/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

選手層が厚いとは

日曜日、チャレンジマッチが終わって帰宅して、V・プレミアリーグのセミファイナル結果を噛みしめた。
豊田合成に関するコメントやブログエントリを拝見して非常に印象に残ることばがあった。

北川は「3連戦の最後で誰ひとり体の切れがなかった。これが選手層の薄いチームの課題」と涙ながらに話し

豊田合成・松田監督、夢断たれガックリ(サンスポ)

来年はセミファイナルすべてを万全で戦える体力を。レギュラーラウンドを色々な選手を起用しながら勝てる選手層の厚さを

セミファイナル 東レ戦|北川祐介 official blog powered by ameba

あら両方とも北川せんせーのコメントだ。

しかしン年来の合成セピアファンとしては、合成に層が薄かったと言われちゃうとなんだかなぁと思っちゃうわけなのである。ことしは、積年のセピアメンバー(謎)が、それぞれリーグ戦で立ち位置を見つけて持ち味を出し始めた記念すべきシーズンだったんだがなぁ、個人的には。結果論かもしれんが、セッターの使い方、使い分けも、かなり長期戦を意識したつくりであったと思うしなぁ。

それから「選手層が厚い」というのはどういうことなのだろうかと考え始める。
「選手層が厚い」は、「選手が多い」とイコールではないというのは重々承知している。
キモは、誰が出ても同じように活躍が出来る、とか、同じような力で戦える、とか、そういうことなのか。それが「選手層が厚い」状況である、ということになるのか。

しかし、試合をする状況というのはチームの置かれた環境によっても違う。チームに必要な「層」というのが、トーナメントの連戦勝負に耐えうるための「層」なのか、リーグ戦の長丁場に対応できるだけの「層」なのか。場がチームにとって格上なのか格下なのか。いろいろ…

今回男子のチャレンジマッチが、本格的に久々の「入替ま戦」になっちゃった背景には、それぞれのリーグを戦うために必要な「層」の違いがあって、その違いを埋められなかったというのがまずあったのではないだろうか。チャレンジリーグの多くは、チャレンジマッチに出たチームより「出てくる」ことを期待されたチームも含めて、ベンチに入る人数の選手が全員活きる間もないことが少なからず…

翻って、V・プレミアリーグのセミファイナル最終戦で活躍した選手の名を聞いて驚いたのは、普段出番が無い(状況によってはベンチにも入らない)選手ばかりだったからである。冒頭の北川せんせーが言及された点と密接に関係がありそうなのだが、残念なことに、当方、この日の東レ戦録画をまだ見られずにいる。

追記:連戦と選手層について考えていたら思い出した記事

木村監督「(第3セット千々木を下げたが?)残したい気持ちもあったが、3試合やって疲れていた。リーグ戦もあるし正直休ませたかった。

黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会3日目 | 「中大スポーツ」新聞部ブログ ~劇闘中大!中大から大学スポーツを熱くする~ | スポーツナビ+

そしてこの日の交代選手を思い出したら思い出した記事

明石「(略)吹っ切るための道具として自分を使ってもらえれば、それがチームに一番貢献できる形なのかなと思う」

秋季関東大学バレーボールリーグ戦 | 「中大スポーツ」新聞部ブログ ~劇闘中大!中大から大学スポーツを熱くする~ | スポーツナビ+

はい。開幕まであと2日です。ことしの中央は選手層がえらく厚くなったとな。