/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

相撲に触れての「新規」みたいな話

今年の振り返り、みたいな記事を、拙ブログでは毎年12月中旬くらいからやっているのだが、今年は全然それが進んでいない。なにせあんまり「活動」していないわけで…

きょうからちょっとずつ書く(ぜんぶは書かないと思う)。

ことしはコロナ禍だのなんだのかんだのいろいろあったので、ここ数年とはかなり毛色の違う年になった。自分でもびっくりしているのは、ことし突然相撲を見始めて、だんだん解像度が変わってきたことかもしれない。

恐らくここでも何度となく書いているんだが、生まれてから半分以上の期間、相撲は見ている。ゆるくゆるく、そのときそのときのことを憶えている……つもりだった。そういえばVリーグを見に遠くに行った際にいろいろ終わったのが18時前で、投宿先でいきなりNHKをつけて見ていた……などということも、あった。

たぶん雲行きの変わったきっかけは3月だったのだと思う。見るはずのものや予定がことごとく流れ、リアルタイムに見られるものが相撲だけだった。なので、ゆるく見始めた。その後、通勤の混雑を避けてということで、出勤時間が1時間早まった(これは現在に至る)。退勤も上手くいけば1時間早いわけで、5月は無かったけれど、7月からはほぼ毎日中入り後を見られる状況になった。7月は照ノ富士が久しぶりの入幕で幕尻優勝を果たし、その後わたしは久しぶりに月刊「相撲」を買った。かつて読んでいたときよりもずっと薄くなったが一気に読み切った。

本来(?)であればそのあとに夏巡業がある頃合いだが、ことしはそれもままならない。確か前年は札幌での巡業があったが、同じ時期にV-THEATERがあって、旭川に行っていたのだったと思い起こす。

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V-THEATERを開催している旭川・大雪アリーナ(撮影は2020年9月)。横にあるのは4横綱勢揃いの折の板番付、ヴォレアスパネルの影にあるのは北の富士化粧廻し

実は9月、11月とも、是非国技館でナマの相撲を見たいという思いはあった。見られれば10年ぶりだった(2010年秋がいちばん最近だったかな)。結局、東京に行くこと自体に決心がつかずにキャンセルした。

ここのところ、なんだか初めて何かにハマった人のように、いろいろな情報や写真や動くものや動かないものを追っている。久しぶりに見るようになってから、未だ何らかの媒体を通じてではなくその空気を味わうことが難しいままであるから、どうしてもいろいろなコンテンツを追ってしまうのであるが、そこで、どうしても、「きょねんまでは普通にあったけれども、ことしはそれが難しい」ものの存在にぶち当たってしまう。巡業やら、場所入りの写真やら、各部屋が催すパーティーやイベント(この時期だと、もちつきもあった)の様子やら。ソレ……コロナ禍がきっかけで相撲を見るようになったという要素はいっぱいあるのに、なぜか、自分が見ていたわけではない「その前」を懐かしがったり羨ましがったりしてしまう。しばらくぶりに「新規」みたいな状況にぶち当たっている感じがする。そして実はそれを愉しんでいたりもする。

いろいろなことが普通におこなわれるようになったら、そこで自分の中での時間やリソースの配分は変わるのだろう(働く時間も元に戻るのかもしれないし)。そうなったときに、自分と相撲との距離感がどうなるんだかわからないが、ことしに入っての、この数ヶ月は、とても不思議な時間だった。

来年見たいものは、いっぱいある。あのひとがそうなっているすがたとか。来年こそは、生の迫力というものを、その場で味わえる機会があればいいな、しゃしんも撮れたらいいなと思いながら、今は筋肉のつきかたを見て絵を描くというようなことをしている。

20100717|Dohyoiri

↑その2010名古屋場所にて。偶然見つけたが鶴竜が若い!

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