/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

関東大学リーグ最終日

男子1-3部、女子1-2部、いずれも本日が最終日。
男子1部、日体は今季最初で最後なのだなぁ。日体で1試合しかないというのは近年珍しい。
→かんけつ。Univ2010Autumn|秋季大学リーグ | Flickr

1部@日体(11:00-)

国際武道大学3-2専修大学

25-15 19-25 23-25 25-21 15-12
B)27奥中 1吉田 3橋本 14高志保 11佐藤 35王 L23古賀
S)16上村 13端場 2井田 1栗山 4中村 3石川 L14杉本
2位争いの中心部その1。…にしてはえらく大味な展開。大味だけどフルセット、そんな展開。
いちばんふしぎだったのは、武大がしばしば栗山をノーマークで打たせ(→コンナカンジ)、しかしながらそれをしっかりディグして繋げていくところ。
ファイナルセットは武大のブロックが非常に効いた。最後は佐藤が決めた。これで、武大はこれまでの最高順位・4位を上回る「2位」へ大きく近づいた。

法政大学0-3筑波大学

21-25 23-25 14-25
H)17佐藤 14高田 13金澤 8田中 12平井 1尾形 L18早瀬
T)14矢野 7佐々木 6木原 1椿山 19久原 17出耒田 L11白石
筑波はジュニアの3人が帰ってきての最終戦。留守番組がつくってきた土台に、帰ってきたメンバーが加わってそのスタイルを発展させていた。筑波は台所が苦しい中、しっかり戦い抜いて、最終戦をストレート勝ちで締めた。

中央大学1-3順天堂大学

19-25 19-25 25-22 24-26
C)27石井 8千々木 4長山 3辰巳 10白岩 11岡村 L2高橋賢
J)4渡辺俊 30佐野 27伏見 2山田 7伊藤 29細中 L24渡辺光
春に続いて秋も最終日にこのカード。しかし、どちらにとってもこのシーズンは首をひねりながら見てしまうところが多かった。それぞれに迷いの中でこのリーグを終えようとしている。せめて最終戦くらいはびしっと締めたいところである。順大がジュニア帰りの伏見をスタートから起用したのに対して、中央の傳田はベンチスタート。
第1セットの立ち上がりは中央がリードするも、順大はすぐに伊藤ががしがしと決めるなどして、中盤以降は逆にリードする展開。途中中央のミスなども続き順大が先取。
中央は第2セット、岡村に代えて傳田投入。そして長山と前後を入れ替えた。このセットはずっと一進一退の展開であったが、中央18-17から順大が7連続得点。佐野のサーブが続いた。一気にセットポイントまで至ったところでサーブミスするも、最後は山田が綺麗に決めて順大が2セットを連取した。
あとのない中央は第3セットのスタート、かなり「手を入れてきた」。白岩に代えて渡辺を入れ、長山のところに岡村を戻した。さらにローテーションをずらし、このセットは岡村サーブからのスタート(岡村→石井→千々木→傳田→辰巳→渡辺)。立ち上がりは伏見のブロックやらサーブポイントやらで順大が一気に抜け出したが、その後中央も連続得点で追いつき、更に徐々に点差を広げていく、というこの試合では初めての展開。終盤順大が2点差まで追い上げたが何とか振り切り、中央が1セットを返した。
第4セットは順大が先行するが、終盤は1点を争う展開に。デュースに持ち込まれたが、最後は中央にミスが続き万事休した。今年もういちど対戦はあるのか。あるとすればそれは何処でだろうか。

日本体育大学3-1慶應義塾大学

17-25 25-17 25-23 25-22
N)2袴谷 32田井中 11小林 22山本 21黒木 10梅野 L1名内
K)26間宮 23村上 6藤井 28岡田 27星谷 1小池 L24中出
隣のコートとほぼ同時進行だったので、あまりちゃんと見られなかった(来シーズン2チーム増えて、更にそういう試合が増えそうなのが気懸りである)が、遠くから感じているだけで、熱く、そして暖かいものが伝わってくる試合であった。
慶應はさきに怪我から復帰していた星谷に加え、ジュニアから岡田が帰ってきた。日体もジュニアから戻ってきた田井中がスタメンに名を連ねていた。もうちょっとしっかり見たい試合だった。

東海大学3-2明治大学

25-19 19-25 25-18 14-25 15-7
T)1八子 12塩田 15小澤 23星野 11安永 25深津英 L20大矢
M)7佐々木 27新 28大塚 16澤田 3関 2田辺 L1芳賀
本格的に見始めたのは途中からだったが、本当に息を呑む好ゲームであった。東日本以来、久々に東海が青ざめる展開となった。しかもフルメンバーの東海がであった。明治はほんとうに気持ち良かった。第4セットはあまりにも気持ち良すぎて怖かった。東日本インカレ決勝の第3セットを思い出した。あれが第3セットで今回は第4セットだったというのはあとで気がついた。
明治が気持ち良かった第4セットを経てフルセットに突入したが、最終セットはとにかく東海が一気に走った。最終戦に相応しい試合で、このリーグは締めくくられた。
最終順位および個人賞
2年ぶりに迎えた秋季1部の閉会式。市川会長の挨拶はとても心に沁みた。ジュニアの栄冠を讃え、4年間の日々とその後の人生について考え、そしてまた、大学バレーが続いていくことを、聞く側も深く心に刻み込んだ。

2部@駒澤二子玉川(10:00-)

2部は1部より少々早く終わっていたようで(始まるのも早かったわけではあるが)。閉会式の挨拶で、2部から昇格した専修が1部で上位に食い込もうとしていることが嬉しい、という言及があったという。

東京学芸大学3-2青山学院大学

学芸は3位でこのリーグを終えた。記憶が確かであれば、この順位は過去最高ではないだろうか。

3部@山梨(11:00-)

東洋大学0-3産業能率大学

最終順位および個人賞
4シーズンぶりに優勝チームからベストスコアラー賞が出た。山梨大#4・中島知春。実は足工大附で大木の対角に位置したWS。2部との入替戦に進出するのは、この山梨大と2位の産業能率大。