/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

全日本インカレ6日目

いよいよセンターコート突入。ここから改めて大会が始まるようなそんな気持ちにもなりそうで。
昼頃に行く予定。まさか1年納めの大会でそのカードを見ることになるとは。→☆F:2010Incolle|全日本インカレ | Flickr

女子準決勝

東海大学3-0日本体育大学

25-23 25-21 25-18
この試合は途中までテレビで見ていた。第1セットは日体がリードしての展開であったが、ふと(したくなどで)目を離しているうちに東海が逆転していた。
日体がセットを先取するのであればもつれることもあるのかな…と思ったのだが、そのあとの展開は急だったようである。
MIPは東海大学#13・吉村志穂。

鹿屋体育大学3-1福岡大学

21-25 25-14 25-22 25-16
この試合の選手入場あたりから現地観戦。
どこからか、気合いの入った大きな声が聞こえてくると思ったら、いつも東西対抗で西軍を応援している方の声であったようである。その方の声が東京体育館全体*1を動かしていた。傍らに数名いた男子部員もとにかくノリノリだったようである。
福大は第1セット終盤の負傷退場が響いた、のだろうか。
MIPは鹿屋体育大学#19中大路絢野。

男子準決勝

順天堂大学3-1大阪商業大学

25-20 22-25 29-27 25-18
S)7須藤 11田中 2天本 1越猪 4蔵本 13河戸 L10瀬川
J)29細中 4渡辺俊 7伊藤 27伏見 2山田 1樋渡 L24渡辺光
順大の4番の弟が24番です(どこからともなく聞こえる質問に答えてみるコーナー)。
実は商大は恐らく初見なのだが*2、このチーム、4年*3(+ことしでおわりの3年)メインで…1年の終わり間際にやっと見られて、こりゃ、もし見られなかったらどうしたもんだろう、と思ったほどに、なんだかおもろいチームだった。1年の終わり間際であれ、見ることが出来て良かった。レフトにいる身長180前後のアタッカー=蔵本と田中=がほんとうによく効いていた。
順大は、第1セットで「今回大きなポイント」とされた樋渡が要所要所で効いていたのだが、どうやらセット終盤に左足のふくらはぎあたりを痛めたようであり、第2セット途中で#9浅野に交代。第3セットスタートからは、試合開始時には伊藤が入っていた位置(2)に#30佐野が入り、伊藤は樋渡のところ(5)に廻った(S渡辺俊介を1として)。佐野がまた良かった。なんとか第3セットを粘りの末取り、第4セットは割と順大が主導権を握っていった。
順大は2年連続の決勝進出。ことしこそは念願叶うのであろうか。そして、今日セット間に登場していた謎のゆるキャラ(象さんだったようだが)、決勝にも登場するのであろうか。
MIPは順天堂大学#2山田要平。

中央大学3-2筑波大学

22-25 25-21 25-12 15-25 15-7
T)14矢野 17出耒田 7佐々木 1椿山 16李 19久原 L11白石
C)12高橋駿 8千々木 4長山 3辰巳 14渡辺 11岡村 L2高橋賢
千々木と佐々木が代々木の隣駅至近で打ち合い」でしたっけか。とにかくこの大会、佐々木が光りすぎている。昨日は非常にそれを強く感じたのだが、今日はそれ以上かもしれなかった。
最初に書いておくが、この試合…しかもセンターコートで繰り広げられることになったこの試合。どちらかに肩入れして見る、というのは、非常に難しかった。自分が今バレーボールを、このカテゴリをメインに見ているということの意味が、それぞれに違う方向であって、それぞれに思い入れがあって。…というのは、決して社交辞令ではなくて。ほんとに身を削られるような心境ではあった、のだ。結果が出れば、それはそれで、受け容れるから…という具合に。
はじめの2セットはそれぞれ競ったうえで両者が分け合った。あとの2セットは、どういうわけか一方的な展開になった。最初に大量リードを奪って第3セットをぶっちぎったのは中央。やることなすこと全て気持ち悪いほどにうまくいき、逆に筑波は何をやっても裏目に出ていた。これが第3セットで、中央はあと1セットを取らなければ勝てない局面であったのがちょっと引っかかっていたところ、第4セットは実に真逆の展開となった。出耒田が実に活き活きと決めていて、決まりはしなかったがサーブの際にバックアタックも打った。
それにしてもこの試合を通じて面白いなぁと思ったのは、それぞれのラリーが長く続くことが多かったこと。そして、そのラリー中の展開とは逆の方向に点数が入ることが多かったことであった。
一方的な展開で両チームがセットを取り合って迎えたファイナルセット。どちらが飛び出すのだろうか、というのは非常に興味深かった。序盤の競り合いの折、中央のディグが着実に上がっているなぁというのを感じていたのだが、それが功を奏したか、4-4から一気に攻め込むに至った。渡辺のサーブポイントから始まり、一気に4点を連取してコートチェンジ。チェンジ初頭の千々木のスパイクはアウトになったが、その後千々木がすぐに椿山をブロックして9点目。
ここで中央は岡村に代えて、キャプテン山本を投入。実は、その後のことはよく憶えていない。何から解放されたのかよくわからないのだが、コートチェンジで中央が観戦していた側にやってきて、そこからはこちらも見ながらひたすら叫んでいたからである*4。確かに、そこに祭りが起こった。
とにかく、中央は一気に畳みかけ、実に14年ぶりの決勝進出となった。
恐らく、おもしろいバレーを展開したのは筑波のほうなのだと思う。きっと、何が勝敗を分けるか、を説くポイントというのは、理論で説明出来ることばかりではないのだろう。明日の筑波がまた楽しみになった。
MIPは中央大学#2高橋賢。

*1:といってもかなり観衆は少なかったのだが

*2:昨日は見たうちに入らない

*3:あちらの言葉では「4回」というのが良いのだろうが

*4:詳細を見返そうと録画を手繰ったが、放送延長になったあとなので既に手許にはない…