ことば
ことばが溢れすぎてきて何も形にならないことってあるわな。
何も形にならないってことは、前から見たらまっしろけというわけであり、実際頭の中はからっぽで、でも何かぎっしり詰まってて、でも見たらまっしろけで。
なんだろう。
終わってほしくない試合がある、というのは、以前にも思ったことがあった。しかし「この試合が始まってほしくない」と思ったのは、恐らく初めてだった。
今の、このメンバーでの試合は、この試合が終わっちゃったら、もう見られない。そのことが、また心の中で詰まって、出口はまっしろけになる。
いつかは長い旅に区切りがやってくるということである。
それはあくまでも区切りであって、決して終わりではない。しかし、恐らくもう二度と同じ形では見られない。今まで見た試合のひとつひとつも、決してそれぞれが同じではないのだが。
少しずつことばを取り出していけば、何かがまとまっていくのかな。手紙の書き出しがわからなくなるのに似ているのかな。
で…
えっと…
4年間、ありがとうございました。
いろいろあった、本当に楽しく濃密な時間を、わたしの中の多くの場所に残してくださったことに感謝いたします。
そしてこれからは。いや、これからも。
まだまだ、ことばじゃないもののほうが先に溢れてくるってのは、どーなのかな。まだまだ、そういうことなのかな。黄色い服でも見せつけられたら、何か変わるのかな。そういうことではないのかな。
まだ、あたらしい、それぞれのステージでということばを、素直にのみこめないでいる、12月12日未明に記す。