/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

今テレビで放映されているのは「バレーボール」のほんの一部

今日のグラチャンは、ほぼ試合のスタートから見ることが出来た*1。日本-ブラジル。最初ブラジルが大差で抜け出してどうなることかと思ったら、そのセットを日本が取るというところから始まった。結果的には敗れたが、明日もたのしく見られそうだ、という感じの展開に思えた。中継の合間に、服を着た清水と福澤が出てくる男子大会の番宣があったと聞いたが、見逃したっぽい。「愛の力で介の字貼り!」は、見たんだけどなぁ。

ところで、今みたいに地上波民放全国ネットでバレーボール中継がおこなわれているとき、「バレーボール」という言葉は、即、放映されているその大会とイコールである、という印象操作がされる。その文脈では「バレーボール」というのは、年に何回か行なわれる「お祭り」であるように思える。ぱーっと盛り上がって、大会が終わったら徐々にその熱狂からさめていく、ということを、ここ2〜30年くらい、何度も何度も何度も繰り返している。

これはさすがにマンネリだ、という向きもあるが、そうは言っても、やっぱりテレビ中継が展開されれば、普段バレーボールの話をしない家族や職場などでも、何か話を振られたり、いろいろ聞かれたり…ということはある。そのあたり、何だかんだいって、バレーボール界は「お祭り」を作るのが上手なのだと思う。

お祭りを演出するのは得意なバレーボール界ではあるのだが、最近気になってしまうのが、バレーボール協会周りまで、何かおおきな大会が開催される際に、総出でおおきな御輿を担いでしまうように見えることである。いかにそれが最高峰の国際試合で、日本がホスト国であるとはいっても、性別、世代、カテゴリ…いろいろな「バレーボール」は同時進行していることを忘れてはならないのだが(もちろん忘れているわけではないのだろうが)他の大会や活動に関して、どうも反応が遅かったり、置き去りにされたように思えることがある。

表に見えるところが盛り上がることはたのしいことだ。しかし、できることならば、いろいろとキニナル他の試合や大会に関する情報も、せめて「ちゃんと動いています」というだけでもいいので、きちんと伝わってきてほしいな、と思うのである。

…ということを、今ちゃんと書きたいなと思ったのは、大学バレーの魅力 | バレーボール日和 | スポーツナビ+の本文とそのコメントを拝見して思ったところと、最近各巡回ブログで取り上げられている、12月開催の「東アジア競技大会」代表選考に絡む情報が出てこない*2ことについてのもやもやと、がきっかけである。
現状のままでは、たとえば全日本インカレを強烈にプッシュしようと(新聞で何回か特集が組まれるとのことであるが)、大学強化を進めようとしても、東アジア競技大会の代表を応援しようとしても…すべてお祭りの影に隠れるどころか、お祭りが終わってからでないと、本格的に情報が流れはじめないのではないかと懸念するのだ。(否、今話題の中心にある、日本を代表するチームであるはずの、全日本の試合でさえそうだった。ワールドリーグプレーオフの件は、今思い出しても胸が痛い)。
これは、何か方策がないものだろうか。…勿論、祭りは祭りだから、盛り上がっていけば良いし、その中心に向かって交流や議論や応援が繰り広げられればいいのだが、その周辺にある小さい光も、ぽっぽっと点いていてほしい、のだが…

今後もしばらくはグラチャンの盛り上がりが続く。それを見つつも、気になるいろいろな「バレーボール」を、ちゃんと追っていきたいな…と思う。

過去に書いたもの(思い出したら追記する)

*1:20時前にTV点けた!あれ、もう始まってる…と思ったら、最近よくある19:56スタートだったのですな

*2:代表選考については徐々に情報が出てきているが、その内容については出来れば別記事で触れたい