/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

天皇杯セミファイナル@国際武道大学

1部大学巡りの最終日です(違)試合開始は11:00。
武大に向かう途中で寄った海ほたるで富士山を拝む。

その後、勝浦に着いてから武大に向かう間の道中でもこんなにいい景色。

左下はホテル三日月。「旅行けば三日月、ホテルみかーづーきー」、ってのは、上京して間もない頃に聴いたCMソングだったと記憶している。思えば遠くへきたもんだ、という感じに。つーか、武大さん、毎週ここから来ているのか!(;゜д゜)と軽く驚きと畏敬の念を持ちつつ現地へ。
けっこうゆったりと現地へ向かったので、到着したらもう始まりかけていた。

国際武道大学3-2大同特殊鋼レッドスター

25-17 25-15 23-25 21-25 15-10
B)10吉田 9橋本 1中村 2外山 12飯塚 4内山 L34古賀
D)9淡田 4倉田 8橋満 2川波 6辰巳 15小林 L11平井
着いてみれば、武大の体育館は3面くらい取れそうなけっこう広めのフロア。サイドライン沿いに3列の客席をしつらえてくださっていて*1、そこそこお客さんが入っていた。逆側を見てびっくりしたのだが、びっしりと立見の応援団。男子バレー部の控え選手は勿論、女子バレー部とかサッカー部(?)とかの面々もいるように見えた。かなりの大所帯。
その大応援の後押しもあってか、序盤2セットはほぼ完全に武大ペースで試合が進んだ。じわじわとリードを広げた武大が、大同の追随を許さずそのまま逃げ切る、というパターンであった。というか、大同、序盤2セットは何回ブレイクがあっただろうかという状態。なんとなくもつれる試合を想像したので、これは「移動時間と観戦時間が激しく噛み合わない試合になるのかな…」と一瞬懸念した。だぁかぁらぁ、1試合だけで大会組むのって、怖いんだよなぁ…と、つぶやきかけた。
★F
第3セットは大同が序盤5-1と抜け出し、その後も2〜3点のリードをキープしていた。辰巳の調子が徐々に上向いてきて、そこに武大の小さなミスも絡んでいた。武大は19-22から外山が踏ん張り、その後連続でのブロック、相手のミスなどで23-22と逆転。大同はたちまちピンチに陥ったが、ピンチサーバー斎藤が起用され、そこでしぶとく粘り、最後は小林のブロックでセットを取り返した。
第4セットも大同がリード。あああ、これはフルセットの流れかな、と思った。大同11-5のところで武大は橋本を#26佐藤速人*2にチェンジ。吉田がフェイントを決めてサイドを奪い、その吉田がサーブに下がると、ノータッチエースを皮切りに鋭いサーブポイントを3連続。結果的に武大はこのセットを取ることは出来なかったが、武大の畳みかける力が、徐々に強くなってきていることを感じるに至った。武大、このセットも1点差までは詰めたのだが…後半は辰巳が効いたなぁ。かなり。割と倉田より辰巳だった気がする。ここでは。
どっちが勝つかはさておき、フルセットになるんだろうと思っていたこの試合、やっぱりフルセットに突入した。武大は橋本を戻していた。最終セットは出入りの激しい展開ではあったのだが、コートチェンジ後、武大が一気に畳みかけた。この試合当たっていた辰巳がスパイクをアウト、武大14-10で迎えたマッチポイント、最後は外山が辰巳をブロックし、一気に試合を決めた。試合時間はちょうど2時間だったっぽい(余談だが、「あれ、この試合、ストレートで終わっちゃうのか…」と一瞬思った第3セット終盤時点で1時間だった)。
お互いのチームの面白いところを見ることが出来た試合だったが、チームの仕上がり具合、勢い、粘り強さ、全てに於いて武大にちょっと分があったような気がした。大同は敗れたが、それぞれの選手の状態は良かったように見えたし、これからチャレンジリーグ本番に向けてどれだけ上げていけるか…その状況によっては怖いリーグの立役者になりそうだ。

*1:駐車場も確保してくださっていたのだが、当日武大付近を通るロードレースがあって、武大に向かう通りが封鎖されていたので、なかなか車が上がってこられなかったのではないかと邪推

*2:ブロックラウンドの時はスタメンで出ていたような気がした