/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

練習試合を見る

関東大学男子リーグ戦開幕まで、あと1週間となった。
遠いところでも近畿総合とか天皇杯東海ブロックラウンドとか(ファイナルラウンド進出は、岐阜クラブとジェイテクトSTINGSに決まった模様)、興味深い試合はいろいろあったのだが、やっぱり未だに夏休みが取れない現状下…。近場で練習試合のハシゴをした次第であった。

練習試合を行なうということを、チームのサイトにあるスケジュール表などで告知しているチーム、見学をさせていただけるチームには感謝してもし足りない。せっかくの機会を得た時に、当該チームの試合観戦を控えた*1自分が、見ながら気にかけていることを、おおざっぱに書いておきたいと思った。
※あくまでも観戦専の雑感でございます。

あ、ちなみに、きょう見たチームに関しては、より来週が楽しみになった、とだけ、書いておく。それぞれの詳細は、時期的にデリケートでもあるので、ここでは控える。きょう見たものが、自分が観戦する際の道しるべにはなりそうだなとは感じている。

練習試合を見るときに、観戦者として重視しているポイント

それぞれのチームのカテゴリと、現在の状況を把握しておく
  • 例えばきょう見た大学チーム、ということであれば、リーグ開幕を直前に控え、そこにチームとしてのピークを迎えるべき状態で、最終チェックの意味を込めて実戦の機会を欲している
  • サマーリーグが近いとか、国体が近いとか
  • 地域や対戦相手が限られたリーグ戦などの前は、カテゴリは同じだが地域やリーグが異なるところ同士の対戦も組まれていたりするなぁ。
  • 大会開幕を控えた時期の練習試合は、別カテゴリとの対戦として組まれることが多い(そりゃそうだ、手の内を知られるわけにはいかないわけで)。そこで、カテゴリ間の力関係を微妙に把握しておくことは、けっこう大事かも(といっても…正直チャレンジと大学だと微妙だし、ところによりプレミアと大学だって…)。
チームが何をしようとしているかを大まかに掴む
  • 練習試合は、1チーム1回に3〜5セットくらいこなしているようだが、全てのセットについて全力ガチンコ最強メンバーで臨む、というようなことは、殆どのチームがしてこない。
  • 練習試合に臨むチームが、チームとしての構想にあることを、ちょっとずつ形を変えて試してくるようなことには、見ていてよく遭遇する。愛するチームであれば、その趣旨が見えてくることもあるかもしれないし、そうでなくとも、「あれ?」とか「おや?」とか考えるきっかけにはなるように思う。
  • 練習「試合」なので、それぞれのセットに点数はつくのだが、その点数や勝敗については必要以上に拘らないようにしている。チームが何をどう試そうとしているかによって、スコアの持つ意味って変わってくるような気がしている。
  • チームの持つ可能性がどのくらいあるか。どんなバリエーションが見えてくるのか。メンバーが揃っていない状態で臨むこともあるのだろうが、そこで何をしようとしているのか…そもそも、それらの項目を、観戦する側がどう受け止めておくか。結局見る側の気持ちの持ちようかもなぁ(´Д`;)
  • 練習試合を経て、その結果と内容を受け止めて、本番までに課題を見つけ、それを解決していく。チームの動きを見て、「あのときの練習試合」をほんのりと思い出すこと。それも、見るものの愉しみであったりする。

練習試合を見ることについて書いた過去記事

2年前の記事で恐縮だが、過去に、練習試合を見ての心の動きについて書いた記事があったなぁ。このあたりの練習試合を見たのは、2008年11月、全日本インカレを直前に控えた時期であって、対戦相手(=行き先)は、当時まだV・チャレンジリーグで、開幕は年明け、という状況だったなぁ…。

最後に。

以前、こちらの記事で読んだフレーズの初頭にある、

企業合宿をしないで、優勝した大学はない。

気付いた時にはもう遅い - Stay Foolish

というのが頭に残っている。これは、極端に実戦経験が少ない状態で「ある意味における本番」こと「ワールドリーグ出場権取り」に敗れた*2全日本について書かれている記事であるが、はて。全日本がそのあたりのことを考えるとすると…海外に行くしかないのかなぁとか。そういえば、世界選手権直前に、現地付近で複数の練習試合をこなすとか、どこかに書かれていたなぁ。

*1:控えていない場合もあるが

*2:だから、とてもじゃないが、「たかがワールドリーグ予選」とは言えない。今後のことを考えると