全日本インカレ最終日
怒濤のインカレウィークもついに最終日。
今年になって初めて、金曜日の試合終了後、会場の模様替え(?)に非常にチカラがこもっていることを知るに至った。V-M-Sでもv-m-s.netという記事で紹介されている。
#これを見てしまうと、一時期巷で流行った(?)「タラフレックス論議」*1について、いろいろ考えてしまう…余談だが。
男子3位決定戦
中央大学3-2順天堂大学
17-25 25-18 18-25 25-23 15-9
C)1福澤 3渋谷 4重村 11内藤 23千々木 26岡村 L20高橋
J)1小野澤 14間瀬 15今村 16土屋 25渡辺 28伊藤 L24樋渡
MIP:福澤（中央#1）
中央にとっては昨日に引き続いてのフルセットだったのだが、その各セット、殊に序盤は割と淡泊なセットの取り合いになっていた。第1セットと第3セットは似たような状況で、セット序盤に順大・伊藤のサーブで順大が連続得点し、そこからじわじわと点差を広げていった順大が抜け出すという展開になっていた。順大は昨日先発していた馬がベンチアウトし、本日の先発は渡辺だったのだが、時折シャープな攻撃でいいアクセントになっていた感。
実は第4セットも似たような展開になりかけた。中央が高橋の好レシーブから流れに乗り抜け出したと思ったら、初弾・伊藤のサーブでまた連続得点。順大8-6でテクニカルタイムアウト、という押し気味の状況となった。
その後、中央が食い下がり、10点過ぎから僅かにリードをしつつ推移したこのセットを25-23で取り、フルセットに持ち込んだ。
ファイナルセットはある意味4年生の集大成となった。重村の渾身のレシーブから福澤が決めれば、その重村の伝家の宝刀・ツーアタックも出るわ、福澤はサービスエースを取るわ、渋谷は攻守に実に光る動きを見せるわ…
一気に8-5でコートチェンジを迎えた後も攻撃の手を緩めなかった中央が、ファイナルセットを走り抜けて3位となった。
★F
3位を決めた瞬間、福澤がコートに崩れ落ちた。そのまましばし号泣。キャプテンの重圧なるものが、そのいろいろなチカラを縛っていたのかもしれない…と、別なシーン*2をアタマに思い浮かべたりした。
表彰式の間に、涙は徐々に笑顔へと切り替わっていった、らしい。
順大は既に来年のチームが見えた感がした。さらにさらに強いチームになりそうな、来年の勢力図が微調整されるような、そんな気がした。
女子決勝
男子決勝
東海大学1-3日本体育大学
27-25 16-25 25-27 34-36
T)1清水 4松田 15深津 22八子 32安永 33塩田 L38大矢
N)1米山 3日高 6峯村 9三田 11高松 24梅野 L19名内
MIP:米山（日体#1）
★F
お茶の間が高松劇場だったという噂を耳にしたのだが…
未だにいろいろなことが謎なのだが。ワンプレーワンプレーに熱くなりつつも、何がこの差、この勝負に至ったのかを、もういちどちゃんと振り返ってみたい気がする。
途中から八子が鳴りを潜めた。下級生から見たインカレ、というものが、どういう重みになるのか、どういう想いになるのか、先日書いたかなり昔のことを、ふと思い出した。何かを消化して、のちのインカレで答えが出されることを、しみじみと、待ってみたりしつつ。
各個人賞
男子
女子
- 最高殊勲選手賞 土田望未（青学#1）
- 敢闘選手賞 菊地めぐみ（東海#3）
- ベストスコアラー賞 江森圭美（青学#8）
- スパイク賞 菊地めぐみ（東海#3）
- ブロック賞 渡邉馨（嘉悦#3）
- サーブ賞 吉村志穂（東海#27）
- セッター賞 土田望未（青学#1）
- レシーブ賞 青木仁美（嘉悦#5）
- リベロ賞 伊藤彩香（青学#9）
