/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

東日本インカレ4日目

あと2日なのか。…そろそろ、今目の前に見えるものを、じわじわと楽しむぞ、というモードに、ようやく切り替わった感がある。
本日は男女準決勝。出がけにもたついたが、なんとか試合開始には間に合った。
…男子はおそらく起きてから続きを。→続き書いたし☆Fも更新した。2012EastIncolle|東日本インカレ | Flickr

女子準決勝

嘉悦大学 3-1 日本体育大学

25-16 25-18 27-29 25-18
N)1中村 22中馬 2星 7田村 20北村 10高橋 L18小幡
K)5高橋 3渡辺 2奥村 1竹田 6寺井 7田中 L10初貝
うーむ。久々に女子1部のこのあたりのカードを見たのだが、相変わらずな日体のほにゃらら養成ギブス装備状態は何だろう。
第3セットに入るときに、日体はローテーションをいじって、7田村 22中馬 1中村 12柿崎 20北村 4大和*1としていた。なぜ左の大砲・中村*2オポジットで遣わないのか。ずっとふしぎふしぎなのだが。この切り替えで日体がちょっと動きがよくなってきて、セットを取り返すところまでいったのだが…どこで切り替えるの、というのがツッコミどころなのではなく、そもそも、なぜツッコミ前とツッコミ後の姿が要るのだろう、というあたりがツッコミどころなのかな…という感もした。
嘉悦は久々に見た奥村が、ポジションが若干ずれたが、なんというかその存在を示していたのが嬉しかった。あとあとになって気がついたのだが、奥村中村といえば今年の火の鳥さんの登録メンバーなのだなぁ。

青山学院大学 3-2 松蔭大学

25-23 16-25 23-25 25-17 8-15
A)7比金 1近藤 5伊東 14望月 16山川(2S-:21今村) 6松浦 L3中村
S)5小林茜 11小林美 9小清水 12富塚 8斉藤 1金子 L2倉田
こちらはちらちらと見るに留まった。青学は前日も本日もフルセットを制して決勝進出。

男子準決勝

東海大学 3-0 慶應義塾大学

25-21 25-16 27-25
T)3星野 18鈴木 1深津 13鶴田 2阿部 7池田 L15大西
慶應がメモできず…柳田からだったのはわかったのだが。第1セット、慶應がリードしていたところからじわじわと東海が捉えていった、そのセットが大きかったのかなぁ…という感。

中央大学 3-0 筑波大学

25-23 26-24 25-21
C)11早坂 16井澤 15江頭 1渡辺 7傳田 28関田 L10森
T)14前田(2S途中-:1矢野) 13久原 10田城 11出耒田 19篠村 5李 L2白石
女子準決勝終了後、男子準決勝が始まる前に地元のジュニアチーム(小学生)のエキシビションマッチがおこなわれた。そこに出ていたこどもたちなどが、ウォーミングアップ時に筑波の地元出身・出耒田の高いアタックを見てうぉーーーーと歓声を上げていた。フラッシュすら光った(それはいけません)。ふと周りを見やると、所々に同年代のおともだちなどもいて、そこに手を振る筑波の選手がいたりして、なんとなく筑波ホームっぽい感覚に(注:ここはさっぽろ)。
第1セット、筑波は田城のサーブで中央を揺さぶった。3本のサーブポイントに加えて中央のミスが多発し、序盤一気に7-1とリードを広げた。その後も出耒田のサーブポイントとか、李のブロックとかで筑波がその勢いを保ち、筑波が15-8とリードしていた。
中央がじわじわと追い上げるのはそれ以降。渡辺のサーブで巧く崩し、そこから江頭、早坂が決め、こんどは筑波のミスが連続で起こって忽ち筑波16-15と1点差まで詰まる。筑波が連続でタイムを2回取り、しばしサイドアウトの応酬となったが、こんどは関田サーブの折に試合が大きく動く。サーブポイント2本を含め、ミドルからの井澤などを巧く絡めて中央が5連続得点、一気に試合をひっくり返した。
筑波は出耒田出耒田ではなかった感はあるが、大事なところではやはりそのアタックが炸裂する。終盤まで競り合いつつ試合は進み、中央24-23の局面でサーバーは出耒田。バックから放ったアタックは高く、決まったと思ったところで、渡辺が辛うじてブロックに引っかける。中央はこれが功を奏したか、すぐさま傳田が切り返して、25点目に滑り込んだ。
第2セットも双方に何回かの連続ブレイクが繰り返されながらの緊迫した展開。中央11-8のところで筑波がセッターを前田から矢野にスイッチ。試合展開自体はだだだだだ、だだだだ、というシーソーな展開、それぞれに突破しがたいローテーションというのがあったのか、どうなのか。中央に関しては、なかなか早坂で切れず、というところが続いた局面も思い起こす。
最初にセットポイントを掴んだのは筑波だった。24-22。しかし、ギリギリのところで早坂が決めて23点目を取った中央、傳田のサーブがまさに絶妙なコースに刺さってデュース。最後は出耒田が打ち切れず、第2セットも際どいところで中央が連取。
このあたりから何となく気にかかりはじめたのが、試合を通じて徐々にアタマをもたげてきた出耒田の独り相撲感。良くない展開になるときのパターンとして、どこかで発動してしまうことが前々からあって(見た中で印象に残りすぎていたのが、たとえば去年の全カレ準々決勝)、ちと心配になる展開になってきていた*3
第3セットは中央がその筑波のちょっと怪しい状況(?)を衝き、徐々にリードを広げる。筑波は終盤李のブロックなどで2点差まで迫ったが、最後はその李のスパイクがアウトとなり、中央がストレートで決勝進出を決めた。
ストレートの中に詰まる濃密なものと、そこから滲み出る難しいものとを、交互に噛みしめた試合だった。

*1:ここは10セッター高橋と併用だった気もするが

*2:といいつつ、細かいプレーにしばしば惹かれたのだが

*3:遡ると最上級生で春高行けなかった試合というのも、そのあたりが出てしまったのだろうか…などと邪推するここはきたえーる