/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

グラチャンたけなわではございますが

グラチャンたけなわで手が回らないのかも、だが、東アジア競技大会(12月、香港)の開始も迫っているのである。JVAサイトにメンバー等はまだ発表されていないが、監督と3人の選手を送り出すFC東京のサイトでその件についてリリースされていることを、ばれにゅ☆どっとねっとさんの記事経由で知った。

実は、JVAサイトには、この大会の日程が「12/5(土)〜12/13(日)」と書かれている。おや?

FC東京さんのリリース記事をじっくり読んだ。そしてそれぞれのコメントには非常に心を動かされた。吉田総監督のコメントを、ちょっと長めに引用する(強調:dhalmel)。

私たちが全日本チームへの推薦を打診された当初は、大会日程がプレミアリーグの開幕2試合と重なってしまうため、辞退するという選択肢もありました。しかし、チームスタッフや坂本監督と協議した結果、選手のバレーボール人生をトータルに考えた場合に貴重な経験になること、また、残りのプレミアリーグ26試合を戦ううえでも、全日本での活動がプラスになると考えました。

東アジア競技大会は、非常に難しい時期に開催される大会である。人選も非常に難しい。「全日本」で監督として采配を振るう吉田総監督のコメントにもあるとおり、プレミアの開幕週とかぶっているし、大学生は1年の総決算・全日本インカレの真っ直中であり(現在グラチャンに参戦している3選手は大会終了後にそれぞれのチームに戻り、残り1週間という制約の中で急ピッチに調整を進めていくことになる)。殊に、FC東京にとっては初めて戦うV・プレミアリーグの開幕週である。このコメントをどう解釈するにしても、チームとかスケジュールとかそういうものを越えた、このひとのバレーに対する崇高な思いを、このコメントに見た感はある。読むごとにじわじわくる。

この大会のメンバーには高校生がかなり選ばれているという。「高校生+プレミアチャレンジ連合*1」という不思議な構成のチームになっている(そのあたりは続々・第5回東アジア競技大会 - Stay Foolishに詳しい)のだが、それはそれでこの時期に非常におおきな意義があるのだろうな、監督のコメントに引き続き書かれている3選手のコメントを見て思った。ひとつの目標を掲げて、限られた条件の下、バレーボールを究めて研ぎ澄ませてきた選手たちである。きっと、相互にいい関係、いい刺激があるのだろう。
当方がこのブログを始めて、まだV・チャレンジリーグの試合を見たか見ないかという頃に「この人があと10cm背が高かったら即全日本」とコメントをいただいた選手が、ついに日の丸を背負うんだな…という感慨はある。その日の丸がノースリーブかどうかは、この際措いておく。

*1:チャレンジのメンバーはもう少し選びたかったのだろうけど、シゴト抜けられないとかそういうのはあるのかなとか