/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

終わりよければ良いはずだ・関東大学男子1部はあと4試合

10月10日、国体のため、中1週休みとなっていた関東大学秋季リーグ・男子1部が再開される(2部は10/11再開)。
今季はまっすぐ書く元気が沸かないが、しっとりと書いてみるここまでのまとめ。
なお、各校対戦相手が決まっているのは10/10の試合のみで、残り3戦の組み合わせは7試合の順位によって決まる。
(ここまで日にちが1日ずれてました。訂正しました。ご指摘ありがとうございました)

来週土日は日体大、最終週である10/17-18はNECニューライフプラザでの開催である。最終日の後ろ2試合のみ特設1コートで開催され、試合終了後、閉会式が行なわれる。
閉会式終了後は恒例各校4年生の記念写真…となるのだが、この日は2部も最終日(於 駒大二子玉川キャンパス)。前回熱戦を繰り広げた国士舘-宇都宮の再戦が最終戦に組まれているので、当方こっちに行っちゃいそうだなぁ…

それでは現時点での順位に沿って。

1.東海大学(6勝0敗)

春1位(上位確定:残・中央)
セット単位では危ない場面もあるが、試合全体を俯瞰するとやはり1部の中でひとつ抜けている感がある。東日本以来のMB近の充実に目が引かれる。その近とリベロ大矢が新潟国体で活躍し、その勢いを持ち帰って更に加速するのか。層は厚い東海だが、今季はこのまま大きなアクシデントなく乗り切ることが、現在一番の願いとなるであろう。そして「5冠」も見えてくる。

2.日本体育大学(5勝1敗)

春5位(上位確定:残・明治)
春の5位から上昇、既に上位入りが確定した。開幕戦の国際武道大戦は2セットビハインドで不安を感じる立ち上がりだったが、徐々に高松の声が高らかに響く、日体に力がみなぎる展開に変わっていって逆転。ここからは持ち味を生かしている感。WS、MBはそれぞれベンチの選手を含めて激しくしのぎを削っている。東海との再戦に向け、ホーム2戦で更に勢いをつけたいところだ。

3.順天堂大学(4勝2敗)

春3位(上位確定:残・国際武道)
スリーセッターの布陣で今季も往く。中でも、4戦までの個人記録ランキング全部門に名前がある渡辺俊介の大車輪ぶりが光る(東海戦で一時退場するシーンがあったようだが…)が、あと少し…という歯痒さは残る。悲願の逆転優勝に向け、パワフルなWS伊藤に当たりが出ることを期待したい。

4.法政大学(3勝3敗)

春7位(残・筑波)
上位進出まであと2セットまで来ている。もともと古田、中島、田中など個人の力はあるチームに、今季はそれぞれの相乗効果、チームとしての強さが加わってきている感がする。3位になると実に24季(=12年)ぶりだそうだ。ひとつでも順位を上げ、この個性的なチームの集大成としたいところである。

5.明治大学(2勝4敗)

春6位(残・日体)
まだ上位進出の希望はありますて…(参考:関東大学リーグ8日目 - /ja あやつる YmrDhalmelの中腹)。どうも、春同様、中盤に息切れ…が来てしまっている。惜しいところである。入学時には2部だった明治を、それこそ明治の顔として牽引してきた廣本のラストリーグである。バランスと粘りのあるチーム、もうひと盛り上がりが見たい。

6.国際武道大学(2勝4敗)

春4位(残・順天堂)
春は7シーズンぶりの上位入りを果たしたが、今季は残念ながらダッシュがつかなかった。緒戦の日体戦もそうだが、粘り強く食らいつくも力尽きるシーンが多くなってしまった。しかし、良くも悪くも、その混戦の中で、武大の底力が起き上がってきたようにも見える。また、攻守のスピードが増した感もする。入替え戦も視野に入れなければならない位置だが、後半どれだけ調子を上げ、1部を死守できるか。

7.中央大学(1勝5敗)

春2位(下位確定:残・東海)
普通に考えて、意外だとしか言葉が出ない。実にフルセットで4敗しており、現時点で入替戦圏内に嵌ってしまっている。ベストメンバーで戦えない試合もあったし、「新しいこと」に取り組んでいる状況ともいうが、それにしても厳しい現状である。千々木に当たりが出てきたのが救いか。中央は10月付で正式に監督が交代した。新たな気持ちでリーグ再開に臨み、その地力を見せて欲しい。

8.筑波大学(1勝5敗)

春8位(下位確定:残・法政)
筑波には逆境に立ち向かう強さがあると考える。開幕から連敗が続き、しかもチームの攻守、そして精神的な要である安井が、武大戦のフルセットで左足を故障し戦線離脱するアクシデントに見舞われた。しかし、6戦目、明治戦ではベンチ内外を含め、まさに「全員」で戦い、ついに初勝利。後半戦巻き返しへの望みを繋いだ。
失うものは何もない、下級生もそこそこいるフレッシュな布陣で、ここからどこまで巻き返せるか、どこまで粘れるか。じっと見守りたい。

Special Thanx

サポーターはなぜやさしいのか - on-side
サッカーっぽい文脈のエントリーだが、わたしはこちらを拝見してかなり心救われた感がした。誰も後戻りなどしていない。