/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

東海大学札幌校舎、2年連続のベスト16へ

2年連続してシードを確保するのは難しいことだ、と、トーナメントが現在の形式になってからずっと思っていたが、東海札幌がそれをやり遂げた。ほんとうに嬉しいことである。
明日は中央大学と4回戦を戦う。2年前の全日本インカレ、昨年の東日本インカレに続き、最近では3度目の対決である。ここまで来たのだ。なんとか中央に対峙できてさらに超えて行ければと思っている。個人的には少々困ってはいるが、何にせよわたくしも道民のはしくれとして、北海道の大学バレーを愛して応援する者として、明日は引き続き東海札幌を応援することとする。中央すまぬ、また追って。

以下、本日観戦した2試合についてメモを残す。

[G1/2回戦]東海大学札幌校舎 2-0 愛媛大学

25-20 26-24
E)44古鎌 16向 12濱田 9馬場 15萩山 19松井 L28福井
T)11横山 9一刀 7笠原 3河西 20山本 15奥田 L27藤村
これが緒戦の東海札幌と、開幕以来、既に8セットをこなした愛媛。うち3セットは、2日前の北海学園戦だった。愛媛は粘り強く創造性があって見ていてたのしいチームである。なんだか試合前にいろいろ考えを巡らせていたが、巡らせれば巡らせるほど、非常によく似たチームなのかも…という感がしてきていた。機動力のあるWS、左利きでシャープなOP、その地域では負け知らず…的な地元の雄、次週の天皇杯ファイナルにも登場予定、など…。どんな展開になるのだろうかとは思っていた。若干固くなりながら見始めた気がする。

第1セットは東海札幌が序盤の競り合いから一歩抜け出した。すさまじいラリーが続くのはほぼ予想通りだったが、なんと言っても東海札幌のブロックが非常によく効いていた。サーブも効果的だった。第2セットは息を呑むシーソーゲームとなったが東海札幌が首の皮1枚逃げ切った。マッチポイントで投入されたリリーフサーバー#5長瀬がラリー中何度となくすばらしいディグを重ね、それが逃げ切る原動力となった。
東海札幌が勝ったが愛媛もとてもすばらしい戦いで、見ていてとてもたのしかった。

[G3/3回戦]東海大学札幌校舎 2-0 関西学院大学

30-28 25-18
K)17藤岡 20戸上 1上野 22安田 13東田 9黒木 L19外山
T)11横山 9一刀 7笠原 3河西 20山本 15奥田 L27藤村
関西学院は前の試合で福島大学と対戦し、ストレートで勝ち上がった。福島のセッターは#6神園(1年、札幌藻岩。お兄さんが岩教…すよね)。もうちょっとで藻岩セッター対決だったんだなぁと気がつく。

それはさておき。
タフな試合だった。第1セット、それでもリードする東海札幌。手に汗を握った。それぞれの引き出しがちゃんと遣えている感じがした。24-20とセットポイントを握ったところからデュースになり、更に逆にセットポイントを握られたときには非常にどきどきしたが、なんとか手詰まりしかけたときに相手のミスもあり、辛うじてセットを取ることが出来た。
第2セットは序盤関西学院がリードしていたのだが、13-13と追いついてからは、東海札幌がたたみかけるようにしてリードを広げていった。最後は山本がブロックポイントを決め、当初のビハインドを忘れさせる勢いで東海札幌がストレート勝ちを収めた。
[これは24点目、一刀サービスエース]