アナリストがキニナルヽ(｀д´)ノ[とある年度末に]

今日はもうひとつ「！！！！！」な事案があったのだが、今そのことについて書こうとしても、おそらく3年前と同じようなことしか書けないだろうと思われるので自重しておく。3年前の今頃も、週末大和、だった。

さて（けほん）。

年度末である。
練習試合の便りが各所からやってくるなどしている。大学界隈においても新しいシーズンの息吹も近い。そんな中、録画している去年の試合なのだが、どうしても紐解いて見るという気持ちになれない試合がある。未だに。

其処を越えないと次のシーズンを迎えられないだろうというほどの余韻を、未だに心のどこかに残しているのだが。だが。

その試合についてのメモには、ひとこと「東海にまけた」とある。
コートの中の誰がどうだった、ではなかった。東海がつよい、東海と当たるチームがなかなか勝てない、という要素の中には、コートに立たないひとりひとりのスタッフのつよさ、きちんと組織化されたチームの大きさがあって、そのことについては、何度となくリーグなどを見る中で思い知らされてきた。去年、唯一のリーグで当たった試合では東海に勝った（しかし、優勝は出来なかった）チームが、改めて「東海の」つよさに屈した試合だった。あのとき自分はそう解釈して、なんとか目の前で起こったことと折り合いをつけようとしていた。
あれを越えるためには、もう、今出来ること、出来る範囲のことをいろいろ越えないといけないのだろうな…そんな気がして見ていた。

関東大学バレーを見ていると、日体に向かうバス、というものには何度となく乗る機会があるのだが、そこで見聞きしたこと、感じたことを後年まで憶えていて、あれがなにかの伏線だったんじゃないか…と考えることが少なからずあった。数年前もそうだった。たまたま隣の席に座っていた学生が、ヘッドホンで何かを聴きながら*1、一心不乱に何らかのデータを見つめていた。その姿勢は日体に着くまで変わらなかった。着いて暫くして、そのひとが東海のチームスタッフ、それこそ頭脳のど真ん中であることを知った。大学卒業後即全日本男子のアナリストになったと聞いて驚いたが、それだけのことを積み重ねてきてのことなのだと納得もしたものだった。→帰ってきたアナリストがキニナル2009（謎題 - /ja あやつる YmrDhalmel
コートに立たない選手も含めてチームが出来ていくというのが大学バレーの（見ているものから感じる）魅力であると長らく考えている自分にとっても、東海界隈のその力の大きさは非常につよく、そう感じる原動力が、このひとの姿を見ていたこととも決して無縁ではないのだろう…とも思っている。もちろんそれだけではない。ないが…脈々と受け継がれて繋がっていくその環の中に、確実に大きな存在としてあったひとなのだろうというのは、外からではあるが、なにかと想像できる。

当方がバレーボールに於けるアナリストという役割を意識し始めたのは、全日本女子でその大役にあるワタナベアナリストが登用され始めた2005年（確か専修在学中だったか卒業して間もない頃だったか）だった。それから数年に渡りキニナリ続けていて、それでもなお、アナリストというのがどういうおしごとで、チームにとって何をもたらすのが最終的な出力といえて、アナリストの役割を果たすとはどういうことであるか…を知らずにいた。知らないから、全日本男子のアナリストが今になって交代する理由がわからないのだと思う。
今日もたらされた報せに対して、当方は少なからず憤りを感じているが、何故そういうことになるのか、意味がわからないのである。何が満たされていなかったのか、何が不足していたのか、ここまでの積み重ねにはどんな意味があって、どんな意味が見出されなかったのか。ひとりでは抱えきれない重みがあるからふたりになるのだろうとばかり思っていたから、その観測が斜め下38度であったことにも少なからずショックを受けている。何よりも、御本人が納得ずくで現況と相成ったとは思えないことに、非常に何かもやもやしたものを抱えている。

「何がしたいのか」「何がしたかったのか」「結局どうしたかったのか」…いろいろな局面で、いろいろな事案に対して、あの組織に対して考えを巡らせる。でも結局わからない。わからないままに同じようなことをくりかえし言ったり書いたり何かを煮えたぎらせたりすることが続いている。もういい加減にしなきゃと自分に対して思うことがある。しかし、考えるのをやめるとなれば、それは、もう、この界隈で何かを見ようとしなくなるときなのかな…近頃そんな気がしていたりもする。

年度末である。いつになく、あたらしい年度への気持ちの切り替えが危うい年度末である。わたしにとって。

*1:外部の音声をシャットアウトしていたようにも見えた