何に、どう、目んタマが開いたか
きょうは何か書こうと思いながら家路を急ごうとしたところ、なんとびっくりサンガイアのファン感謝祭が4月28日に入りまして、行きはさておき帰りのヒコーキがえらく高くてどうしたものかと思いながらもなんとかまとめました的な。というわけで開幕週は開幕日だけです(どこになにを
いいセッターと上手いセッターとすきなセッターとすきな選手は別腹である、というのを、ここ2~3年、わたしはなんとなく声高に主張してきた。その主張にはなんの根拠も無いが、言外に、すきな選手がセッターであるにもかかわらず、セッターとして見られない日々が続いていたことを嘆いていたともいえた。
数年前のわたしの辞書には、セッターの縦軸横軸があったとして(これは往年の佳作「セッターマトリクス」に詳しい。んだけど図がずれてるのよー)たぶん縦軸に「オーソドックス」と「トリッキー」しかなかったのだ。
あれっと思ったのは3年前にふたりのセッターを前にして、そのふたりともどもに「僕たち似てると思ってるんですか」(えーというニュアンスを大いに含まれて)と問いかけられた時であった。
そこから3年かかった。縦軸も立体であることに気がつくまで(つーか、気づかせてくださる方がなかなかセッターとして見られなかったのでよー)。
前にマシュマロに回答した記憶があるのだが、そうくるのかなと思っていたところを適度に思いっきりぶち壊してみせてくれるところに、その方の、セッターとしてのエレガンスを感じるこの頃なのではある。たぶん、キャプテンとして、とか、チームを束ねる人として、ということでの括りと、セッターとしてどうであるかという括りとでは、評価が分かれそうな人ではあるんだろうなと思いつつ、妙なところが琴線に触れて、だんだんじゅわーっと燃えさかっているところはあるのだなと思っているのである。
今季で言えば(と列挙できる状況にまず感謝だ)、この3つを書いておくとサザエさんの次回予告並みにはまとまるのかなと思っているが、恐らく3つでは足りるまい。
1.そのワンハンドに
最終日、無理矢理でも現地に赴いてよかったなと思ったプレイ。
東村山の2階席で、久しぶりの応援団の傍で、それなりに声をあげながら、カメラを構えていた。はまさんならではの届き方をしたんじゃないかなというような、ぎりぎりの高いところで捉えたセットが、その次の瞬間、この日、目にものを見せた阿部ちゃんさんによって叩き込まれた。それが、じわりと響いたのだった。
2.きゅんとするセットの正体
「きゅんとする」などという、すごく抽象的な表現を用いる。あまりにも抽象的に過ぎるのだが、殊に3月以降、その立体感に唸るセットをよく見かけた。ふと見ると、1月カピオから出場している鈴木マサが打っていた。たぶん左だとかそのかかってくる角度とか打ち手から放たれるきゅんとする要素とかいろんなものが配合されての状況なのだろうが、ええ、書き手はちゃんと日本語を書いているのだろうか。
今季のサンガイアは二枚替えを多用したんだが、シーズン終盤には「うーむ、二枚替えって、難しいなあ」って、思ってしまったわけなのである。それはさておき。
3.その引き出しを開けられて
サンガイアを語っている時点でおっくんと言ったらふたてに分岐する*1のだが、分岐先がおっくん…(それじゃわからん)…じゃなくってぇ、奥村といわれたら、その代名詞的なブロードとか壁のようなブロックとかいろいろあるわけで、いろいろなセッターがこの方にブロードを撃たせていたのではあるのだが、今季久しぶりに
アレを見られるのだな。 pic.twitter.com/JV3SChRJBc
— でぐちきり (@dhalmel) July 5, 2018
見ましてねぇ。じんわりと沁みておりましたらね。いきなりバックアタックも見ることが出来ましてね。
しゃしんなど撮れているわけがないのですよね。ただただ目頭を熱くしてるだけなんですよね。
続きはCMのあと、或いはもう少ししてから。
トリッキーじゃなくて
その、はまさんの、なんというか、突然観る者の目を見開かせてくれちゃうセッターぶりについて、なんというのだろうか、トリッキー、というのとはちょっとちがうんだろうなと思いつつ、妙にどきどきしながら興奮を露わにしていたのがこのシーズンだったなと思っている。スリリング、かなあ。エレガンス、かなあ。なんだろうな。残念ながら、書き手の語彙に若干の難はあるわけで、ちゃんと表現できているような気はしないのだが、試合を見ながら血が上ってアタマが痛くなるくらい、いっぱいいっぱい濃密な時間を、そのセッターとしてのはまさんを見ながら過ごせたことに、どんだけ感謝してもきりがないなという感がしていて、たぶんこの続きが書かれるのだろうなと思っている。
でもね
あのとき「似てるところは」と問うたことに、その意味はその意味として、あったんよ。それも、たぶん伝わらないのだろうけれども。
*1:「おっくんがおっくんを止めた」を記憶している者からすれば感無量