/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

北海道大学リーグ最終日

男子1部@北翔大学(9:30)

きょうが一番長引いたのではないだろうか。閉会式が終わったところで18時近かった。
→いろいろあって絞れなかった。2012 Hokkaido | Flickr

北海道大学(2部1位) 2-3 北海道教育大学旭川校(2部2位)

会場に着いたら旭教大2-1で第4セット途中だった。北大がフルセットには持ち込んだが、最後に旭教大が振り切った。ここの上下は秋季の組み合わせに影響するのだろうか。

北星学園大学(1部5位) 3-1 北翔大学(1部6位)

25-19 23-25 25-21 25-17
HOKUSEI)S4高山 5木島(3S-:1内海) 9江幡 12内田 6山本裕 13高 L11上山
HOKUSHO)6山田 7小野寺 5坂口 9クック S3川口 8工藤 L4両角
北星も北翔も、このリーグでいろいろ揉まれて打たれてつよくなって、次の試合に楽しみを残すところにこられたのだろう。面白いゲームだった。
昨日はそれぞれの試合を見られなかったのだが、リーグ中に見つけてちょくちょく拝見している、北星学園大学バレーボール部監督室からのエントリを機に、俄にきょうの試合を見るのが楽しみになってきていた。
次の試合を意識したところもあったのだろうか。それぞれにこれまで見なかった(昨日はあったのかもだが)オプションも見られた。北星は#6山本が後衛の時にリベロを出さず、山本がレセプションの要であった(そもそもMB兼リベロという趣のプレイヤー。最初の2試合はリベロで出ていたし)。また、途中から出場してきた#1内海のサーブの切れ味が良かった。
北翔の第4セットは#8工藤からのローテーション。何ごとかと思ったら、工藤と#6山田がそっくり入れ替わっていた。サイドで見るのも良きかな。そして久々に見たクックのジャンプサーブとか、リリーフサーバーで出た#10種田がしばしトスを上げて#3川口が打ったりとか。しばしば止められないノリで迫ってくることはあり、北翔にとってはそのまま取りたかった試合ではあったのだろうが。

北海学園大学(1部3位) 3-1 北海道教育大学岩見沢校(1部4位)

25-21 25-19 21-25 25-23
H)S14土持 13鈴木 10和田 4斉藤 5曽泉 6坂本 L3高木
I)6増子 9伊藤 5原田 2神園 4浅井 S8逢坂 L7山崎
両校にとっては、開幕カードが最終カードになった。北海学園は曽我部主将不在*1で、#4斉藤にキャプテンマーク。
序盤は北海学園が快調に飛ばした。アップゾーンも元気いっぱいで、決めた選手の名前(ファーストネーム)を歌に乗せて叫んだりしていた。ゆうた→しょうた→けんたとか。しばしば点差が詰まるところはあったが、最初の2セットは北海学園がリードを保って連取した。
ということで、岩教の立ち上がりはあまりよくなかったが、試合後半には大きな流れを引き寄せてきた。女子の優勝を目前に、多々駆けつけた応援学生の後押しもじわじわと響いた。第3セット開始時「岩教スピリッツ見せてー!」という叫びがあったが、それに相応しい粘りを徐々にみせてくる。1点を争いつつ終盤に突入し、北海学園17-16から岩教が4連続得点で逆転、その後、このセットの行方を大きく決めたのが、岩教21-18から、浅井が斉藤を鮮やかにブロックしたところだった。これはいろいろな意味で大きかったと思う。結局第3セットは岩教。
第4セットは岩教がさきに飛び出すが、岩教7-4から北海学園が7連続得点で逆転。しばしのサイドアウト応酬が続いたが、終盤になってこのときの点差が詰まる。北海学園20-17から北海学園はリリーフサーバー#7源間を起用。コート上に気合いをいれたが岩教原田が決めてサイドアウト。こんどは岩教がサーブの切り札・#10木明をリリーフサーバーで起用。緒戦の第2セット終盤を思い起こす展開で、その木明が強烈なジャンプサーブでサーブポイント、続いて浅井が決めて忽ち同点に追いつく。
終盤に入っても双方サーブで攻めつつ試合が進行していて、フルセットにもつれてもおかしくない状況ではあった。北海学園が24-22でマッチポイントを握ったところで、リリーフサーバー#16高山*2を起用、しかしここを増子が決めた岩教、デュースに持っていこうという勢いであったが、浅井のサーブがアウトとなって試合が決してしまった。

東海大学札幌校舎(1部1位) 3-2 札幌大学(1部2位)

22-25 25-19 20-25 25-20 15-10
S)S9小野寺 8松田 10坂田 4山川 5菊地 3出崎 L13岩渕/14小山内
T)S5長瀬(1S途中-:15山本) 7笠原 12森本 9一刀 3河西 22奥田 L6徳本
練習を見ていたら、札大リベロがふたりいた。ひとりはいつもの#13岩渕だが、もうひとりは、いつもリリーフサーバーで出てくる#14小山内であった。なんというか愛され系であり、サーブで入っては的確なディグを見せ、チームやギャラリーが非常に盛り上がる選手なのだが、それがリベロでベンチに入っているという。リベロで控えていればいつでも必要なところで投入できる、という算段ではあるのだろうが、これまでそういう「攻め」方を見たことがなかったのでけっこう驚いたし唸った。ちなみにこのふたりはいずれも1年で、札幌第一の同期でもある。メンバー表見るといろいろひろがりんぐ。堤げんきかなー。
東海札幌は1セット取れば優勝が決まる。
第1セットは札大が序盤から果敢に飛ばす。東海札幌にいまひとつキレがないのも気にかかる。札大14-11のところで、東海札幌はちょっと早めにセッターを替える。その後一旦は東海札幌がリードするが、東海札幌22-20から札大が一気に5連続得点。東海札幌のほころびを巧みについた札大が1セット先取。荒れた試合の予感がした。
第2セットは東海札幌が取り返す。ちなみにこのセット中盤から、札大リベロとして小山内を出し始める。第2-第3セットはそこそこ岩渕との併用であったが、後半はほぼ小山内が出ていた。
このセットを以て東海札幌のリーグ優勝は決定。
第3セットは、ファーストサーバー小野寺のサーブポイントに始まって、松田のアタック、ブロック、笠原のスパイクミスで一気に札大が4-0とリード。札大が主導する形でセットが展開される。途中、札大19-17のところで、電動の得点板がリセットされ、試合が数分中断するハプニングがあったが、ここから札大が出崎の2連続サーブポイントなどでもう一度リードを広げ、松田のブロックでセットポイント。最後は山川が決めて、セットポイントは札大の2-1となる。
やっぱり勝って終わりたいであろう東海札幌だが、第4セットも4点を先取して飛び出したのは札大。忽ち東海札幌も同点に追いつくが、札大が徐々にリードを広げる。小野寺のサーブポイントで札大13-9となったところで東海札幌がタイムアウト。その後、勝負所での笠原→#1関根、というあたりから、東海札幌が2回の5連続得点などで札大を一気に突き放す。札大が終盤おいあげるも及ばず、最後は関根が決め、この試合は今季1部同士の試合では初めてのフルセットに突入した。
ファイナルセットは序盤競り合ったが、コートチェンジ直後に東海札幌が一気にリードを広げ、最後は笠原が決めて、なんとか全勝優勝でリーグを締めくくった。その瞬間、コートに紙テープが舞った。

各種表彰

えぇい、閉会式で名前を呼ばれた全員分を書いちゃうぞー。太字が受賞者。(5試合べーすだったかしら)

スパイク賞(スパイク決定率)
  1. 奥田基嗣(東海札幌1/#22)68.5%
  2. 鈴木翔太北海学園1/#13)53.0
  3. 森本隆浩(東海札幌2/#12)52.5
ブロック賞(ブロック決定本数)
  1. 森本隆浩(東海札幌2/#12)1.11本/S
  2. 鈴木翔太北海学園1/#13)0.82
  3. 曽泉勇太(北海学園3/#5)0.67
サーブ賞(サーブ効果率)
  1. 出崎大喜(札幌3/#3)20.7%
  2. 小野寺勇紀(札幌1/#9)18.6
  3. 山本裕介北星学園3/#6)17.9
猛打賞(アタック決定本数)
  1. 斉藤寛人(北海学園3/#4)132本
  2. 神園歴(北海道教育大学岩見沢3/#2)102
  3. 河西智洋(東海札幌3/#3)98
レシーブ賞(サーブカット成功率)
  1. 一刀正和(東海札幌2/#9)72.2%
  2. 徳本雄基(東海札幌3/#6)70.4
  3. 坂田糧平(札幌3/#10)70.0
セッター賞

小野寺勇紀(札幌1/#9)

リベロ

高木祐輔(北海学園3/#3)

新人賞

鈴木翔太北海学園1/#13)

ベストサポート賞

東海大学札幌校舎
[おつかれさまでした!]

*1:のちほどお姿を見かけた。時節柄、4年少なめ…というのは、他のチームも含めて今季あるんだろうなぁ

*2:もしや北星のセッターの弟さん?

*3:3位までがチーム表彰対象