/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

チームはなんにんなのか

昨日twitterで追いかけていた話題について、考えを巡らせている。ちょうどまとめられていたのでそのURLを紹介しておく。
荻野サントリーの今シーズンを評価する - Togetter

最近twitterに参加された市川忍さんから投げかけられた質問について、ばぼったーな方々からいろいろな見解が飛ぶ。TLを追ってそれを見ながら、「Vリーグで、ここまでまんべんなくベンチ入りの選手を遣って成果をあげてきた」チームって、そんなにないなぁ、とは思った。
サントリーほど顕著ではないにせよ、ポジションによっては力の拮抗した複数の選手を併用するチームは、今回そこそこいろいろな場面でみられた感がある。V・プレミアでは堺のリベロ(二人揃って気合いを入れるところがすきだなぁ…というのは余談)とか。前述のサントリーリベロは試合によって3人を併用していた。
ベンチが「広く」なると、それだけ選手の出場機会が分散され、「出ずっぱり」の選手が少なくなることから、逆に出場した選手ひとりあたりの攻撃や守備の機会が減るということに繋がる。個人賞に繋がる記録の基準が「セットあたりn本以上」である場合、ベンチに入っているだけで、分母としてのセットが増えるわけで、それこそ「あのチームは誰も規定に達してないし…」というようなことが起こりうるということになる(殊にMBのスパイク決定率部門あたりでは)。
…ということになると、「レギュラー選手はずっと試合に出ている」ことを前提とするような基準*1で個人成績を決め、個人賞を選考するというやり方は、選手の「数字」がチームの方向性に左右されることになる。個人成績の数字、序列が、必ずしもその大会におけるチームや選手の力を顕さない、となるのかもしれない。実は既に今シーズンの個人賞でちらっと方向性が見えちゃったのかもしれないなぁとか。

はて、サントリー、来季はどう戦うのだろう。今季と同じ感じになるのだろうか。これからも続くのか、今季を乗り切る上での何らかの施策だったのか。…というあたりも、ちょと気にかかる。

そいえば「ベンチを広く遣う」といえば、やっぱりアタマに浮かぶのは順大だなぁ。最近唸りながら構成させていただいたので、宜しかったら深川にいらっしゃる前に(?)是非。バレーボールInfo : 蔦宗浩二監督(順天堂大学)に聞く - (上)2010年の栄冠から2011年へ(続きは本文内リンクからどぞー)

*1:…というほど規定って厳しくないような気はするが