/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

春の高校バレー北海道予選会最終日

先に結果を書いておく。代表チームは、男子札幌第一東海大四、女子札幌大谷札幌山の手。4チーム共に札幌の高校が代表となった。
本日は6試合とも特設コートでの3セットマッチ。アリーナサイド側(主審と逆側)に若干の特設席が設けられていたが、エンド側は既設の席のみ(あるだけありがたい)で、しかも体育館が広すぎて(広いのは素晴らしい)若干遠かったので写真はあまり撮っていないが良い眺めでの観戦となった。

女子準決勝(勝者が全国大会進出決定、敗者は3位)

札幌山の手 2-0 中標津

25-11 25-11
Y)8大盛 9豊川 11宮田 6小山 10山西 1雲津 L13寺嶋
N)4内藤 6合田 1阿部 2登(晴) 16櫻井 8伊藤 L10佐賀
ノーシード1回戦(初日に試合アリ)から勝ち上がってきた中標津(なかしべつ)。試合開始後なかなかリベロが入らないのであれ?と思っていたら、リベロを起用するタイミングが3ローテだけだったことに気がついた。
試合自体は2セットとも山の手が序盤からリードを拡げ、危なげなくストレート勝利に至った。
[この試合のではないが。中標津の監督とマネージャーのTシャツが「鮭節華ふぶき」]

札幌大谷 2-1 旭川実業

20-25 25-15 25-18
O)3井上 5三國 6加納 7小室 2伊藤 4松田 L1遠山
A)8黒川 14奥山 9河野 2斉藤 7藤田 3池田 L10渋谷/16市村
両チームの応援にはそれぞれブラスバンドがいて、応援席は一気に華やいだ。尤も、同じ曲を遣ってコールするところがあって一瞬どちらが決めたかわからなかったりするのはご愛嬌。
第1セットは双方やけに連続得点が続いた印象。サーブ順はようやく一巡したかしないかであった。最初大谷*1が5-1とリードを拡げたところで旭実がタイムアウト、その後実に旭実が9連続得点で一気にダブルスコア、その後も点が入るときはまとまって…という原則は、中盤過ぎまではほぼ崩れぬうちに旭実が先制した。
第2セット、大谷はミドルの前後(#6加納と#4松田)を入れ替えた。それが功を奏したのか、大谷が序盤からリードを拡げ、主導権を握ったうえでセットを取り返した。ファイナルセットも細かくリードを拡げた大谷が、最後は旭実に追い上げる余地を与えずフルセット勝ちを収めた。
北海道代表が南北→全道2代表になってから3大会目(旧日程分含む)だが、女子で2代表いずれも南北海道勢となったのは今回が初めて。

男子準決勝(勝者が全国大会進出決定、敗者は3位)

東海大四 2-0 札幌藻岩

25-23 25-17
4)4山田 10本林 6山下 1二川 3道中 2矢木 L7近谷
M)12榎本 4宇野 2神園 1森元 14水嶋 3水間 L5佐々木/13村本
四高と藻岩といえば「ご近所さん?」という漠然としたイメージがある。微妙に道がずれてる気がするが、東海(四高のさらに上に東海大学札幌校舎がある)に向かうために坂を登ろうとするその麓?に藻岩があるイメージがある(大ざっぱすぎる)。
第1セットは息をつく間もない緊迫した展開。藻岩が非常に切り返しが上手く、切れ味が良い印象を受けた。当初はリードし、15点過ぎても差がつかない状況であったが、20点過ぎに四高が目の覚めるようなミドルからの攻撃でつくった僅かなリードを契機に、それを守って第1セット逃げ切った(しかし、終盤追い詰められたところでの藻岩のブロックも見事であった)。
第2セットは10点手前からの四高の連続得点で一気に18-9とリード。そこから藻岩が追い上げて19-15まで迫るがその後及ばなかった。この試合は四高が勝ったが、藻岩は2年生以下の新チームに切り替わったところ。年が明けて、春高が終わってからが怖いような気がする。

札幌第一 2-0 とわの森三愛

25-22 25-22
1)1浅川 9岩渕 8山本 4堤 2工藤 3奥田 L10村上
T)3安藤 6山田 1小野寺 4トイード 5大江 10小池 L12山本
なんとなく筑波クラスタにはキニナル一戦(16とか17とか的な意味で)。それぞれどきどきする接戦続きではあり、第2セットなどはとわの森が土壇場で2点差まで詰め寄る場面もあったのだが、結局最後第一が振り切った。大事なところで堤、という締められ方をするとどうにもならない場面もままあるわけで…。
男子は残った4校にはそれぞれに面白いものがあったが、結局札幌の2校が出場となった。札幌第一はさとうたけるキャプテンの時以来の春高出場を決めた。

女子決勝

札幌大谷 2-0 札幌山の手

25-23 25-21
あまりメモを取ったりせずに場の雰囲気込みで見ていた。緊迫した好ゲームであったが、どことなく大谷がちょっと上回っていた感がした。ここまでの5試合そうなのだが、思いっきりミートしてしっかり打ち切れてきているチームがちゃんと勝ってるなぁという感がした。大谷では#7小室の勝負強さが印象に残った。

男子決勝

札幌第一 2-0 東海大四

25-20 25-23
1)1浅川 9岩渕 8山本 4堤 2工藤 3奥田 L10村上
4)4山田 10本林 6山下 1二川 3道中 2矢木 L7近谷
1は1からのサーブで4は4からのサーブなのだなぁ(謎)。実は第一はフロントオーダーだということに気がついた。セッターの対角に入る#9岩渕がぴりりと辛くて時に打ちやすそうなジャンプでの二段に何度か惹かれたりした。しかし、四高のほうはサーブスタートじゃないときにそのままなので、強烈な#4山田のサーブがあとになってしまうのが勿体ないような(注:個人の感想です)。
先ほど女子決勝の項に書いたことが当てはまらなかったような気がしたのがこの試合であった。どうにも、見ていて面白いなぁと感じたのは四高の方だったのだが、どうも試合展開としてうまくない。第2セットが取れたら展開が変わったのかもしれないが…。結局接戦の後、この試合も「最後は堤」だったのであった。

*1:今日だからこう書ける。昨日時点で勝ち残っていた「大谷」は3チーム4校あったのでそうはいかなかった