/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

国体代表に関して思う、本当のところ

国体予選の記事にちょろちょろと加筆している。ほんとうはそろそろ代表決定戦について書き起こそうと思っているのだが、なんだかその前にどうしてもすっきりしないことについて、ちゃんと書いておきたくて、新たに記事を起こしている。

#この記事を検討中に地震があった。最大震度5弱とか、緊急地震速報を聞くとか、久々だ。より揺れたところにお見舞い申し上げます。です。

以前の記事で既報の通り、ことしの「北海道学生選抜」は、3年目にして、単独チームで出場した札幌大学を除く編成ということになった。そして、代表決定戦でこの2チームが直接対決した。試合が終わって時が経って、それぞれの思惑が場外乱闘のごとく*1溢れ出ているWebの一角を見つめて、なんともいえない気持ちになった。学生選抜は学生選抜であって東海札幌そのものではないのだが、この、色の違う2強が抜き出ている今季の北海道の大学界隈を見つめると、その代理的な戦いに終始しているようにも見えて、ことばを失ってしまうのである。

あ、何故ことばを失ってしまうのかを先に書いておかなければ。さらに、その試合自体についてはさきのエントリに追記するわけだしだな。

確かに今回の札大には、他を圧倒するつよさがあったし、見ていてほんとうにおもしろかったと思っている。でも、これは国体予選である。北海道のおとなのバレーボールを代表するチームをどう決めるか、という、そのアウトプットがこれでいいのだろうか。その考えを新たにしている。たとえ今回勝ったのが札大ではなくて学生選抜だとしても、北海道クラブだとしても、SPRだったとしても、IDFだったとしても…考え込んでしまうのである。

国体の枠組みについては未だに不勉強でたどたどしい解釈になってしまうのだが、それでも書き出してみる。北海道の場合はさきの7/6におこなわれたものが「ブロック予選」であるから、「ブロック予選」を勝ち抜いたチームしか本戦には行けないのである。怪我などの(交代せざるを得ない正当な)理由がない限り、エントリーメンバーを入れ替えることは罷り成らない。そのこと自体がどうにかならないのだろうか、と、どうしても考えてしまう。

予選に出るチームの方々の心情は全く無視したうえで、個人的にはやっぱり、下記のようなステップが踏めればいいのにと思ってしまうんだが、それがまず難しいのかなぁ。

代表決定ではなくて選考会的な位置づけでの大会(試合形式なのか何なのか)→代表選考(時期は今頃?)→合宿とか練習とか練習試合とか調整とか→本番

絵空事なのはだいたい想像がついているんだが、なんだか「予選会」の会場で見たパワーのうちの過半数を本番に持って行けない仕組み、それ自体が、どうにもヤリキレナイのである。もちろん、事前準備の予算がどこからどう出るかとか、誰が選ぶのかとか、監督をどうするのかとか、ふるさと選手はどのタイミングで投入出来るのかとか、そういう問題はあるのだろうし、そもそもこのような仕組み自体が出来ないのが国体なのかもしれないが。

今の枠組みだと、どこかが単独で(学生選抜、というのも含む)出たところで「これが北海道です!」というのを本戦で存分に見せて帰ってくるのが難しいんだろうと思ってしまうのだ。勝ち負けとか強い弱いとかじゃそういうことじゃなくて、見る側のパワーを拡散するんじゃなくて「ほっかいどうがんばれーーー」と思えるようなそんなチームが本大会に進んでいって欲しいだけなのだ*2

天皇杯はいいのだよ、個別チーム同士の戦いだから。だけど、国体なんだよなぁ。開催地で「ほっかいどうがんばれ〜」って応援される、これが北海道そのものと思われるチームなんだよなぁ。うーむ。

20140706|SapporoU-HokkaidoUStudents
[といいつつ今回の代表はこのチームなのである。国体仕様のユニフォームもたのしみ。現地でなんとか暴れてくるのだよー]

*1:あ、双方ではないっぽいけどね

*2:なんども書くが、今回代表を決めたチームがそーじゃないということではない