/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

知るため、考えるため、伝えるため

たとえば、今、ワタシが個人的に知りたいと思っていることがある。しかし、そのことについて知ることの出来る機会があるような気がしない。気がついたら時が過ぎ、どこかで何かが粛々と行なわれているのだろうけれど、何もわからない…ということに、きっとなるのだろう、そう容易に想像がついてしまう。

あるものごとについての情報が得られるか否か、とは、その情報についての価値が高いか否か、ということと、オモテウラの関係にあるのだろう。特定の政党や団体、あるいはスポーツチームや選手を専ら担当する「番記者」(あるいは、それに類するもの)という存在があるのは、記事の読み手がそれを欲していると言うことと表裏一体の関係にあるのだろう(個人的には必ずしもそうか〜?と思うところはあるのだが、それはそれとして)。

特に知りたいと思っていなくても(と言ってしまったら語弊があるが)耳に入ってくるニュース、興味を持って捜したらヒットする記事、ずっと知りたいと思っていて方々をあたっても何もわからず悶々とするキーワード…実は、バレーボールを巡る関心事のあれこれについては、残念ながらこの3番目のケースが過半数、となってしまっている。

まぁ、バレーボールに関しては、月に1回発行されている専門誌があるので、それを読むことによってある程度の知識や情報を得ることは出来る。ただ、月刊誌であり、しかも現在は1誌のみが発行されている状態であるため、それだけでは十分ではない。
尤も、バレーボールを取り上げるのは月刊誌ばかりではない。日々のニュースとしてはピンポイントで各所であがっており、それを継続的にクリップしているニュースサイトとしては「ばれにゅ☆どっとねっと」が有名である(いつもお世話になってマー)。このサイトを通じて、メディアでの取り上げられ方のバランスも見えてきてしまうのが興味深い。たまに、ばれにゅさんについて「あのサイトは女子中心だから…」と聞くことはあるのだが、そうではなくて、もともととりあげられるソースがそーいうふうにできている*1のだ。

いわゆる「映像」や「活字」のオシゴトをするひとが起こしたものや、各チームや競技団体が発信するもの…では賄いきれないような、知りたいことがあった場合、思ったことや考えたことを伝えたいと思った場合、いったいどうすればいいのか。

知り得たことは、どのくらい「公開」できるか

誰か関わっている人が率先してこれらの情報を出せば良いのに、と思います。

「さて、バレーの話題でも」-tameのよもやま綴り(2009/01/21)

上記記事を書かれた方は、情報の取り扱いについてこう記している(2月いっぱいくらいであれば直リンクから飛べるのかな…)。

  • 知りたいと考えた事柄があった
  • その件のキーマンと連絡を取り、今後のスケジュールと概要を教えてもらった
  • この件の当事者(スタッフ)であれば情報を公表したいところなのだが、自分の立場では、どこまで出して良い情報なのかが判断できないため、詳細を書くことはできない。

「この件」こそ、実は冒頭に書いた当方最大の関心事なのだが(にへ)、記事の書き手の立場についても、当事者に望んだ内容についても、そりゃそうだろうと思う。だから、ぐっとこらえる。

考えてみると、当方自身も「情報」として此処に何かを書く基準は同様。概ね下記のようなところだ(「妄想」として書いていることはこの限りではない)。

  • 公開された場所で自ら見た内容(例:試合の結果やスタメン、得点経過など。公開されていても練習や練習試合はグレーにしてるかも)
  • 一次ソースが(マス)メディア、協会や機構、チームから発せられている内容

…だから、いろんな経緯で漏れ聞こえたけど発表がまだだから言及できないよーん…という件は、少ないながらもある。

そう考えると、一介の観戦者乃至はブログ書きに書けることというのは、そう多くはない。
だから、ついつい「まだかなまだかな〜学○の〜おb(ry」モードで悶々とまだかなまだかなエントリーを連発するばかり…ということがおこってしまう。

ついつい「トリガー」を欲してしまうのは確かである。

誰に尋ねればよいのか、どこに届けばいいのか

インプットとしての「情報」ばかりではない。バレーボールを見ていて、あるいは、バレーボールに関するニュースに触れて、「質問」をしたり「意見」を届けたりしたいと思うことがある。
例えば、全日本男女の監督公募に関する経緯について(ぎじろくよんだけどわかりませーん)とか、Vリーグの会場についてとか。
しかし、実は、JVAのサイトにもVリーグのサイトにも、問い合わせフォームなるものは存在していない。メールでの問い合わせなどもってのほか、ということであれば、別のチャネル開示の仕方もあるだろうが、それもない。たとえば、日本野球機構サイトにはご意見箱なるメールフォームがある(処理が大変だろうなと思いつつ)し、この手の団体がすべて「メール?へぁ?」ではないとは思うのだが。
チームのサイトには、Web経由で何かしら送信できるフォームは見受けられるが、運用形態はチームによりけりだし、そもそもそれってチームに聞くもんでもないし的なコトもあるし。

以前、誰かと、「個々のファンが個別に聞いたり言ったりしても、なかなか伝わらないし、何かのレスポンスがあるわけでもないし。何かいい方法はないのだろうか…」という話をしたことがあった。ちょうどどこかのブログのコメント欄でも見たばかりなのだが、質問や意見を交わしたり集約したりする場所を持って、そこから何かを聞いたり届けたりするチャネルを持つことができるのかもしれない。あるいは、それは絵に描いた餅に過ぎないのかもしれない。そもそも集約などできないのかもしれない、みんないろんな方向に振れすぎて。
…でも知りたい。知りたいけどわからん。此処で個々で悶々としているだけではなくて、何か進められるものがあるのかどうか…

いろいろ書いたけど

ユニバどうなるのかな。
現在、一ファンとしてとてもありがたい「当事者が率先して発信している」ものは、阪神デルフィーノの手作り広報活動、そして中央のブログ、更につくばのフォトギャラリー…などなど。ほんとに頼りになってるし癒されるしなんつーかもー。

*1:そして、女子関連記事の方がコメントするひとに勢いがある