)

媒体掲載のお知らせ(という名の何か)

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ほんとうに久しぶりにインタビューの現場の徒となり、バレーボールマガジンに記事を掲載(あっバレマガへの掲載は1週間以内のご無沙汰でした)致しましたのです。

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よりにもよってその選手をというご意見も拝聴致しますが、甘受だけ致します。

バレーボールマガジンにおいては旧くから「新主将に聞く」というコンテンツがあって、わたくしも何回か担当致しました。サンガイアは今季主将が替わり、(何故か)過去2回の「新主将に聞く」も拙者が担当したのですが、そのときは留萌でお話を伺っていて、今回もそうさせてもらおうと思いきや、今は前主将(?)、留萌にはいらっしゃらなかったのでした。そしてそれであれ。とつぜんの雨にキャプテン交代の報せに触れて、密やかにわたくしにアイコンタクトを寄せるどなたかの姿は在ったのですが、わたしがそのようなことをしてもよいのだろうかという疑念は募ったわけでありました。実はがっきー氏のおはなしを伺ったところで、インタビューをする者としてのわたくしは一区切りかなという思いはありましたもので。お話をいただいたときにはしばし逃げ回るようなしぐさをした拙者ではありましたが、たぶんその拙者の背中を押したのが、ほかならぬインタビュイーのキャプテンとしての在りようだったんだろうなということなのだろうと、今は思っています。

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あんまりかっこええインタビューには為らなかったかもしれませんが、わたくしはわたくしとして全力を尽くした記録としてネットの片隅に生き延びさせていただきとうございます。ちなみに、前編後編に分けたほうがよいような長さになったので、後編がこれからございます。年内に公開されるといいですね。

取材の依頼を快諾してくださったチームと精一杯のお答えをいただいたうえに極上の拡散をいただいたインタビュイーとこういう場を設けてくださった懐の深いバレーボールマガジンに心より感謝申し上げます。よいお年をは後編が公開されてからにしようと思いますのでメリークリスマス(サンタ徒歩移動で虫の息)。

「スポーツビジネス」「サミット」に行って

ヴォレアスがかなり深く入り込んだ状態で、北海道でのスポーツビジネス絡みのイベントがおこなわれる、というのは、前々から把握はしていた。実は(このブログを遡ったり昔のことを憶えていたりする向きにはぴんとくるのかもしれないが)、東京にいたときには、この種のイベントをいろいろ探して、仕事の合間を縫って行っていたのだが、ほんとうに久しぶりのことになってしまった。手許の記録?を遡ると、試合観戦やファン交流イベント的なものではない場には暫く縁がなかったのかな…という感がある。2011年後半、札幌に越して以降ではこのくらいだ。

…このへんかなあ。あとは東京でお世話になった勉強会のかたから紹介をいただいて、札幌でスポーツビジネスを研究しているというグループの集まりにも参加してみたことがあったが、どうにもうまくフィットしなかった、かもしれない。

たぶん、自分が徐々に、スポーツを観るにあたりいろいろなことを「考える」ことから離れていったのは、事例は非常に参考になるし、聞いてもりもりと湧く力はあれど、じゃあ、それを考える自分はいったいなんなのだろうか、何か考えを拡げて役に立つことがあるのだろうかというのを考えちゃったからなのかなと思った。今回、せっかく「札幌で」機会があると識り、スケジュールを調整して費用を払って参加しようとしていたところに、所謂取材の依頼もあり。ヴォレアスに関わるバレーボール部分についてはそちらの記事にとりまとめたうえで、わたし個人として久々のこの場を味わう、という不思議な二重構造ニンゲンになっていたわけである。

記事↓

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はい此処からは私見と思い出したことを。

どうやったら、自分が見ている、応援しているチームや競技が幸せになれるのだろうということを、いちばん一生懸命考えようとしたのは、たぶんサンガイアが立ち上がったばかりの頃だった。サンガイアが、つよい意識を持つリーダーと、バイタリティーの高い若者たちにより、バレーボールのなかにひとつの形をつくろうとして、様々なことを考え実行に移していたことが、はっきり見えるように現れていた時期である。バレーボールの試合と並行、あるいは前後して、「ものを考える機会」としてのイベントが開かれて、わたしはそこに好んで足を運んでいたし、そこでものを考えていたのである。ただし、考えるだけではなく、どうやってそのいちばん熱いところに飛び込んで行くか、ということに関しては、残念ながらその頃の自分には少々考えと体力が不足していた。ひとりじゃなかったし←。

今回聞いた話を咀嚼するに、恐らく、その幸せがもたらされるには、幸せそのものを求めて直球を投げようとするのではなく、周囲を用意周到に眺めながら、必要となる切り口を定めて、その切り口そのものを極めていくニンゲンになって行く必要があったのだろう(その切り口のひとつがビジネススキルだったんだろうな)ということである。わたしにはその視点が足りなかったし、それを極める時間があるなら1試合でも多く見たいひとであったのだなあと、今はなんとなく思う。何が正しい間違えている足りる足りないではなく、やっぱり切り口が違ったんだろうなと。そういう意味でいえば、今回のセッションを聴きながらメモしていたこのことばあたりはずしり、だったなあと。今まで燻っていた呪いのようなモノを一気に可視化させられたなあと。

サンガイアにはいろいろな岐路があった、というのは常々思っていたことだし、ことしいちどエントリにもしたことがあったが、やっぱり自分の中では、ここに書いたうちの一番最初の岐路「2009/10シーズンが終わってからの出来事」は大きな衝撃であった。サンガイアはその後もいろいろなひとびとの尽力により、チームとしてきちんと続いて現在に至っているが、このとき確かに枝分かれしてしまった部分があって、そこはその後「加藤さん」という存在をチームの中に内在している状態においてもなかなか補いきれず、更に現在に向けて更に枝分かれられ続けていっちゃったのだろうという思いはある。そういえばことし初めて「枝分かれしていった先」こと、FLV(フォレックスリーグ)を見ることができたなあと遠い目にもなったりしたし。

ちょと前の記事に書いた。

どうやったらサンガイアが勝てるんだろうかとか、どうしたらカピオにいっぱいお客さんが入るんだろうかとか、脳みそにフリータイムが現れる度に(そうじゃなくてタイムシェアしてでも、かも)そういうことをぐるぐる考える日々でもある。

年末最後の - /ja あやつる YmrDhalmel

入場無料砲ってのもあいまってだが、かつてつくばカピオで開催されたV・チャレンジリーグの試合で、2000人以上が集まっての試合というのがあった。今季5シーズンぶりにカピオでのホームゲームが組まれているが、その試合がそのときに迫るくらいに盛り上がればいいなと、謎のカピオ愛に包まれては思う。……んだが、正直なところ、「今」とはかなり距離があるんだろうなということをも思う。

カピオ開催がある1/26-27の前まで、年明けからの地元ラヂオにキャプテンが3週連続出演してPRをするとかしないとか。地元の多くのひとに聴かれて、来場へのトリガーになればいいなという思いはとてもとてもある。

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2009年3月、カピオ。

話は戻るが(戻るのか)今回久しぶりに「試合を見るでも直接応援するでもチームと直接交流するでもなく、聞いて学んで考える場所」に赴いて、バレーボールを取っ払った大枠ではいろいろな動きや成長、進化があるということを識ることが出来てよかったと思っている。そしてその一方で、自分の中で囚われた、凝り固まった部分が見えた。恐らく求められるのは、囚われて凝り固まった人間ではなく、これからじゅうぶんに吸収と発展を遂げられるひとたちなのだろうなということを痛感した。

せめて、あのときのように、いろいろな動きを邪魔せずに応援して見守っていくことが出来ればいいのかなと思った。そのうえで、見守るのはActionではないかもしれないし、何か自分に出来ることがあるのかということは考えつつ、動いていたい気もするし。んまぁ葛藤は深まったなあと。

クラブがこうあってほしい、わたし(たち)はこういうことが出来ます、こういう条件で提供します、しましょう、提携しましょう。というようなこと。対象同士の対価(お金とは限らない)を伴ったやりとり。見ている者、応援する者、というのは、その立場、範疇で、そういう動きが出来るものなのか。それを考えたら、ファンってなんだろうか。というようなところまで、勝手に掘り下げてしまう。やっぱり、自分は、その対象(競技であれ、チームであれ、選手であれ)への愛からでしか駆動はできない、そういう人間なのだなあ、としみじみ。

ある意味めんどくさいところに気がついてしまったなあ、と、いち参加者個人として、わたしは考えた。

ことし行った場所2018

そろそろええかなって。あと1回くらいどこかきたえーるに行くかもしれないが、追加すればええかなって。きょねんの↓

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☆は初めて行った場所。まだまだ増えるんだねぇとびっくり。

3月は主におしごとの関係で、9月は地震と自身の体調不良とで、特記事項なし。

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8月、初めて見た七大戦にて。シャッタースピードを極端に遅くしてという実験の産物でもあった

1月

2月

  • 3(土)4(日)全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会東部@TOKAI ARENA
  • 18(日)北海道地区男・女バレーボールリーグ道央大会@北大
  • 25(土)26(日)V・チャレンジリーグ2@旭川市総合

3月

4月

5月

  • 5(土)北海道春季大学総合大会@科学大→北大
  • 6(日)北海道春季大学総合大会@北大
  • 12(土)北海道春季大学1部@東海札幌
  • 19(土)北海道春季大学1部@岩教
  • 20(日)東海春季大学1部@AGUスポーツセンター☆

6月

  • 1(金)浜崎貴司@レストランのや☆
  • 8(金)大学選手権@美香保
  • 9(土)10(日)大学選手権@北大
  • 21(木)東日本インカレ@水元スポーツセンター☆
  • 22(金)東日本インカレ@墨田→キッコーマンアリーナ☆
  • 23(土)つくば公開練習@土浦青年の家

7月

  • 14(土)サマーキャンプ@羽村
  • 15(日)天皇杯北海道ラウンド@科学大
  • 22(日)国体北海道ブロック予選@苫小牧

8月

  • 15(水)16(木)七大戦@美香保
  • 18(土)19(日)VOREAS presents V-THEATER 2018@大雪アリーナ☆
  • 24(金)25(土)26(日)つくば合宿@留萌

9月

10月

11月

  • 3(土)北海道秋季1部@岩教
  • 10(土)北海道秋季1部@東海札幌
  • 11(日)V2@土浦
  • 17(土)春高北海道予選@きたえーる
  • 23(土)万年筆ラクガキワークショップ@江別蔦屋書店☆
  • 27(火)全日本インカレ@墨田
  • 28(水)全日本インカレ@港区スポーツセンター☆

12月

年末最後の

そろそろ「2018年を振り返っ」たりする時期に入ってきている。ちょうど去年はこの時期(天皇杯ファイナルの前半終了時…)にバレーの観戦納めをしていたなあとか、3日間取材クルーのひとりとして記者席界隈のひとであったなあとか、そういうことと、自分が書いた一角を思い出したりしていた。

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ことしは1週早く、先週末、観戦の予定は終わった。先週末のうちの1日は、久しぶりに(おそらく4ヶ月ぶりか)記者として会場に赴いた。V2会場では記者席も記者会見も無かったし、撮影者としてオレンジのビブスを着けたらもともと中に着ていたシャツとのカラーバランスが非常に微妙になった。

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この週末は、そのときに取材した内容をとりまとめて形にするための作業を粛々と進めていた。それを粛々とというのが日本語として正しいのかどうかはわからない。ところどころ叫び声が入っている感じになっている、かもしれない。その昇華を以て、おそらくわたしの2018年も終わるのだろうと感じている。

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どうやったらサンガイアが勝てるんだろうかとか、どうしたらカピオにいっぱいお客さんが入るんだろうかとか、脳みそにフリータイムが現れる度に(そうじゃなくてタイムシェアしてでも、かも)そういうことをぐるぐる考える日々でもある。時系列に沿わないモノとかアーカイブとかを展開するべくnoteのアカウントを設けたところでもあるので(これも旅先で不意に)、そちらでも同時展開するところはこれからあると思う。

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