/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

沸点付近に於ける2枚替え考

ゆうべから2枚替えのことを考えている。ついつい2枚替えっていう言葉でググったら、将棋用語でもあるみたい。

なお、きょうのエントリはそこそこ煮えそうな気がするので、猫舌な方のために心温まる迂回ルートを設けてみたりする。この前旭川でも思ったのだが、こうたろうさんええよのぉ。ああいうセッターを有するのはヴォレアスのつえぇところだよなあとしみじみと*1

dhalmel.hatenadiary.jp

さてと。

さきほど貼った迂回ルートの折には「2枚替えもたまに見るにはよいのぉ」と書いていたような気がするのだが、んまぁそのあたりはファンの身勝手さというかなんというか、舌の根のかわかぬうちになんだなあと思ったりもする*2

2枚替えというのは、ベンチから一気に2人出てきて2人交代する場合のうち、主に、(最初に出てる方をAとして)オポジットAがサーブに下がるタイミングで「オポジットAとセッターB」「セッターAとオポジットB」が一度に交代する、という場合を言う。サーブの効果によってはちょっとタイミングが前後して、セッターのいないローテーションがあったりもする。3ローテ回って、セッターBが前に戻ってくるタイミングで、もとに戻されることが多い。つまり、2枚替え一式やりきると、1セットで6回切れる交代のカードのうち、4回がそこに消費されることになるのである。

f:id:dhalmel:20191124150605j:plain

2枚替え発動をベンチで待機する(20191124、土浦)

2枚替えの目的にはいろいろあるのだろう。セッターが前衛に出てくるローテーションで、前衛に攻撃をする枚数を増やそうとするとか、セッターが前衛に出てくると低くなりがちなのを補おうとか、あるいはタイプの異なるセッターを入れ替えてリズムを変えようとか*3。それぞれの出場機会のためというのもあろう。想像できるだけ頭をぐにぐにしているだけだ。特に意味はない。4枚攻撃を確保しましょうという流れの中では今意味があるのかないのかそれもチームに因るだろうしチームの状況にも因るだろうし、である。

あくまでも「状況に応じて」切られるのが交代のカードなのだと個人的には思っている。だから、そこは臨機応変にいこーよーとどうしても感じてしまうのでもある。2枚替えは必ず発動される必要があるわけでもなく、また、発動されたらもとに戻さなければならないわけでもないのだと、そう思いながら見る機会が最近多い。せめて、そこかしこで切られるカードに(見ている側が理解できないとしても)そこで戦っている人たちにとって深い意味があって、そこに滋味があってほしいと思ってしまうのである。最近、監督をはじめチームの方々のことばを聞くことが増えた。何らかの色が見られると、そしてそこにつよい意思を感じられると、にやっとしてしまうのだ。聞き手が理解できないにしても(だめじゃん)。

いや、いいのだ。各々の区切りを、あとから思い出して「あそこはあれでよかったのだ」と振り返れれば、それでいいのだ。見ていない試合について、考えを巡らせるのは、そこまで。

参考文献

volleypedia-jp.org

sputnik0829.hatenadiary.com

 

*1:尤もそろそろ本澤でクローズする試合も見てみたいのだ。わし先発で見た2試合、どちらも途中で交替そのまま終了だったわけでだ

*2:それくらい、主に大分方面で何かを見ていたときは、たまには2枚替えも見たいなあと思っていたのだった。それだけ、セッターをセッターとして見ることに、飢えていたんだな

*3:それだけならセッター替えればええよな

自重することもあり 自嘲することもあり

来週の土曜日は(状況によっては日曜日も)出勤だ。で、ここのところの東村山→札幌→旭川でその先にアウトプットしようとしているものと自分の体力ゲージがギリギリのところでせめぎ合っていて、髪が伸びてて収拾がつかず、さらに金曜日の夜に飲み会などあって、でも金曜のうちに仕上げたいものごともあって、あああ荷物は……みたいなことになるということを悟って、

vbm.link

金曜のうちに、予定していた土日の観戦を取りやめることにして、キャンセルボタンをぽちっとした。

あれやそれをやろうと思っていたことはそれなりにあったのだが、やったことといえば、おそらく、髪は切ったさ。…それくらいかな。

今回回避したから、次にサンガイアが見られるのはカピオになっちまって、そのカピオの次は帯広でのラストなんだなって。残り3試合なんだなって。

今、この時点でわたしが口にして良いことなどなにもないのだろうから、そのときを、しみじみと待ちつつ、心身ともに整える、しかないんだろうな。

f:id:dhalmel:20191222115035j:plain

だからぼくらは

 

「今季ラストの旭川」だった

帰り際に「ここ2週間忙しかったんじゃないですか」と問われ「生きた心地がしたかどうか」と答えるなどした。2日ほど旭川に行ってきた。前日まで札幌の会見コメントと格闘していて(ウィークデイのおしごとがカツカツでその後を使えないという状況を舐めていた)、旭川に向かうまで(そして向かってからも)バタバタしていた。ほかのことはさておき、こと書くものについては書き終わるまでじたばた落ち着かない性分で、しかも混ぜるな危険、次が始まる前に前のことを終わらせたいという感じになって(きょねんは「カルッツの前にカルッツ」とか、あったなあ)、じたばたと。

札幌は、こちらです。

vbm.link

さて、旭川である。今シーズン、出先でヴォレアスを観る機会は(やっぱりサンガイアを見てるとねぇ、同じカテゴリだし、対戦もするわけだしねぇ)そこそこあったのだが、ホームゲームは初めてなのである(なにせ前回はみなみのほうにいっていたわけだしね)。過ぎたるは及ばざるが如し現状では、ということなのだろうか、たとえば、完全飲食持ち込み不可というのと、完全キャッシュレスというのは、大いに現場を混乱させていたのかなとか。ちょうど帯広のチケット発売がこのタイミングに重なって、いちさんがいあーとしてどうしたものかと思っていたりもしたのだが*1。土曜日はどらやきひとつで夕方まで乗り切る過程でちょっと己のカルシウム不足を露呈したりもしたので、日曜日は早めに食べ物を調達して少々高みの見物を含めたりもしていた(おととしの東川で見て以来のおにぎりがまだあったので、1個いただいた。むちゃ美味しかった)。

さて、詳細はこれからどこかにあげるものに「乗せる」こととして、実は密やかに響いた言葉が「これから今季旭川大会ラストゲームです」というMC。今季から旭川ホームゲームのMCを手掛けるというサトルさんは実にいろいろとコート内外の細やかなところを拾ってマイクに載せて、会場を盛り上げていると実感。ヴォレアスばかりではなく、色々なチームの色々なプレイをほんとうに。

旭川大会のホーム主催チームからは、当該カテゴリにおけるホームゲーム開催を今季限りにしたいという鼻息を非常に強く感じる。鼻息ばかりではなく、恐ろしいばかりの手応えもそこに感じている。サンガイアは今季旭川で試合ができなかった。帯広でも直接対決は無いし、土曜日ヴォレアスが登場する前にひっそりと全日程を終了するので、ちょと印象は薄いままになるのかもしれない。これからどうなるかはわからないけれど、その語調に、「動く」何かを感じたのは確かだ。仮に旭川に動きがあっても、北海道でV2を見られる機会はなくならない、とは、思いたいのだが、こればかりはシーズンの残りの成り行きや、その後の会議室で決められることが決まらないと、なんとも言えない。

区切りはそこにあるのだろうし、区切りをつけるために動いている存在がそこにあるのだろうということを、そして、よくもわるくも次元の違ったところで動くものがそこにあるのだろうということを、ひしひしと感じた2日間であった。日曜日、試合開始が直前に照明が消えたことで遅れて、前にそういう試合を見たときの当事者がこの場所にもいたことに気がついて声が出そうになったり、そのひとが今季初めて試合に出て決めたのを見て目が丸くなったり、その他、いろいろと。

自分の目の高さで、思ったところはいろいろあった。たっぷりと愛するものを持ったひとたちを迎えた場所で、何をどう愛していくかということについて、はるか遠くに思いを馳せた。それぞれ、が、ぶつかる以上、どこに正解が在るわけでも、どこに間違いが在るわけでもない。そうわかっていても切ないことはあるけれども、だ。

昨日、サンガイアが勝ってよかったなあ、と、結局、遠くの結果を噛み締めながら旭川をあとにしたのであった(正直、そうですよ)。

f:id:dhalmel:20200118162033j:plain

諸般の事情により1週間前くらいのしゃしんです@東村山

初日の第2試合については、こちらにあげた。

vbm.link

この私的なつぶやきの続きは、上記以外の件を落ち着けてから、随時。

*1:現時点で、どの席種も「紙のチケット」は売られていない。会場でA席優先、というのは、一足早く、購入のためのURLが提示されるということのようだった。今はすべてサイトからの購入が可能というかそれ以外出来ない

忙中閑なし

個人的にはあんまり忙しいオーラ(オーラ?)は出したくないのだが、まあそういうこともあるから仕方がないということにしておく。先週末の東村山→北ガス以降、3日くらい使い物にならん状況だったんだが*1。そこからなんとか、これは旭川に行く前になんとかしたいなー案件をやっつけていたりするのである。そして合間に絵の具の出番があったりするのである(なぜ)

f:id:dhalmel:20200118140314j:plain

ハンさんは、とってもぶるぶるさせてくれる。悔しいくらいにね。

公開した途端にいきなりきょうがチケット発売日つーことになって、なんというか間の悪さを感じつつも、なんとか旭川に行く前にもう1記事ほどあげられればということで、もうちょっともがいてみるのである。

Lightroomを得ていろいろ憶えたので(あっノートPCにも仕込まなくっちゃ)、珍しくちょっとだけフォトギャラリーも展開してみたりしたので、よろしかったらぜひ。

vbm.link

*1:実はシゴトバにおいて5年ぶりいやそれ以上のPC総入れ替えという案件があり、週末ごとに交替で出つつがしがしやっているその第一弾がこの前だったのだ。わたしのでばんは2月に入ってからだがその前から入れ替え後のあれやこれやに追われていたりはする

サフィルヴァ北海道、初の札幌HG終了。連勝。そして。

わたしが札幌に越してから、9回目の新年を越えた。
いつか、一緒にバレーボールを見ていたひとと、いつか、一緒に見たいバレーボーラーが、界隈に増えていた。だけど、わたしの気が小さいのと、拡散する力が足りないのと、その他諸々で、それはわたしの中での夢にしかなっていなかった。

サフィルヴァがVリーグに参入したことで、いや、言葉にしていいんだなと思った選手が増えた。そして、その、あたらしい枠の中で、もがいて暴れて研ぎ澄まして、徐々に力を増した。

f:id:dhalmel:20200119124949j:plain

みんながんばってますよみんな。
ほんとがんばってますよみんな。

また書きますのでどうぞよろしくおねがいします。

わたしはその間にあった試合の結果が悔しすぎて、すぐに立てなかったのですよ。