関東大学リーグ入替戦
千秋楽はキニナルのだが…二子玉に参ります。
1-2部＠駒澤大学二子玉川
法政大学(1部7位)3-1国士舘大学(2部2位)
16-25 25-19 25-23 25-23
H)2中島 4古田 8尾形 14田中 19金澤 21平良 L24早瀬
K)1石川 3永井 7平野 12瀬戸口 14高橋 48浜田 L10浅岡
★F
- 法政1部残留
ぃゃぁ。
とにかく国士舘には試合前から勢いがあった。試合前練習時の「（誰かが）ウォウォウォウォウォー」「（みんなで）イェイイェイイェイイェイー」の*1かけ声にはぶっ飛んだ。それって前からだっけか…と。
第1セット、法政が金澤のスパイク、中島のブロックなどで先制するも、中盤過ぎからすっかり国士舘のペースに。法政に細かいミスが出てきて粗くなってきているところを、国士舘が粘り強く繋いで衝いてくる。1年生セッター浜田の攻め合いでの強さに惹かれる。法政は頼みの古田にもミスが出て、第1セットは国士舘が取る。
第2セットは逆に法政が一方的な展開となったが、第3セットは双方がそれぞれ走る場面が続いた後、1点を争う展開に。国士舘が瀬戸口のブロックで11-10と1点リードした場面で、しかしその瀬戸口が着地時に負傷し、このセットいっぱいベンチに退いていた（交代出場したのは#47佐藤）。法政は終盤中島の連続ブロックで一歩抜け出すと、最後は田中が決めて、辛うじてセット連取にこぎつける。
法政は古田が本来の調子とは言い難い感じだと思っていたのだが、第4セットあたりになると、足をしきりに気にし始めている感であった。足つりかけていたか…という風で*2。セット序盤は国士舘が走り、その後法政が差を詰めるも、国士舘がリードしたまま終盤までいった。国士舘23-21。フルセットになると法政が持つのかな…と、（そのときの）法政側で見ていて思った。
古田が決めて22点目を取った法政は、ここでピンチサーバーとして#23佐藤を投入。これが当たった。佐藤は強烈なサーブで国士舘を崩し、そこに古田が「うわこれすげぇぇぇ」という高く鋭い強打を放ち同点に。その後も法政の勢いは止まらず。最後は、このセットのアタマからコートに復帰していた瀬戸口のスパイクがアウトになった。
国士舘がもう一歩だったというべきか、法政の土壇場での粘りとか意地とか底力とかそういうものなのか。いずれにせよ、入替戦は一発、この勝負、この一本だった、ということである。
筑波大学(1部8位)3-1専修大学(2部1位)
17-25 25-21 25-11 25-19
T)1篠村 2安井 5村松 8椿山 12佐々木(2S途中-:9山根) 18矢野(2S途中-:3冨田) L16白石
S)6井田 7栗山 8石川 9中村 18端場 21上村 L23國弘
★F
- 筑波1部残留
専修のスタメンには4年生がいない。3年4人、1年2人（+リベロ）という布陣である。
第1セットは2-2から専修が栗山の2本のサービスエースを含む連続得点で8-2と一気に抜け出し、専修は、その後も筑波が追い上げ、逆襲をはかろうとしたタイミングで見事なサーブを放ってきた。このセット、専修がサーブで取ったポイントは4点だった。筑波はサーブで崩され、その後の展開がまったく出せぬままであった。
第2セットも専修がリードして進む。筑波は第1セットからの状況を修正出来ず、噛み合わない場面が続いた。
結果的に、このセットにおける2回の選手交代がこの試合の流れを変えるトリガーとなった。専修11-7の時点で、筑波はセッターを冨田に替え、その後15-13まで追い上げたところで佐々木を山根にスイッチした。この交代はそれぞれに効いた。これまで活躍しようにも「そこまで持って行けない」状態で沈黙しがちであった椿山がはじけ始めた。安井も決まり始め、その声がチームを鼓舞してきた。
そうして迎えた第3セットは一方的な筑波のペース。スタートからブロックが炸裂し、たちまち5点を先制した。結局筑波の身を助けるのはブロックなのか、というほどに。
「一時はどうなることかと思った」が、筑波がなんとか1部を守った。東日本、そして夏に、秋に向けて更に力をつけていくことを期待しつつ、専修をまた見られるのが楽しみになりつつ、である。
