/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

横断幕のつくりかた


サンガイアの10シーズン目に際し、自分が足を運べる試合には横断幕を貼りたい、と思い立ったのが、9シーズン目が本格的に締めくくられた、6月感謝菜のあたり。
今は横断幕をつくるのに業者がいろいろあるようだが、この幕に関しては、あくまでも手作りでなんとかしてみようと思った。かくして、10数年ぶりに横断幕作成、ということになった。作成手順をネットでいろいろ検索していたら、競馬場とサッカー場に貼られるものが多かった。何回か競馬場に横断幕を貼ったことはあったので、なんだか懐かしい気持ちになったりした。

検索する人があるかもしれないので、以下にわたしの「今回の」手順を残しておく。

1)デザインをラフに考える

最初はメモ帳に手書きで何度となく書き出してみて、それから「どんなフォントにしようかな〜」などと考えながら、ドローソフト上で編集を進める。フォントは骨太のフリーフォントをダウンロードした。

「10th」の「th」の部分は、自動でサイズ調整された。

この後、矢印の形状を若干変えた。

2)幕の大きさを検討し、デザインを拡大コピーする

1)の時点ではA4サイズ1枚。幕のサイズを91(布のシングル幅)×150cmくらい(ちょと小さめか)にすることにして、A4から逆算してできあがりサイズへの倍率を計算しておく。
拡大コピーはセブンイレブンのマルチコピーで「ポスター機能」を遣う。コピー機をいじりながら、A4からだと狙うサイズにならないことがわかったので、まずはA4の原画をB4に拡大コピーのうえ、それを「ポスター機能」で拡大する。
余白の部分も紙に出てきてしまうが、最終的に文字が入る部分のみを、できあがったコピーをテープで貼り合わせて原図とする。

3)材料をいろいろ準備する

手芸店とか画材店とかその他もろもろ回って下記を確保する。

  • 布地(検討しまくりのうえ、シーチング(厚手)生成り シングル1.5m
  • チャコペーパー
  • カーテン用裾上げテープ
  • マスキングテープ
  • アクリル絵の具(AMSTERDAM アクリリックカラー 数色)
  • 鳩目(一式)
  • 紐(緑)
  • 刷毛(15mmとか22mmとか)


4)布の下処理

全体にアイロンをかけ、端を裾上げテープで処理する。端はミシンがあればミシンで良いし、手縫いでも良いのだが、ここのところもっぱら裾上げテープ選手のお世話になっている。

5)下書きを布に転機

2)で作成した拡大コピーを布の上に載せ、間にチャコペーパーを挟んでデザインを書き写す。このとき、机の上で作業していたのだが、若干ズレてしまってあとから大変なことになる(;゜д゜)。
ちなみに、チャコペーパーで書かれたものを消すには、水でこすれば良い。ある程度はそれで回避した(が、今も痕跡はちょと残っている(・_・;))

6)文字周辺のマスキング

机一面に新聞紙*1を敷き、その上に布を置く。

文字周りにマスキングテープを貼り付けていく。マスキングテープとしていちばん使い勝手が良かったのが、ニチバンの紙粘着テープ(1個パック) 18mmだったかと。細いところはちぎったりして細かく貼っていくのが良いのだろうが、そこそこ横着もした。してはいけない(

7)塗ったり塗ったり塗ったり

細い筆で端を書いて、その内部は刷毛でダイナミックに塗っていく。アクリル絵の具なので、乾いたら固まる。屋内限定なので、雨のことなどはあまり考えていないのだが…。
塗ってはマスキングを拡げたりしたりして、徐々に仕上げていった。

なんだかしばらくは「帰宅してはちょっと塗って…」みたいなウィークディを送っていた。机の上に乗せて作業すると、だんだん横断幕だかテーブルクロスだかわからなくなった(そんなわけはない)。塗りの作業をしている間はけっこう気持ちが落ち着いていたのである。

8)ざっくり

塗り終わってこんなかんじである。マスキングとは全然関係なく、数カ所緑が飛び散っていたりするのがアレだ。

部屋の目立つところに貼り、数日見て、それから色の薄いところとか飛び出しているところとかを、数日修整した。

9)仕上げ

全体にアイロンをかけ、幕の上部4カ所に鳩目。そこに紐を通して完成。

先日のPOWER of GREENで初めて体育館に貼った。今シーズンは行ける場所にて貼れれば…と思っている。
えのぐが大量に余っているのでさて(以下自主規制)

*1:一部いつぞやの選挙広報