/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

美瑛→富良野

明日の国体予選観戦に備えて(?)着々と富良野に向けて匍匐前進した。けど写真はあとでだよーー。→201207|Biei->Nakafurano | Flickr

朝そこそこ早めに起きて駅へ向かい「ふらの・びえいフリーきっぷ」を手にまずは旭川へ。旭川駅ががらりとリニューアルされていて驚く。あたらしいのだが木を基調とした風合いで、なんとも落ち着くのが良い。その旭川から「ノロッコ号」に乗って美瑛で下車し、荷物を半分預けて自転車を借りた。レンタサイクルにはいわゆるママチャリ(でも3段変速はついてる)とアシスト付きとがあり、後者はおねだんが前者の3倍。今回はアシスト付きを借りなかったのだが、しばしば上り坂でどーにもならないケースがあったので、見栄を張らずに(ぇ)借りるのもアリだったのかとか思った。
ショップの方に詳しい道順の説明を受けていざ出立。いわゆる名所といわれるスポット以上に、全体的に走っている景色のスケールが大きすぎて悶える、という状況であった。ちょっと気になっていた天気も良く、いい汗かきつつ2時間強、主に美瑛の北側のスポットを廻って駅に戻る。ちょっとレンタサイクルの時間が微妙だったので、昨秋のリーグ会場に足を伸ばしてみたりもした(^^;)
[美瑛にて]
自転車を返してから、最近美瑛界隈で力が入っているらしい(?)「美瑛カレーうどん」をいただいた後に、列車に乗って一路富良野方面へ…だが、こんどは中富良野で下車。道中いただいていたリフト券の割引券が気になっていて、まずはそちらを経由して、ラベンダー花盛りのファーム富田へ向かうこととした。ファーム富田の至近に「ラベンダー畑駅」という、ノロッコ号だけが停まる(今後は在来線も止まる時期があるらしい)臨時駅があり、あわよくばそこから乗れればと思ったので、荷物を持ったまま出かけたのだが、なんとなく長い時間ぼーっとしていたりしたので結局ノロッコ号に間に合わず、荷物を持ったまま戻ることになったわけではある。ファーム富田はひとが多かった。シーズンイン、というところではあったわけで、そりゃそうだ。

結局夕方に富良野に着き、投宿してひとシャワー浴びた後に、本日富良野の夜の予定、「明日、悲別で」鑑賞へ向かう。実は富良野駅から、上演されている「富良野演劇工場」まではシャトルバスが出ているのだが、その乗り場がわからず、別の場所で待っている間にバスが出てしまってうにゃにゃ…という状況になった…がなんとかタクシーで向かうなどした。
劇の状況については詳しく触れない。恐らく捉えられ方が千差万別となるようなテーマではあるのだろう。たとえば同じ北海道に暮らしていても、自分と世代の異なるひと(たとえば明日見るような…)にとっては、このテーマはどう映るのだろう、というようなことは考えた。自分、あるいはそれよりも上にしか響かないテーマではなかろうかという危惧は、そこそこある(全体的に)。
自分自身が見るスタンスも、なんともまとまらない。まとまらないままに、終わる頃には胸が詰まって鼻が詰まる状況に陥った。ただ思ったことは、同じものを見て、見た人の感想やとらえ方、見たことによりその人に及ぼされる影響、というのは、それぞれ違うだろうし、それぞれにとって響けばそれでいいのではないだろうか、ということである。誰か、権威とか書いたことが影響を及ぼす立場の人が何かを書く(言う)からといって、それで全体が誘導される危惧、など、あまり現実的じゃないんじゃないのかな…と、昼間ついったーで見た別件をちょろっと思い出したりしたが、深入りはしない。深入りするとすればむしろ、自分にとっての「22歳の別れ」なる曲の破壊力のほうについてではないかと思った。この曲も劇中曲のひとつとして効果的に遣われていたのだが、何故か「早生まれの人は、大学シーンで22歳の時期を見ないで終わっちゃうんだな…」などと明後日のことを思ったりしたもんだ(以前思ったのが再燃したなど)。
明日が早いので、劇のあとのイベントを見ずに、早めに宿に戻ることとして、シャトルバスに乗りたいと言ったら対象1名だったので、結局中の方に宿まで送っていただくなどした。もう、明日に臨むそれぞれの方々は、明日に向けて気持ちの乗る夜を過ごしているのだろうなと思いつつ、結局おなかがすいたので、その後も夜の富良野を歩いていたわたくしであった。夜は雲が多くて、星はあまりよく見えなかった。

さて、明日はいよいよ。おやすみなさい。腕がひりひり、手の甲まで真っ赤っか。