/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

東日本インカレ2日目

新装間もない墨田区総合体育館に行ってきた。噂に聞いていたとおり、非常に快適な体育館であった。駅からのアクセスも良いし、明るいし、広いし。今後行く機会が増えるとありがたい。
更に試合の感想も盛りだくさんになりそうなので、ちゃっちゃと書き始めることにする。→2010EastInColle|東日本インカレ | Flickr

本日男女ベスト8が確定

男子

関東1部7チーム、2部1チーム。早稲田は、2回戦で法政に勝ち、そのまま勝ち上がって来た。1部昇格組の筑波、専修は、それぞれ惜しいところまで行ったのだが…

女子

女子は東北学連から唯一尚絅(しょうけい)学院大学が勝ち残った。東北福祉大学東京女子体育大学にフルセットで敗れた。

本日の試合

墨田で見た試合についていろいろ(追えていないチームあり…)。
墨田のコート配置は、入口側から見てこんな感じ。入口、入ったところがA、くらいの感じ。

Dコート(サブ) A(メイン) B(メイン) C(メイン)

各コートエンド側に客席があり、更にその外周にランニングコースがある。AとDの間には壁(隙間はあるので、たとえばD側からA手前のアップエリアが見える)があるが、基本的に一直線。ということに、第1試合が終わってから気がついたので、それ以降はたまにサブコートに行ったりしながら並行で見ていた時間のほうが長かった。以下、見られた試合についてつらつら。

(2回戦)中央大学3-0亜細亜大学

25-23 25-20 25-13
C)12高橋駿 10白岩 4長山 3辰巳 14渡邉 11岡村 L2高橋賢
A)25中保 2鈴木 8鎌田 4西田 9吉田 26鳥谷部 L23小林
前日不戦勝で本日緒戦の中央。双方ともキャプテン不在で背番号2の選手がキャプテンマークを付けていた。序盤は亜細亜がサーブで効果的に攻め、競り合う展開に。第2セット、競り合いからピンチサーバーで出た(今季この試合で初登場!)#7明石がサービスエース、ワンポイントブロッカーで出た#21傳田がブロックを決め、後半ペースを掴んだ中央が、第3セットにはリードを広げた。後半は辰巳→#27石井、高橋駿→#9横村の二枚替えでそのまま。

(2回戦)筑波大学3-0大東文化大学

25-14 25-13 25-13
中央-亜細亜が終わったらサブコートを探そう(実際には前述の通り非常に近かったのだが)と思ったら、ちょうど通りがかりのAコートで第2試合が始まろうとしていたので見始めた。このコートは第1試合が東海、えらく進行が早かった。
筑波のスタメンがおよよよよ、というのは、昨日拝見した記事でなんとなく感じていたのだが、感じていた以上におよよよよだったので書き出してみる。

16李 1椿山 20前田*1
19久原 2山根 7佐々木 L11白石

こういうオーダー。しかも、リベロは山根(MB)と李(WS)のところに出る。この試合、筑波は黄色いユニフォーム(リベロが緑)だったので、まっきっきーな時が多かったなぁという感(大東は濃いおれんじーだったので原色がやや目に痛く)。
椿山は前から後ろから打ちまくる、ということになるのだが、この試合では、2部で見たような、どんどん椿山椿山でどん詰まりになっていかんともし難くなる、という局面を極力避けられるんじゃないのかな、という手応えを感じたところではあった。佐々木が良かったというのもあるのだが。

(2回戦)専修大学3-0立教大学

25-20 25-13 25-15
S)16上村 13端場 2井田 1栗山 4中村 3石川 L14杉本
R)13田上 5北森 4大井 14清水 18引地 15中村 L7真貝
立教自信なす。…この試合は、最初と最後しか見ていない。筑波をそこそこ見てから再度この試合を見たら、メンバーが替わっていた。栗山→#23長友とか、中村→#5簑島(だっけかな)とか。

(3回戦)東海大学3-1筑波大学

30-28 25-17 23-25 25-22
To)35鶴田 12塩田 15小澤 2深津貴 22阿部 25深津英 L20大矢
Ts)7佐々木 20前田 1椿山 16李 19久原 2山根 L11白石
第2試合(筑波-大東文化)終了後、当然東海はすぐコートに出てきて練習を始めていたのだが、筑波もすぐにユニフォームを着替えて練習を始めていて驚いた。インターバルがそんなに無いのかと思ったが、ほかの第2試合組のチームはそこそこ経ってからだったようにも思えたわけで。
昨秋リーグ以来の東海-筑波戦*2、第1セットはとにかく鳥肌が立ち、息つく暇のない展開であった。東海も筑波も攻守ともに力のこもったプレイを繰り広げた。殊に筑波コートへのボールの落ちなさに驚いた。見ながら「とても高レベルの試合…で、なんで筑波は2部におちたの?」という声が聞こえた。
第1セットはデュースにもつれこみ、もつれ込んだ後も一進一退の展開となった。28-28から東海は小澤が決め、セットポイントで山根のスパイクがアウトになって決着。
第2セットは筑波にミスが目立ち始めてしまい、東海の連続得点となる場面が増えた。筑波はセッターを一時期矢野にスイッチしたり、山根を1年生の#21田城に代えたりして流れを変えようとしたが、このセットでは効果が出ずにすぐに元に戻している。既に椿山に疲れの色が見え始めているのと、この布陣であっても椿山無双にならざるを得ないところに筑波の辛いところが見える。
第3セットは…中盤まで↓の試合や↓↓の試合を見ていたりしたのだが…序盤東海がリードしていたが、筑波がじわじわ追い上げ、逆転して取り返していた。
第4セットは筑波が若干リード。20点時点でも2点のリードを保っていて、フルセット突入の期待もなきにしもあらずだったが、筑波21-19から東海がじわじわ追い上げる。阿部が決めて1点差とした後小澤のサービスエースで同点。ここで筑波がタイムアウトを取り、続く小澤のサーブミスで1点抜け出したものの、そこから東海が4連続得点。最後は筑波のミスが続いてしまった。
ここまで東海が「見えた」のも久々だっただけに…続きは、夏が終わった後だろうか(ところで出耒田は怪我か何かだろうか…ベンチアウト組にも見あたらず)。

(3回戦)中央大学3-0東京経済大学

25-9 25-19 25-14
第1セットスタートは2回戦と同じ…だったと思う。大量リード…というところは遠くから見ていた。
壁の向うから戻ってきた時には第2セット中盤だったのだが、出ていたメンバーを見てびっくり。第1試合途中から「いろいろやろうぜ」気味ではあったのだが、いつからか(おそらく第2セットのアタマから?)スタメン総入れ替え。いつぞやの天皇杯予選で聞いた「にっじゅさーん、にっじゅしー、にっじゅごー」を思わせる布陣になっていた。
24森 25早坂 9横村*3 22新井 7明石 21傳田 L19山香
第2セットはしばし競ったようだが、第3セットはまた大量リードを広げていた模様。東経大といえば代わったリベロのおにいさん…(は、卒業したんだっけかとか、月バレに出てたことがあったなとか)。

(3回戦)順天堂大学3-2専修大学

25-27 25-21 25-22 24-26 17-15
第2セットを少々、と第4セット後半以降を見た。なんだかじわじわとこみあげてくる試合だった。筑波-東海は熱戦だったが、こちらは温度が高いというよりは密度が濃いという感。順大はやっぱり伏見の存在感が半端ではない。
順大2-1で迎えた第4セットは、中盤から栗山に代えて#23長友を投入した専修が、そこから徐々に形勢をひっくり返し、逆転でとってフルセットにもつれ込んだ。
若干代わっているのかもしれないが代わっていないような気がするので第5セットのスタート時点のメンバーを書いておく。第5セットは専修からのスタート。
S)16上村 13端場 2井田 1栗山 4中村 3石川 L18國弘
J)19阿部 29細中 20竹浪 7伊藤 27伏見 30佐野 L10小川
専修は現時点でベストと思われるメンバー。順大は全て3年以下。定例交代?で、#13矢口、#8高橋が出てくる。スリーではなくてツーセッター。
序盤は順大が伏見の攻撃などで一気に5-1とリードを広げ、8-5でコートチェンジ。専修は必死に点差を詰めずに持ち堪え、途中で栗山に代わって入っていた長友が渋いコースに決めて1点差を詰める。しかし順大が14-12とマッチポイントを迎える。ここで、セット序盤には力が入っていてミスをしてしまっていた端場が思いっきり打ち抜いて差を詰めると専修はワンポイントブロッカー#19孫を投入。ここでまた、レフト側でブロックに跳んでいた端場がシャットし、専修がデュースにもつれこんだ。
専修は15-15で栗山が戻った。限りなく可能性を感じる展開ではあったが、最後は伏見が豪快に打ち切った。
ファイナルセット中盤で伊藤が足を痛めたか?つったか?という感があり、試合後入念にマッサージをしていたが、どんな感じだろう…今後に向けて気にかかる。
この試合も熱かったし、秋の1部がまた楽しみになったわけだし、怖いし。

*1:第3セットは14矢野

*2:メンバーが大幅に変わっているのはさておき

*3:こんどはMB