/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

その先の崖

ずっと引っかかっていることばがある。

橋口陽一全日本大学連盟理事長(62)は、W杯で苦戦中の全日本男子が大学出身者中心である点にふれ「大学バレーが弱いから全日本も弱いと言われないよう、盛り上げたい」と話した。

カレッジバレー盛り上げて全日本強化だ! - バレーニュース : nikkansports.com

記事初見から1週間あまり。何に引っかかっていて、「そうじゃなくて○○なんじゃないのか」と口元まで出かかっているのだが、その○○が何なのかが…まとまらない。
大学バレー経由がほぼ定例コースになっていることが問題なのか…そういうことでもないしなぁ。
大学バレーってただ好きで見ているだけなのだが、そしてその場所でいつか見ていたひとたちが、今テレビで見ている代表チームの核を為しているし、今見ているひとたちのうち何人かも、今後其処に続いていくのだろう*1
だんだん、応援と擁護と批判と罵倒と…いろんなものの区別がつかなくなってきている。応援してきたもの、そして、今応援しているものと、どのような距離感でどのような視点で対峙していくのがいいのかがわからなくなってきている。そして、今、バレーボールと向き合っているひとたちが、目指している(として)今の代表をどういう視点で見ているのかとか…

今たのしいと思って見ているものをずっとたのしむ。そうしていければいいのだろうと思っているのだが、それが徐々に「その先」に取り込まれていくとすれば、それはどうしたものだろう。ワールドカップをずっと見ていると、ついつい考えてしまっていけない。日本以外の試合を含め、もっとたのしく見られたのだろうに、もったいないのだろうに、妙に難しいことを考えているみたいになっちゃっている。

「でもがんばってるんだからがんばってみていこうよ」というのを答えにして良いのかどうか。「もうがんばれません」を、見る側が発することばにして良いのかどうか。
何か…いろいろ考えを巡らせそうな「来週」になってしまいそうだ。そんな心の余裕はおそらくないのだろうに。

*1:より「近い」記憶の中にあった八子あたりを見ていると、必要以上にざわざわするのはわかる