/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

関東大学リーグ14日目

今日は男子2-3部の最終日。女子2部は今日から順位決定リーグ開始。

2部男子@駒大二子玉川10:00-

本日は全て特設コート(1コート)にて実施。

#なんだか試合そのものの密度が濃すぎて、却ってことばが足らなくなっている、きょう。

中央学院大学3-2亜細亜大学

会場に着いたら終わっていた。亜細亜はファイナルセット、中盤過ぎまでリードしていたそうだが…
この試合のセットカウントにより、中央学院大学は7位が確定した。

早稲田大学3-2専修大学

26-24 21-25 23-25 25-22 15-10
W)21伊藤 15倉坂 16西又 2長内 10高橋元 14市川 L19山田
S)9中村 6井田 7栗山 16大石 8石川 21上村 L19杉本
5位、6位を決定する試合。
序盤からそれぞれの面白いところが溢れ出た、密度の濃い試合だった。
ファイナルセットは専修が先にリードを奪ってコートチェンジしたが、コートチェンジ直後から早稲田が一気に逆転し、更にリードを広げて一気に切り抜けた。

慶應義塾大学3-0駒澤大学

25-18 26-24 25-20
Ke)8小池 1井本 5小川 22山本 23間宮 28村上 L21川村
Ko)18佐保 7町田 9一戸 14添田 11駒橋 4阿部 L3夏目
2位に食い込みたい慶應と、ひとつでも上位に位置したい駒澤。それぞれの前日の戦い方を見るに、混戦が予想されたが、案外一方的な展開になった。
駒澤は第2セット中盤からリードし、先にセットポイントを掴んだが、慶應がデュースに持ち込んでひっくり返した。

国士舘大学3-1宇都宮大学

25-18 20-25 25-22 28-26
K)6池澤(2S途中-:48浜田) 12瀬戸口 7平野 46井本 1石川 45上村 L10浅岡
U)7武田 6高木 4野村 10大木 19佐々木 13村上 L17高良
前の試合がストレートで決着したため、宇都宮大学が2位に入るためには「2セット以上取る」ことが条件になった。前日の両チームの状態を考えると、その条件は、宇都宮にとってとても厳しいモノのように見えた。
昨日に続いて宇都宮のセッターは野村。2試合目であるからか、前日に比較して、チームとしての攻守のカタチが出来てきたようにも思えた。第1セット序盤は国士舘がリードを広げたが、10点過ぎでやや追い上げた。宇都宮サイドのみならず、国士舘サイドからも大音量のノムラコールが聞こえた。
第1セットは後半に国士舘が一気に連続得点を挙げたが、第2セットに入って、宇都宮に光が見えてくる。ただ、大木は何故か硬く、スパイクが大きくアウト、という場面がいつもよりも多くなってしまっていた。その分武田が利いていたようにも見えた。第2セットは、後半での佐々木のサーブポイントなど、宇都宮が総力を出して取る。「その難しい条件」まであと1セット、とする。
第2セットの中盤に、国士舘はセッターを替えていた。前半に当たった(このときはオール2点差で国士舘がストレート勝ち)際も、国士舘は池澤→浜田の交代が当たっていた。浜田はより独創的でトリッキー。これは流れを変えるに充分なのだろう、と思っていたが、その通りになった。双方が打っては繋げ合う展開の中で、瀬戸口、そして、MBの上村あたりが非常によく利いた。第3セット、宇都宮は序盤から国士舘に5点前後のリードを許し、後半にデュース寸前まで追い上げたが、最後は大木のスパイクがアウトになり、土壇場の第4セットを迎えることとなる。
第4セット。このセットを宇都宮が奪えばフルセットに突入。そして宇都宮は2位を決めることになる。国士舘が取れば国士舘の全勝優勝が決まり、2位は慶應となる。
宇都宮は序盤リードを広げるが、宇都宮9-6で国士舘が1回目のタイムを取ると、国士舘が息を吹き返す。国士舘は浜田の「もしかしてそれワンマンっすか?」的にコースギリギリにふわっと落とすフェイント、そしてその次のプレーで瀬戸口が武田を止めて同点。そこからは双方1点以上離れない展開が20点過ぎまで続いた。そのひとつひとつが息を呑むような展開で、見ている側は息を呑むのに精一杯であった。試合会場にも、何とも言えない空気が流れていた感がした。
21-21から、宇都宮は国士舘のサーブミスをきっかけに、一気に24-21とセットポイントを掴んだ。しかし、そのポイントを石川が返して以来、サイドの変わらないまま、デュースにもつれこんだ。更に、続く石川のサーブの中で、どちらのコートにもボールが落ちない、これでもか、というばかりのラリーの末、セッター浜田がライトからの強打で決め、国士舘が逆に25-24とマッチポイントを掴んだ。
デュースは続き、宇都宮は武田の連続ポイントでもういちどセットポイントを握ったが、次のプレーでドリブル。大木のスパイクがアウトになって再度国士舘がマッチポイントとなると、最後は調子の上がってきていた瀬戸口が決めた。
国士舘は全勝でこのリーグを締めくくった。
宇都宮にとっては、あと1セット、いや、あと1点が足りなかった。1部の舞台への挑戦は、来春の戦いに持ち越されることになった。

2部男子最終成績
  1. 国士舘大学(10-0)
  2. 慶應義塾大学(6-4)
  3. 宇都宮大学(6-4)
  4. 駒澤大学(5-5)
  5. 早稲田大学(5-5)
  6. 専修大学(4-6)
  7. 中央学院大学(4-6)
  8. 亜細亜大学(0-10)

2-3位、6-7位はセット率。

個人賞
  • 優秀選手賞:石川雄一郎(国士舘#1)
  • 敢闘選手賞:井本隆文(慶應#1)
  • ベストスコアラー賞:栗山雅史(専修#7)次点:大木(宇都宮#10)
  • スパイク賞:一戸良介(駒澤#9)次点:大木(宇都宮#10)
  • ブロック賞:平野晃多(国士舘#7)次点:小川(慶應#5)
  • サーブ賞:井本大樹(国士舘#46)次点:栗山(専修#7)
  • セッター賞:小池聡司(慶應#8)
  • レシーブ賞:町田裕太(駒澤#7)
  • リベロ賞:夏目真吾(駒澤#3)
  • ベストオブサポート賞:慶應義塾大学