/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

どこかがちがうときに

国体予選がじぇんこくてきに展開されている週末、土曜日には大票田(?)関東の3枠が決まった。東京から向かうとかなり遠隔になる鹿沼で、朝から夕方まで、かなりの長丁場。体育館は非常に暑かったと伺うに、そこに赴き、情報を届けてくださった方々にはほんとうに感謝のことばしかない。

その試合を見ていなかった以上、これから書くことには過分に憶測が含まれている。見ている側からすれば、そういうことじゃないだろ、ということも、たぶん含まれている。それを始めにえくすきゅーーーーーずしておく。

関東は8都県からの3枠。結果的に、出場権を得たのは、栃木(選抜)、千葉(順大)、埼玉(アザレア)の3チームとなった。
栃木は、わたしが見に行った頃の数回の予選で、毎回見せ場はあるのだが、それでも代表権を掴むにはちょっと足らず、というのが続いていた。そのときに宇大の学生として獅子奮迅していた大木が、ふるさと選手として、久々に栃木のチームに加わっていた。チームの核を為すのは、関東(限りなく1部に近い)2部の覇者・宇大の学生、という構成だったようである。栃木が、その地元で実に久しぶりの本戦出場を決めた、ということ自体は、非常に喜ばしいことであった。

茨城はあと一歩及ばなかった。
茨城は神奈川(富士通)にストレート勝ちを収め、その後、勝てば代表決定という試合で栃木と相対した。第1セットを先取したが、第2セットはかなり一方的に栃木が押す展開となった。ファイナルセットもそのまま栃木。
第3代表を決める埼玉戦は、阿部が出場せず、先発セッター秋庭でのスタート。第1セットを先取し、第2セットも23-19まで行ったのだが…

その場で試合を見ていなかったわたしは、どうしても留萌合宿の記憶を引っ張り出そうとしてしまう。留萌でわたしはこのチーム(赤木さんは来ていなかったが)を丸二日見ていたのだが、どうも、そのときに、何か舞い上がってしまっていたのか、考えないようにしようと思っていたことを押し殺そうとしていたのか、どっちなのかわからないのだが、ちゃんと見えていなかったことがあったんじゃないのだろうか。この記事を書いた手前、どうしても、何らかの形で、もやもやっとわき上がるのだ。

いつものチームが、いつもとどこかがちがうときに、何が出来るのか。そして、いつもとちがうなりに想定していたこととも離れてしまった際に、いったいどうすればいいのか。

この短い期間で解決するには難しいテーマだったのかもしれない。でも、それが、まず「サンガイアの選手が主体なので、僕たちがベースをつくっておけば」(記事中より)というところの、肝だったんじゃないんだろうか…。
このチームについて「セッターだけ変わるのって、難しいよね」という結論にはしたくないんだよなぁ。いろんなことの、これからのために。でも…難しい。自分の心の中にある、押し殺していた何かとのせめぎ合いの中では、非常に難しい。

否、これから、いくらでもある。「どこかがちがう」ことなんて。それこそ刈谷で迎えた2013/14V・チャレンジリーグのラストだってそうだったわけだし。ベンチ*1に誰がいて、誰がいない、というのも、リーグの試合試合で違うんだろうし。いつも、いつものとおりじゃないのだ。だからこそ、この1日を、次へ繋げてほしいと願うばかりである。

長丁場を戦ったみなさまおつかれさまでした。

そして、次の週末は、いつものサンガイア、だ。

「いつもの」のなかでも、それぞれに「どこかがちがう」のだ。少しずつ。そんななかで戦っていかなければいけないのが、リーグだ。恐らくリーグ開幕前に試合を見られるのは、これがラストになるんだろうなと思う*2ので、そういう意味でもちょっと気になっているし、楽しみにもしている。
あ、このしゃしんの左下の方は、国体東北ブロック予選だぁ。どきどき。秋田からですよ。

*1:この場合、スタッフも含めて

*2:天皇杯は、たぶん行けない