/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「相手不在」感

ようやく移動日企画も動き始めまして…っていいのかこれで。おそらく、とーきょーいってかえってくるまでは暫くすんまそん。
全日本男子について、今回のワールドカップ2試合見ての感想…だけではなくて、それこそ2009年あたりからじわじわ感じているのが、「『相手』を意識してるのかな…」という点。
世界のバレーは○○だからかくいう対策を執ります、という件について、いろいろな記事やテレビ番組で見え隠れする記事や首脳陣のコメントを斜めに聞いている限りでは、どうもそこに「対戦する相手のイメージ」が見えてこないのである。
「自分たちはこれだけ体をつくる」「自分たちは0コンマ何秒の速い攻撃を完成させる」等、もろもろ…バレーボールはタイムや技術芸術点を競う競技ではないのだが。データ云々以前に、何らかの勘違いしとるんじゃないのか感が拭えず、見ている側としてもその先に気持ちを持って行けないのである。

いったい何と戦っているのか。

昨日一番悔しかったのは誰だろうか。昨日の試合から、ちゃんと「試合でなければ、相手がいなければ得られないこと」は得られたのだろうか。これから残り9試合で、どれだけ「得られる」だろうか。

ひょっとすると…
全日本男子ばかりではなく、「相手云々よりまず自分の型をつくって」という考え方って、この近辺?には多いのかなぁという気がしてきた。「出稽古に行かせない鳴戸部屋」というようなフレーズが頭に浮かんだりしてもうね。「試合がこないでくれ」とついつい思ってしまう指導者の話とか、それについつい共感を覚えるこちら側の心境とか(それ自体をどうこういうではなく)ぐるぐるしてきている。勿論基本を身につけるために内なる鍛錬はいるにせよ、もうそういうステージでは無いだろうよと。

相手にちゃんと勝っていかなければそこで終わってしまうという大会を見に行く予定が迫ってきているから、なおさら思うところでもあるのだろうなぁ。そちらのカテゴリも、今年かなり試合数が少ないから、いろいろ行く先が気がかりではあるのだが。