/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

ワクワクの先に見えること

まぁ、何だかんだでV・プレミアリーグの所属チームのみが勝ち上がった天皇杯だが、そこで、強いチームと心を動かされるチームは別物なのだと改めて感じた。
多くのチームが集結する大会において、注目される選手やその選手が所属するチームを中心に観るという見方は割と一般的にあるのだろうが、それだけじゃ勿体ない。せっかく現地に足を運ぶのだから、自分が知っていたこと、見たことあるもの以外に見聞を広めたい、とは常々思う。

格上のチーム(国内では全日本を頂点にしたピラミッド?)が、格下と思われるチームから学ぶことはない、とは思わない。どちらかといえば戦力的に劣ったり身長がなかったりするチームが、その差を戦術やテクニックでカバーしている例はいくらでもあるし、ピラミッドの上部に在る方々が、そこから学んで活かしていけるようにならんかな、と、考えてしまうことはある。
年明け前後に読んだ日本の男子バレーに未来はあるのか?: suis annex weBLOG
とか、上記記事経由で拝見した
「富士山方式」: 千酔亭日乗
とか、とてもとても心に響き、一昨日きのうのとどろきで改めて何度もうなずいていたものである。
ちょっと前に拝見した記事では、点から線へ|楽しく考える男子バレーにもけっこうインスピレーションを受けた次第であった。

大会が終わる前に総括モードになりつつある(ぉぃ)のだが、今回天皇杯を見ていちばん印象に残っているのは、関東ブロックラウンド(2007/10/20)に見たDiabro(→Diabro(東京 バレーボール クラブチーム):天皇・皇后杯結果)。明らかにガチではない順大にストレート勝ち。その後FC東京に敗れたが、Diabroの選手は全身から「バレー好きだしやれるだけのことやるし魅せるぞ!」というのを発信していた方々ばかりだった。まぁピラミッドの上から目線では「この大会意味あるの?」ということになっちゃうのかもしれないが、開催時期やコンセプトや必要な情報発信や運営や…いろいろなことを調整しつつ、これからもきちんと続いて欲しい大会だ。大会を通じていろいろな栄養を取れたチームのことを思い出すと、ほんとに。根っこからつかめるものもあるんだよと。
#せっかくいい試合をしてもバレーの話をしてもらえない東京カワイソス