五学連が、夢だった。
きょうから愛知で「西日本大学男子バレーボール5学連選抜対抗戦」(通称・五学連)が開催されている。五学連というのは西日本にある5つの学連(東海、関西、中国、四国、九州)で、例年この5つの学連がそれぞれ選抜を組んで対戦するという形態でおこなわれている大会である。
ただ、ことしは、ちょっと様子が違う。五学連といいつつ、9チームでの戦いだというのである。北海道、東北、北信越という「東」の学連も選抜チームを組み、さらに、韓国からの学生選抜チームも参戦しての大会ということだ。もうちょっとでこれに近づく。
北海道(選抜)は、かつて、10年以上前、五学連に参戦したことがあった。東西対抗はあったのだけど、どうしても東軍は関東主体の編成になる中で、「関東以外の東」がどうやって経験値を積み上げていくかというのは、継続した課題である(という認識が、ずっとある)。わたしが北海道に戻ってすぐに感じたところもそれで、ついつい当時ストレートにぶつけたインタビューをしたなと思った→バレーボールInfo : 2012東日本インカレ直前:東海大学札幌校舎・春間監督に聞く
それから、関係するいろいろな方が、いろいろなやり方で、その風穴を開けよう開けようとしてきているところを見てきた。北海道が、2012年に、国体のために学生選抜を組み始めた、というのも、まのあたりにしていた。五学連に出るというのは難しい、といいながら、ひとつひとつ、こじ開けてきた先が、今なのだろうという思いはある。尤も、今、というのも、進行形ではある。
結局いけねーでやんのではあるのだが、五学連がこのサイズでおこなわれていて、いつも拝見している方々がその場で戦っているということに、非常に深い感慨を憶えている。どうやったら、道は続くのだろう、繋がっていくのだろう、と、妄想を拡げながら見ていた者のアタマの上で、今、大会やってるんだなあというその感慨がある。
あたりまえではない、その環境を、存分に、その先に繋げようとしていく姿を目の当たりにしたかったという思いはある。非常につよくある。
2017北海道学連選抜
国体(予選)は12名編成、五学連は14名編成(括弧内は国体予選時の背番号)。