/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

何に泣いているのか。オノレは。

チームの要がその選手としてのキャリアを閉じることになのか。

チームの核が変わっちゃうことに対してなのか。

その有終の美を目の当たりに出来ないからなのか。

あのときそんな質問しか出来なかったからなのか。

あのとき、こうなろうことを想像出来なかったからなのか。

シーズンが始まる前に、別な方向から何らかの決意を目の当たりにしちゃったからなのか。

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ひたすら、あのときのファン感謝祭の案内葉書を目の当たりにしながら、考えを巡らせている。

 

コンパルには行けないので、せめて、そのさいごのしあいが、いろいろと、うつくしいものであるように、願うばかりである。

いつか、がっきーには、ちゃんとご挨拶とお礼が出来ることを、不遜にもどこかアタマの片隅で、願いながら。

リーグ戦が終わりそうになっているということ

f:id:dhalmel:20171125135312j:plain[はじまった頃、2017年11月に撮りました]

世の中並みに3連休である。めずらしく、観戦の予定も遠出の予定も仕事の予定もない3連休である。ちょっとだけ雪まつり開催中の大通公園を散策したくらいである。あれは日常なのか非日常なのか既によくわからない。大通公園がおまつりの舞台になることは少なくないので、下手すると、どれがどれだかという感覚にもなりかねない。個人的にはオホーツク杯は見てみたいなあというのが若干あったくらいで、こういう週末も悪くはない。

以下、各カテゴリのここまでとこれからについて(V・プレミアリーグについては、ほぼ、オノレの中での情報整理のために書いていると言ってよい)

V・プレミアリーグ

V・プレミアリーグは、この土日からファイナル6が始まっている。8チームのうち、レギュラーラウンド上位の6チームに、その順位に応じた持ち点がつき(つまり、2チームは、1月にしてリーグが終わってしまったのである。そして、よくも悪くも今季はチャレンジマッチがない)、そのうえでの1周総当たりである。持ち点込みで下位3チームは、この総当たりが終わったら(=ファイナル6は2/25までである)リーグ終了である。

開幕前から表を埋めて行っている、V・チャレンジリーグのアレにならって、V・プレミアリーグのファイナル6の表をまとめてみた。所謂持ち点がどうその後の順位に作用するのか、というのは、男子はほぼその序列通りにことが運んでいるので、よくわからない。

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というか、このおやすみに乗じて(レギュラーより若干)それぞれの試合を見るぞモードになった自分にはなんとも言い切れない感はある。内定選手もそれぞれのチームで暖まり、戦力の一端を為しつつあるという面白さもある(郡のアレは見たぞ)。

そして、この週は試合少なめであったV・チャレンジリーグ1と、完全に試合が無かったV・チャレンジリーグ2についても、残り試合がほんとうに少なくなってきて、大詰め感があらわになってきた。

V・チャレンジリーグ

V・チャレンジリーグ1は、既に富士通の優勝と大分三好の2位が決まっている。先日、正式に3枠と発表された、このカテゴリーからの黒鷲旗出場権。その最終枠である3位争いが、熾烈を極めている。

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見る者それぞれに思惑があり、書いている我にもそれなりに願っていることがある。多くは書くまい。わかるのは、リーグ戦が終わりそうになっているということだけである。見る者によっては、最終週の大分が、いつぞやの刈谷を思わせる何かになるのかもしれない(が、優勝とは関係ないしなあすでに)。

V・チャレンジリーグ

V・チャレンジリーグ1のラスト大分には非常に心を持って行かれつつも、恐らくわたしは大分にはいまい。どうしてって…最終週は旭川

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チャレンジ2は、優勝争いが最後の最後までもつれそうなのである。ポイント30台に乗せている4チームのうち、ヴィアティン三重は残り試合数が2つ少ないので、優勝争いまでというのは厳しい。あとはそれぞれ4試合を残しているし、直接対決もそこそこある。…んだが、冷静に考えるときんでんがちょぃ抜け出している状況ではあるわなと。

北海道には、開幕から順番に全チームが上陸の予定で、キャパシティ最大の今回、関西からの3チームがやってくる。どんな展開で、どんな試合になるのか、どんなことが見る者の印象に残るのか…

あとは、ほんとうに惜しいところまで行くのだが、なかなか…の、トヨペットの1ポイントが、何処かで…

リーグ戦は、間もなく終わる。そして、終わるというのは、始まろうとすることにも繋がっていく。はずだ。

 

 

冬季オリンピック、開幕近し

あれから4年経ったンだなあと思う。

ちょうど4年前のきょうは金曜日で、わたしは翌日からカピオで試合を見るべく、つくばに向かっていた。直前に、突然、なして自分はそこにむかっとんのー、みたいな気持ちになって、折からの首都圏雪の予報もあって、それから起こるいろいろなことは想像だにせず、船橋で初めて千葉ジェッツの選手とすれ違い、なんだかんだで日付が変わる頃につくばに着けて安堵していたんだった。

既につくばに着いていたので、土曜日のカピオには問題なくアクセス出来たのだが、帰りのことを考えるとなんともいえず落ち着かず、今にして思うと信じがたいのだが、試合中に実家から着信した電話に出て「え、ほんとに行ったんだ?」と言われてうなずいていたのだった。帰る頃には交通網が乱れていて、通常であれば駅の近くでごはんを食べて宿へ…みたいな流れになるところを、隣駅に向かうTXすらストップし、やっとのことで宿に着いて、近くの店へと思いきや、吹雪で前が見えず、顔が痛くなるくらい寒く。
その夜は、ほんとうに宿から目と鼻の先みたいなところで、ちょっと軽く食べて、仕方がないので宿に籠もるよりほかなかった。早めに寝て、起きて、とりあえずてれびを点けたらオリンピックが放映されていた。上村愛子が現役で最後に出場したモーグル競技を見て、そのなんともいえない読後感に浸っていた。

オリンピックは閏年に開催されるものだと教えられて育った。生まれ育って今住んでいる街にあるモニュメントには閏年が刻まれているが、もはや、冬季五輪が夏季と同じ年に開催されていたということを識らない向きも、かなり増えたのだろうなという感がする。長野開催の前、リレハンメル(1994)からだもの。サッカーのワールドカップと同じ、閏年閏年の間に開催されるようになったのは(葛西紀明8回目の五輪、というのは、その谷間を経ているのもでかいと思う)。

平昌五輪の開幕が近い。旅先でオリンピック中継を見たのを思い出して、改めてオリンピック1回分の時の流れを思う。あれから、宿を出て、シャーベット状の路上をかきわけかきわけカピオに行って、そこから何がどうなるかなど、予想だにせず。

20140209|TUSG-OitaMiyoshi

だった。

そして、今にして思うと、このときのカピオは、あるデビュー戦、でもあったんだなあと。それは、今にいろいろ繋がる、デビュー戦だったなあと。

20140208|Verdy-Toyota

第8回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会 男子東部決勝リーグ 北海道大会

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2月3-4日、表記…長い名前の大会(旧名称および通称?:地域リーグ)が、東海大学札幌校舎のTOKAI ARENAでおこなわれた。出場したのはホームのサフィルヴァ北海道と、東部決勝リーグへの出場チームのうち、トヨタ車体を除く5チーム、計6チームである。

土日とも2面各2試合、座席はなくギャラリーから見下ろすスタイル(北海道の大学リーグも同じ)であった。1日2試合、連戦するチームもあった。

土日各試合の結果は以下の通り。

2月3日(土)

[A1]東京海上 3-1 サフィルヴァ北海道
[B1]三菱東京UFJ銀行 3-2 新日鐵住金君津
[A2]アイシン精機 3-0 FORVAL BONDS
[B2]サフィルヴァ北海道 3-0 三菱東京UFJ銀行

2月4日(日)

[A1]東京海上 3-2 FORVAL BONDS
[B1]アイシン精機 3-0 新日鐵住金君津
[A2]東京海上 3-0 三菱東京UFJ銀行
[B2]サフィルヴァ北海道 3-0 新日鐵住金君津

詳細はじわじわ追記するような気がするし、別記事になるのかもしれないし。

2/4終了後の交流イベント

2/4はB2が先に終わった。たぶん2セットくらい進行がズレていた。A2は途中からフロアで見ても良いと放送があって、第2セットの途中からはフロアで見ていた。B2と同時刻に始まっていた、チャレンジ2のヴォレアスの行方も気になって、ちらちらライスコを覗いていて、勝ったのを識ってホッとするなどしていて。

銀行は土曜と日曜でメンバーが入れ替わっていて、土曜に出ていた加賀(早稲田からの内定)が日曜にはおらず、日曜は四高(→東海湘南)OBの本林がいたりとか。

とりあえず、銀行やら東京海上やら君津やらという面々を、きょねん初めて関東以外(刈谷でした)で見たので驚いていたら、なんと北海道で見られたわけで。なんだか不思議な感覚ではあった。あ、君津のセッターも今季から替わったなあ。などと。

試合がすべて終わっていろいろなチームが帰路に就いてから、サフィルヴァのイベントがおこなわれた。この日のサフィルヴァ、バレーボール部門のみならず、フットボール部門のこどもたち(とおにいさん数名)が駆けつけていて、その応援はかなりの力になっていたと思われるのだが、みんなそのままイベントにも参加していた。

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選手がひととおり自己紹介したあと、至近でのバレーボール「実演」。スパイク、サーブ(ジャンプサーブ組と廻転しないフローター組との2部構成)を実際に受けてみようという企画(最初リベロ勢が実演し、それから挑戦者募るという感じ)。フットボールな方々も、とても見事にボールを上げていた。

更にいくつかのグッズプレゼントがあったのだがこれが、選手に勝ったひとが残っていくじゃんけん。

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このシリーズ、こどもたちの人気を一身に集めた感のある「ルイージ」ことMB吉田選手のルイージじゃんけんから始まったのだ。ルイージさんはサフィルヴァに参画する前は北海道クラブで見ることが多かった(サフィルヴァとして緒戦を迎えた折は対戦相手として在った)。往時のミドル対角のひとりはヴォレアス、もうひとりはサフィルヴァでそれぞれにその存在感を示しているという状況、何とも言えず嬉しいのである。

最後はひとりひとりとハイタッチ、そして冒頭のしゃしんに挙げた記念撮影。暖かい時間であった。

緒戦で敗れた東京海上戦から、じわじわとその調子を出してきた感じになったサフィルヴァ、1週挟んで2回(状況によっては3度目も)の遠征となる。週末の遠征、というのは、北海道のチームとしては非常に厳しい関門なのだが、なんとかそれぞれの地で力をだしてきてほしいなあと願うばかりなのである。

今回あまりよく見られなかったアイシン含め、北海道にやってきた5チームおつかれさまでした見るのは愉しかったですなのである。30年くらいぶり、の次が、いつになるのかは、よくわからないけれども。

しゃしんは、また追ってとりまとめたりする。したい。

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30年くらいぶり、北海道で。

ここのところ所謂おしごとも佳境に入ってきて、というかずっと佳境に入っているような気がして、暫く佳境に入りっぱなしのような気もしているのだが、一時期のあれやこれやしかもそれやという状況から徐々に脱しつつはある。その「それや」であった部分も無事に世に出た(ご協力をいただきました方々、ありがとうございました)のでほっとしていたら、そこからバレーボールマガジンでインタビュー記事が続いていて、それを一読者として興味深く読んでいたりした。

いろいろな人生があるのだということ、ひとひとりのなかに様々な「面」があって、その「面」がひとりのなかで照らしあっているということ、そこに登場人物が増えるということ。プレイしているひとにも、それを側面底面から支えるひとにも、それを伝えるひとにも、読むひとにも、それぞれに。それぞれが選択していくものが絡み合っていくのだと。そして、読んだ何かは、次に何かを見るときの、見る者のベースになったりもする。

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わたしが、生まれたまちに戻ってきて、はや7年目になった(それこそ、その頃の関東大学シーンで4年キャプテンでいたのが梅野…とか…その年代だなあという感慨はある)。戻ったら、バレーボールとはどういう関係になるのだろうかという不安はあった。そのなかで、ひとつひとつ、この場所でも、バレーボールがたのしくなって、此処に来る前とはまた違った意味で深みを増してきた。

さらに、ヴォレアスが出来て、サフィルヴァが立ち上がって…というここ2年、すこしずつ見ていたものが融合して「北海道」という名前がついて、じわじわ世に出始めた、という昂ぶりの中にもいる。それぞれの…構成する「個」単位で考えればさらに…方法論は違えども、ひとつひとつがうごかすちからなのだと。

昨季、ヴォレアス北海道はそのチーム立ち上げを宣言し、今季からのVリーグ準加盟およびV・チャレンジリーグ2参戦を見据え、母体となったクラブ「アイ・ディー・エフ」で、北海道所属のチームとして初めて「全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会」(10年くらい前までは『地域リーグ』と呼ばれていた大会)の東部決勝リーグに参戦した。きょねんの東部決勝リーグはすべて道外で開催されたため、「アイ・ディー・エフ」はこの大会で道内お披露目は出来なかった。

本来であれば北海道地域リーグで選考されたチームが決勝リーグに参戦して…という流れのはずなので、詳細のところがよくわからないのだが、同じ名前を冠した「全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会」の北海道ブロック大会というものが、きょねんの3月、東部決勝リーグ終了後に札幌でおこなわれた。サフィルヴァ北海道はこの大会が初めての公式戦だった。

dhalmel.hatenadiary.jp

優勝したサフィルヴァは次の大会(つまり今回)には決勝リーグに進む旨、その場で耳にしていた。また、アイ・ディー・エフが全国で活躍(その後、グランドチャンピオン大会で優勝)したこともあり、北海道のバレーボールに衆目が集まりつつある…というのも大きな動きとしてあった。

わたしの中にも、この大会を見に行くのだろうという想定はあったのだが、それが開幕戦で、しかも、札幌ホームでおこなわれるというのは、このうえないよろこびで。たぶん30年くらいぶりではなかろうか。たくぎんが女子チームを持っていて、このカテゴリで活動していたことがあって、その体育館(今は取り壊されて郵便局になっている)で試合が行われたことがあったのだ。ふらっと見に行って、ギャラリーの柵みたいなところの影から、ちらっと試合を見た。原風景、ではないが、こういうカテゴリのこういう試合もあるんだなという、自分のなかではひとつの貴重な体験だったなと思っている…それ以来だ。たぶん。

ホームで初めてのこの大会開幕を迎えるサフィルヴァはもちろん、昨季『卒業』したアイ・ディー・エフ以外すべて連続で登場してきた6チームを見るのも楽しみだなあと思っている次第なのである。みーんなこっちきちゃうんだぜというの、たぶん東海に行って初めてじわーんとくる感覚になるんだろうな。

ということで盛会を願いつつそろそろ準備しようかの。バレーボールを囲んで、書ききれないくらいの何かが絡まり合う場所へ向けて。