/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

V・チャレンジリーグ男子14日目

今日も川崎と尼崎にて開催。さきほど尼崎から戻ったのだが、どうしても書いておきたいことがあって…あ、本日は、つくば分0.3%くらい…っす。3試合の持久力はありませんで(ぇ

尼崎・ベイコム総合体育館(11:00)

つくばユナイテッドSun GAIA3-0警視庁フォートファイターズ

出遅れた。展開が早かったため、着いたらちょうど終わっていたという信じがたい状況。加藤ヒーローインタビューだけは聞いた。もしかすると…次につくばを見るのはカピオになっちゃう…悪寒も。チーム自体は上向きと思うので、あまり心配はせずに終盤を楽しみにする。

きんでんトリニティーブリッツ3-2近畿クラブスフィーダ

25-20 22-25 25-15 22-25 15-11
近)2梶野喜 10筆脇 1川越 6伊藤 3梶野昭 9小山 L5折井
き)1福冨 5中西教 7鮎川 8高橋(2S途中-:16中西優) 11塩 20毛利 L13山下
近畿同士、しかも、きんでんには近大(および近畿クラブ)OBが少なからずいて、かなり縁の深いチーム同士の対戦。昨日おやすみだったきんでんは、きょうの試合に社員を多数動員(?)していて、会場はオレンジのスティックバルーンを持つ観客でいっぱいになった。きんでん名物(?)でんでん太鼓も健在。ただ、試合開始時は、いろいろと「塩分」の濃い伝説が残りそうなテンションではあったらしいが…(メンバー紹介直前に書かれていたサイン無事に乾いていたのだろうか)。
近畿クラブは昨日とまったく異なる布陣(とはいえ、結局ここからリベロを含めて総入れ替えをかけて、全員が出場することになったのだが)。昨日はビーチバレーのユニバ選考会*1で不在だった小山もトンボ返り(?)でフル出場。
きんでんは塩もいいんだけど中西がおもしろかったなぁ…開幕時は怪我などもあって揃っていなかったメンバーが徐々に揃ってきて、これから…と思ったところで、高橋負傷…というのは痛い感がするが。

阪神デルフィーノ3-1トヨタ自動車サンホークス

26-24 22-25 25-19 25-22
D)21中村 6井上周 1井上優 3原田 5半田 7橋丘 L14木原
T)5川北(4S途中-:8山本) 11篠田 13上道 3石田 10甲斐 1太田 L15木村
とにかく思い出に残る試合になったなぁと何度も思い起こす。
この試合のB帳票に如実に現れているのだが、とにかくひとつひとつのラリーがえらく長い試合だった。第3セットが始まったくらいでもう1時間経っていた。
現時点ではあまり上手にかけないのだが、ひとつひとつのプレイを通じて両チームからほとばしってくるものが大きすぎた。これを全身で感じるのもチャレンジを見るたのしみのひとつなのだろうと思えるくらいに。ほんと、理屈ではないのである。
第1セットはデルフィーノ24-21からトヨタがデュースに持ち込んだがデルフィーノが突き放した。第2セットは、2回目のテクニカルタイムアウト時点ではデルフィーノが5点リードしていたが、そのあとにリリーフサーバーで出場した大隈の効果的なサーブなどで差を詰めたトヨタが、その後甲斐、石田のブロックなどで逆転し、そのまま1セットを返した。
第3セットは中盤以降リードを拡げたデルフィーノが慎重に仕上げ(といいつつ、24-16から3連続失点するなどちょっと際どい状況ではあったのだが)、迎えた第4セット。序盤にアクシデントが起こった。トヨタのMB・川北が足を負傷。いきなり立ちつくして動けない状況になった。そのとき、トヨタが6-3とリードしていたのだが、控えにMBが出来る選手がおらず、さしあたり対策を練るためにタイムアウトを取らざるをえない事態となった。結局MBには、オールラウンドプレイヤーである#8山本が入ることとなる*2。それにしてもなぁ…試合開始前に「トヨタ自転車」とアナウンスされてしまうなど、きょうのトヨタは…
トヨタにはかなり厳しい状況だったのだが、それでも大きく崩れはしなかった。太田も上道も甲斐も安定していて、粘り強く試合を進めていく状況は変わらなかった。だから、試合展開はちょっとデルフィーノ主導にはなったものの、最後まで気の抜けない展開は続いた。
そして迎えた結末は壮絶だった。24-21とデルフィーノがマッチポイント。その後、太田が決めたトヨタのサーバーは石田。足の長いフローターサーブ…と思いきや、ネットにかかって、それで試合が終わった。

勝ったデルフィーノは、昨日勝てなかったホームゲームで待望の勝利。ヒーローインタビューは地元出身の原田。応援に来た家族へのメッセージをと問われ、それに答えた原田が母親のほうに向き直り、感謝の言葉を述べつつ涙ぐむシーンがあった。目の前ではトヨタがクールダウンをしていたのだが、さきほどサーブを入れられなかった石田がベンチに座り込んで号泣していた。
勝者にも敗者にも涙があった。優勝争いに関連するカードでは既に無くなってしまったが、それはあまり関係なく、各々に、それだけの思いがあったのだというのはほんとうにわかったし、見ていてじわじわと心に染みいった。そして、それは、何故自分が今このカテゴリでいろいろ試合を見ているか、ということと、密接な関係があった。改めて思い知った。

雨傘気に入って良かった。…じゃねぇ。なんつー誤変換だゴルァ。尼崎に行って良かった。なんか、源泉をくすぐられた、そんな尼崎だったのだ。…本日もう遅いので、土曜日の記録とか☆F(ほとんどないけど)とか書き足りないこととか…は、明日以降、追々。

*1:リンク先PDF

*2:出来ないポジションがあるのかどうか謎。一時期、トスを普通に上げてたりもしたし