/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「春高バレー」を見に行った

f:id:dhalmel:20180104142127j:plain

1月4日~5日という日程で東京体育館へ行ってきた。例年は仕事始めにあたる時期なのだが、ことしはたまたまシゴトバのカレンダー設定で休みになっていた。年末のシゴトが終わってから、休暇中の過ごし方を考えているところで、急に浮上したのが、春高現地観戦、であった。

春高を最後に生観戦したのが、なんと7年前の準決勝だった。三羽烏っつーてたときで、柳田主将の東洋が残っていて、非常に人の往来が激しかった。その頃は、まだ東京に住んでいたので、春高を見に飛行機に乗ったのは今回初めてということになる。

前売り券が既に売り切れていたので、入れるものかどうか、ちょっとびくびくしながら現地に向かった。昼前に着き、ちょっと並んで当日券は購入出来たものの、中に入っても足の踏み場があるのかどうか怪しい状況だったので、一旦宿へ向かって荷物を置いて、行きたい店へ行って(その件はまた別エントリに書くかも知れない)それから戻った。

恐らく今回飛ぶきっかけになった東海大y…じゃなかった東海大札幌高校は、昨年ベスト4の高川学園(山口)と対戦した。ひとことで顕せない。もどかしい。だが、見られてよかった。そういう試合だったなあと。最終セットの終盤、サーブが炸裂し、22点まで追い上げたところで、ちょっとだけ、ほろり。

その後科学大高と大塚との試合も見る。大塚は流石だったが、科学大高にも、攻め手をつくれて渡り合った局面があったと思う。メインコートでそこまでを見てサブコートへ移動。仙台商-西原、別府鶴見丘-相馬、という、ふたつのはーとがうぉーみんぐする好試合を堪能し、終わったら時計が21時をまわっていた。この時間までというのはは久しぶりで、なかなかディープな観戦はじめになったなあと。

2日目は、初日に較べて若干広角(?)での観戦。試合ごとの応援席の往来に伴って、ちょぃちょぃ移動を繰り返しながら、いろいろな試合を見ていた。とはいえ、広角だから、個々の試合やプレイを掘り下げて、というわけでもない。

レオさんこと佐々木みき監督率いる大谷室蘭が登場した折に、ぎりぎりDコート側にいてその試合を見ながら、隣の崇徳-日本航空にしばしば目を向けていた。地力、というところでいえば恐らく崇徳が1枚上だったのだろうが、日本航空は応援席を含め終始たのしそうであった。この高校を見ていて(前日からしばしば遭遇してはいたのだが)、応援コールをプレイ間に限るのではなく、試合が続いている間、流れとして展開し、それによってチームをもりたてていくという手法があって、それもけっこう浸透したのだなあと思った(そういう応援を最初に見たのが2014のPOWER OF GREENだったなと遠い目)。賛否とか慣れとかそういうのはあるかもしれないが、少なくともこのとき見ていた日本航空に関しては、コートとスタンドとアップゾーンとでの相乗効果があったんじゃないだろうか。アップゾーン、けっこう踊っていたなあ…第2セット、僅差をモノにしてフルセットにもつれ込んだのには、見ていてかなり熱くなった。

女子も男子もラリーが長くなる傾向はあった。ブロックも良いチームは良いという感覚はあった。それだけに、じゃあ、どう打開するのか、どうポイントを取っていくのか、そこに(特定の誰というのではなく)決め手があれば、もっと戦えるのになあと思った場面がしばしばあった。北海道勢、東海大札幌も科学大高も、逆に「どうポイントを取っていくか」からつくってきている感がして(実はこれはヴォレアスについてもそういう感想がある)それはそれで見ている者をわくわくさせるのだが、もう一歩をどうつくっていくのかと。

久しぶりの春高生観戦、かなり盛りだくさんであった。天皇杯ファイナルで年が終わり、春高で年が明ける。春高で年が明けるようになってからも、けっこう時が経ったんだなあとも。

また何か別記事で展開するかもしれないが、まずは、Flickrに久々にアルバムを用意しようかと思っている。→あるばむつくりました 2018春の高校バレー | Flickr