/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

北海道大学秋季リーグ最終日

本日は全日本インカレの抽選関連についても書くので巻きで(巻けるもーんか、巻けるもーんか)

1部5-6位と2部1-2位

旭川医科大学(2部2位) 3-0 北海道教育大学旭川校(2部1位)

25-14 25-20 25-18
旭教)8池谷内 2鱒沢 3佐藤 6三船 9高瀬 11品田 L4松坂/7浦山
旭医)17霍田 5福島 2田中 6大平 7加藤 4橋本 L1河原
結局旭医がぜんぶもっていってしまった。鮮やかに駆け抜けていった。

北翔大学(1部6位) 3-2 北星学園大学(1部5位)

18-25 20-25 25-22 25-21 15-8
北翔)8工藤 7小野寺 5坂口 9クック 10種田 1山田 L3福井
北星)6山本裕 5木島 9江幡 12内田 1内海 13高 L4高山
来季は2部で戦う同士の対決なのだが、どことなく双方になんともいえない吹っ切れた感があって、試合自体はとても面白かった。
序盤、北翔はクックが全力でジャンプサーブをぶっ飛ばしてきて*1リードするが、北星がすぐに山本のサーブポイントなどで追い上げる。中盤以降はじわじわとリードを広げた北星が先取。第2セットも同様の展開にて北星が連取した。
このまま試合が流れるかと思われたが、第3セットからはじわじわと北翔のペースになっていく。14-14の均衡からクックのサーブポイントを皮切りにブレイクを重ねた北翔がリードを広げて第3セットを取ったと思ったら、第4セットは序盤から北翔が走る。一時は20-11までリードを広げた。北星はここからもがきながらも粘り、3点差まで詰めたが、北翔が振り切ってフルセットへ。
ファイナルセットは第4セット終盤からの流れで当初北星がリードした。見る側も頭を傾けてよじってみるような難しい二段を高が豪快に決めて5-3。しかし、ここから実に北翔がコートチェンジを挟んで8連続得点。なかなか止まらない。最後は北翔山田のサーブが豪快に突き刺さった。
なんというか妙な余韻の残る試合であった。来春はどのようなかたちで見られるか…それぞれあたらしいチームになるのだろうし。おっと、その前に全カレも控えているし。両チームとも。

1部上位リーグ

北海学園大学 3-1 北海道教育大学岩見沢

25-18 25-21 22-25 25-21
北海)16高山 13鈴木 2三上 4斉藤 5曽泉 6坂本 L3高木
岩教)8逢坂 2神園 3大賀 9伊藤 6増子 4浅井 L7山崎
前の試合を見ていた場所近辺に、岩教の応援団が大挙して詰めかけていた。既に優勝を決めている女子の試合はこのあと第4試合。岩教の在学生がリーグ戦に詰めかけて熱く男女チームを応援する光景は、大会の後半になればなるほど強く印象に残る。
春もこのカードで締めだったなと思い起こすが、そのときとは微妙に状況が異なる。現在の順位は岩教が3位、学園が4位。これは緒戦の結果そのままに、である。昨日も書いたが、もし学園が3-1までで勝ったら、最終順位は逆になる。
序盤2セットは、いや、3セットも途中まで、学園が主導権を握り、リードする展開だった。第3セット学園15-13から、この日もリリーフサーバーで存在感を示していた#1曽我部が坂本に代わって入り、サーブを打った後もそのままコートに残った。学園は4年生がコートに勢揃いした状態で、更に得点を重ねて20-16。
しかし岩教もここから粘った。連続ブレイクで一気に同点に追いつくと、その後は攻勢に転じた。何と言って良いかわからないくらい胸がドキドキした。戻すのか、戻さないで、でも、どうなんだろうこれは…声にならなかった。終盤一気にまくった岩教は最後浅井が曽我部をブロックして1セットを取り返した。
試合の行方すらひっくり返りかねないくらいの状況になった第4セット、学園は斉藤の2連続サーブポイントなどでリードを広げた。しかし岩教も神園の技巧的なアタックなどでじりじりついていく。どちらも、それぞれの選手がみんなそれぞれの場面で光を放っていた。学園がリードしてはいるがそのリードが微妙に拡がらないところで進んでいった試合は、最後サーバー斉藤の豪快なサーブポイントで終了した。これで最終順位では学園が3位に滑り込んだかたちとなる。
試合が終わったらなんだかおなかがすいたでのぉ…(というのをストレートに口にしてしまうような試合は久しぶりかもしれない)。次の試合のアップを間近で見ながら、ちょっと遅いおひるごはんをぱくぱくしながら、ふと視線を向けた先で、両チームの4年生が一緒に記念撮影をしていたのを見て、また心が温まった。岩教はスタメンの過半数が4年生。エースを欠く中、非常に心に残る戦いを続けた。

東海大学札幌校舎 3-1 札幌大学

25-17 25-23 21-25 25-22
札大)9小野寺 3出崎 7石田 6石井 4山川 8松田 L13岩渕/14小山内
東海)15山本 22奥田 7笠原(4S:11横山) 9一刀 12森本 3河西 L6徳本
おなかはちょっとだけふくれたが、カメラの調子も悪いし、なんか前の試合の余韻は残ってるし…という感じで、3列構成の客席の最後尾で座って見ていた(サーバー確認するときだけちょっと立ったり)。座って見るのであれば、最後尾が比較的見やすい、かもしれない(と書いてどこかを思い出したと思ったら…専修か!)
どのセットもそれぞれに攻防が見られて面白かった。セットカウント東海札幌の2-1で迎えた第4セット、東海札幌がリードしていたが、終盤に入って札大がリリーフサーバー角井のところで差を詰める(このとき東海札幌がタイムアウトを取ったのだが、そのときに聞こえた「びびってんじゃねーよ」という叫びに、今まで感じたことのない激しさを憶えた。どちらから聞こえたのかわからないが)。20点のところで札大が出崎のアタックで同点に追いつき、以後はサイドアウトの応酬となったのだが、東海札幌23-22から河西が決めてマッチポイント、次のプレイでセットは出崎にあがったが、セットが流れて打ち切れず、万事休した。東海札幌は秋季も全勝でリーグを締めくくった。

1部最終順位

  1. 東海大学札幌校舎
  2. 札幌大学
  3. 北海学園大学(ここまで表彰対象)
  4. 北海道教育大学岩見沢

下位リーグ順位

  1. 旭川医科大学
  2. 北海道教育大学旭川校(ここまで来季1部)
  3. 北翔大学
  4. 北星学園大学

1部各種個人表彰

春と同様に。受賞者(強調)は東海と学園だけなのですが、実はこうでした、と。

スパイク賞(スパイク決定率)
  1. 一刀正和(東海札幌2/#9)63.4%
  2. 浅井翼(岩教2/#4)62.7
  3. 出崎大喜(札大3/#3)58.7
ブロック賞(ブロック決定本数)
  1. 森本隆浩(東海札幌2/#12)1.06本/S
  2. 浅井翼(岩教2/#4)0.82
  3. 奥田基嗣(東海札幌1/#22)0.69
サーブ賞(サーブ効果率)
  1. 一刀正和(東海札幌2/#9)27.6%
  2. 河西智洋(東海札幌3/#3)23.7
  3. 原田拓歩(岩教1/#5)23.5*2
猛打賞(アタック決定本数)
  1. 斉藤寛人(北海学園3/#4)101本
  2. 出崎大喜(札大3/#3)71
  3. 高晃平(北星3/#13)64
レシーブ賞(サーブレシーブ成功率)
  1. 河西智洋(東海札幌3/#3)67.6%
  2. 一刀正和(東海札幌2/#9)64.9
  3. 和田拓也北海学園2/#10)60.0
セッター賞

山本貴大(東海札幌1/#15)

リベロ

高木祐輔(北海学園3/#3)

ベストサポート賞

札幌大学

*1:この試合を通じてよく攻めてきた

*2:鶴。