/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

試合観戦と写真撮影

結論の出ないぐだぐだしたエントリーになりそうなのは書く前から覚悟のうえなのだが…
排球ガゼッタさんでここ数回展開されている「写真撮影」に関するエントリーを拝見していて、どうも個人的に腑に落ちないというか、整理がつかないというか…ということが多々あったので、今更ながら首を突っ込んでみる次第である(トラバはこちらの記事へ送るす)。
*やはり長くなりました

「大きな声では言えんわな」時代

当方がバレーを観戦し始めた頃は、テレビで見ていてもわかるくらいに、会場での選手の一挙手一投足にカメラのフラッシュがついて回っていた。ある意味定期的に「フラッシュ撮影が選手に及ぼす影響」という手合いの読者投稿がバレー誌を賑わせていたが、それはまともにとりあわれるどころか、逆に、試合会場でフラッシュつきのカメラが売られてよく売れている始末であった。
その理由は、冷静にスポンサー周りを考えると、今ではよくわかることである。
ちなみに、その大スポンサーが協賛したうえで日本リーグ(当時)のフォトコンテストが行なわれて、それで賞を取った杉本選手*1のフライングレシーブ写真を雑誌等で見て、感銘を覚えたものではあった。その会社は、スポーツが写真によってよりその魅力を増していく、ということを、CM等でよく教えてくれたものであった(BGM「輝きながら…」徳永英明、っと)。
現在バレー界がカメラだの写真だのに関して強い態度に出ない(出られない?)のは、このあたりの感覚が残っているから…かどうかはよくわからない。

望遠レンズと高感度フィルム

大学バレーを見に行くようになり、試合会場で生観戦をする機会のほうが増えていくにつれ、実はフラッシュたいても被写体には届かない、そして標準サイズで撮影すると被写体は豆粒だ、ということがわかってきた。ちょうどいっしょに観戦していた人たちに写真の心得がある人がいたことも手伝って、徐々に当方も写真を撮ることを憶えていった(詳細は以前書いた)。
ただし、憶えたといっても写真を撮ること自体は奥が深く、しかもバレー会場は決して撮影環境に恵まれた場所ではない。よっしゃ、よく撮れた(勿論自分視点で、にすぎない)と思う写真は、フイルム1本に1枚あればよいくらいだというノリだ。
テレビライトが入る試合であれば、ISO1600のフイルムを使えばまぁ形にならなくはないが、大学バレー(殊に、天気の悪いときの鋼管体育館なんぞ…ッテダレガムカシバナシヲシロトイッタ)では、ISO1600の高感度フイルムを使っていてもシャッタースピードが3桁出せず。そこで白玉などの高級望遠レンズだと、絞り値を下げられるのでスピードも出る、しかし重くて固定が出来ないので一脚や三脚のお世話にならないといけない…という図式なのですわな。まぁ、白玉は憧れの範疇で当方にはご縁はないわけであるが…
よくあるデジカメについている望遠機能がどうか、は、デジカメを使いこなしているわけではない(それ以前に、ほすぃほすぃ言っているだけ)ので把握しきれていないのだが、やっぱりスポーツ撮影にはちょっと力不足であることは否めない(と、ヨドバシの人が言っていた)。

個人で愉しむの範囲

試合を見つつ写真を撮るということ自体は、自分の見る眼を投影でき、そのスポーツのシーンを切り抜いて置いておくことが出来る、とても魅力的な行為である。しかし、それをどこかに公開するということには、やはりそれなりの責務が伴うのだろうとは思う。
個人のアルバムに入れておく、うまく撮れたので被写体の関係者に個人的にプレゼントする、までなのかなぁ…
当方個人的には、カメラを新調して撮りまくるようになった暁には、どの範囲でどうやってこうやって…ということを考えつつ、ここではないどこかで何かするかもしれないが、しないだろうなぁ。
#実際、公開するしないについては、肖像権もそうだが、それ以前に、その選手たるものが公人なのか私人なのか、そして私人のプライバシーをあらやだどうしたにゃん、というような問題が絡んできそうなので、かなり慎重になる必要はあるのだとは個人的には考えている。サイトの管理者の側が何らかの意識をしていく必要があるのだろうなぁ。チームや機構が規制していこうとしても、SNSなどの中に置く分までは管理できないだろうしなぁ。難しい。

結局許可制がよいのかなぁ

上記に書いたことから、会場で写真を撮るということと、撮った写真をどうするかということは、基本的に分けて考える必要があると思う。というか、そう考えていただけないと非常にキツい。
それでも、度を越した機材は隣り合わせる観客には邪魔になることもあるのだろうし、主催者側が、会場内のどのくらいの人間が写真を撮るのかを把握したいということはあるのだろうから、必要があるのであれば、主催者が入口で申請させて許可をする*2なり、大会の種別によっては規制するなり、というようなアクションを起こすことはしてもよいのではないだろうか。
全部が全部規制の対象になったら、プロを目指す人や撮影技術の向上を目指す人がどこで鍛えたらいいのかという問題は出てきそうだし、そのあたりの調整は必要なのだと思うが。
いろいろ事例を調べていた時に出てきた、大学サッカーのファンサイトにあった下記の書き込み(No1418 2000/10/1 02:47)*3に愛情を感じたのは当方だけだろうかな…

とはいえ、普段女子をそう見るわけではないので当方に不足している視点なのだろうなぁ、プレイを撮るわけではない人々の存在というものは…と、ひととおり書いてきてふと思った。
「それは不快だが、これはいいんじゃないか」なんて、許可制を敷いても解決できる話ではないんだろうなぁと…そういうことを考え出したら、おもわずちゃぶ台ひっくり返しそうになっちまいましたす。

予定通りぐだぐだな結論(汗)

*1:顔や雰囲気のよく似たカメラマン氏も人気を博していた

*2:南関東の競馬あたりはそういう手続きを踏んでいたと思った。カメラにシール貼っていた

*3:引用しようかと思ったのだが長かった。最下部までスクロールしてどうぞー