卒業

いろんな卒業が交錯しているのは春だからか…でかすぎる余韻の扱い方に苦慮するところではある。
どんなカテゴリであれ、自分がその中心で見ているわけではなくても、いい試合を見られるというのはありがたいことである。16時過ぎからずっと座ってじっくり見ていただ…Vのファイナルを。

自分が見た双方40点以上のセットといえば…紐解くまでもなく、即座に思い出したのがこの試合だった。のちに「海のフルセットボーイズ」「山のフルセットボーイズ」と勝手に呼ぶようになった両チームだ。憶えてなかったのだが、3年前のレギュラーラウンドで、45-43というセットがあったんだなぁと（しかも東レが絡んでる）。自分が気がついていないところまで、ぴーんと自分のために張り巡らせているアンテナがあって、そのアンテナが、妙なタイミングでぴきぴき反応しているんだよなぁ。ということに、すげぇセットが終わったところで気がついて自分自身に呆れるなどした。
きょうテレビで見ていた試合のように、なんだかんだ言いつつ、ここで見ていて良かった、良かったといえるような試合が、ひとつでも多く見られれば良いのだろうと。誰に何を言われようと、指摘されようと、自分の記憶の中に入っているのは、自分で見た試合だけなのだから。

ということをじわじわぶつぶつつぶやきながら、誰にでもなく、卒業おめでとうございます。