/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

印象は、だんだん変わっていく。

8月18日に旭川でV-THEATERのエキシビションマッチ(北海道ダービーことヴォレアス北海道-サフィルヴァ北海道)を見て、試合のあとにお時間をいただいて選手にお話を伺ったりして、週末は留萌に行くのでその前に文章をまとめてあげたいと思えどまとめきれず、若干留萌に持ち込んで…という状況だった。

ただ、留萌でサフィルヴァを見る前には、公開したいなと思っていた向きがあった。24日の午後にヴォレアスを一目見て、そこで感じたことのエキスを若干盛り込みつつ、体育館に向かう前に公開にこぎ着けたのが、下記のゲームレポートだった。

vbm.link

この記事を公開した足で体育館に向かったら(つまり9時の開始には若干間に合わず)、既にサンガイアとサフィルヴァの練習試合は始まりそうになっていた。

暫くサフィルヴァを見ていて、あっ、と思ったのは、これ先週よりまたよくなってね?ということであった。今季に入って国体予選、V-THEATERと見ていて、そりゃ、まだまだこれから、というところが多いチームだけれど、見る度に見どころ、楽しみに思えるところが増えてくる、という印象を持ち続けているのである。

ああこれは書くの早すぎたんじゃないかという感はどこかにあるので、正直、

今回の試合を通じて、現時点で北海道内においてヴォレアスが「胸を借りられる相手」がいないことを認識させられた。

http://vbm.link/33230/5/

と書いちゃったのは書きすぎだったかなと、留萌でその場でごめんなさいしたい気持ちになってはいたのだ。ヴォレアスとサフィルヴァはいろいろロケーションの制約のある北海道の中で揉み合って、それぞれのちからを高めていけばそれはそれで大きな効果があがるのだ、と、改めて思い直しはしたのである。されど、V-THEATERの時点では、どうにも、正直な感想としてはあったんだと。

結局タイムアップしちゃったので第2セットは見られなかったのだが、天皇杯北海道ラウンドの決勝、ほんとうに見応えのある試合で、それぞれに力を蓄えてきている(殊にサフィルヴァの加速度がすげぇ)のだということを、しみじみと感じ入ったわけではあるのだ。この短いスパンの中でも、刺激というものは、ストレートにチームに刺さるのだということを、だ。

11月に開幕するそれぞれのリーグに向けて。

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2019 天皇杯・皇后杯北海道ブロックラウンド

ほぼ「天皇杯」側を見ていたので、「皇后杯」側のことはここには書けないのだが、今回は札幌大谷中学校が決勝まで快進撃したということは書いておこうと思う。代表決定戦こそ札幌山の手高校に敗れたものの、とても気持ちいいしっかりしたプレイを見た感がある。

朝早く札幌を出て小樽へ。目論んでいた電車に乗れなかったので、開会式は諦めて第1試合に間に合うように行く。久しぶりに気温が上がって、さらに体育館の中は蒸し風呂なる陽気。そこから7試合(あっちょとタイムアップして6試合半になってしまった…)しっかり愉しんだ。

ブロックラウンドといえばプログラムがあって、それは例年楽しみにしているものなのだが、今回からはそのありように変化があった。プログラム薄いなぁ(そしてちょっと安いなあ)と思ったら、今回からブロックごとの分冊になった模様である。北海道は東北といっしょの分冊(中国と四国がいっしょだとあとからきこえた)で600円なり。ブロックラウンド組み合わせは全ブロック分掲載されているが、登録メンバーは北海道と東北分だけである。全国分を1冊にまとめることに、何らかの不都合があるのだろうか。開催時期がここから10月中旬までにわたるので、現時点での登録メンバーを乗せるのに都合の悪いブロックがあるのだろうかとか(たとえば関東の中学JOC代表メンバーは大抵別刷りで挟まれているからなあとか)ブロックごとの部数を調整(たとえば北海道東北を1とすると関東は10刷るとか)するのだろうかとか、邪推の種は尽きない。

以下各試合。メモできた範囲で。詳細は、追記したい。(スタメン怪しいところ多々あり)

[A1]ヴォレアス北海道 2-0 北海学園大学

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25-17 25-16

学園)4田中 1佐藤元 2齊藤 8栗原 6吉井 14佐藤寛 L18小坂

Vo)17辰巳 20戸田 7関根 4古田 5家近 3田城貴 L10白石

[B1]東海大学札幌校舎 2-1 北海道クラブ

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20-25 25-16 25-22

東海)13今野 18藤倉 14飯田 8細野 5田中 19板垣 L3藤村

北ク)21厚海 4畑田 15一刀 1志茂 13和田拳 17土持 L3和田拓

[A2]北翔大学 2-1 SIGNAL

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25-23 22-25 26-24

SI)4滝澤 6須藤 11長谷川 1坂本 5喜多本 9上田 L12花本

北翔)7高田 1亀田 15小栁 4佐藤 17南出 12小泉 L2髙尾

[A3]サフィルヴァ北海道 2-1 北海道科学大学高校

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25-27 25-20 25-19

科学)7大堀 1十良澤 6澤口 3明日見 5柿崎 2十河 L10谷本/9坂

Sa)4清水 14河西智 6奥田 15プルーク 9森元 12笠原 L3神園 

[A4]ヴォレアス北海道 2-0 北翔大学

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25-23 25-22

北翔)7高田 1亀田 15小栁 4佐藤 17南出 12小泉 L2髙尾

Vo)2山口 8ハン 5家近 23田城広 9加藤 13佐々木 L11藤村

[A5]サフィルヴァ北海道 2-0 東海大学札幌校舎

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25-23 28-26

Sa)4清水 14河西智 12笠原 15プルーク 9森元 6奥田 L5神園

東海)4澤下 1阿部 7田辺 12鈴木 18藤倉 14飯田 L3藤村

[A6]ヴォレアス北海道 2-0 サフィルヴァ北海道

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25-22 26-24

Sa)4清水 14河西智 13吉田 15プルーク 9森元 6奥田 L3神園

Vo)17辰巳 13佐々木 23田城広 4古田 20戸田 8ハン L10白石

2019 サンガイア留萌合宿終了

ことしも合宿が終わって、サンガイアがつくばっくしていった。どうにもゆうべはお楽しみだったようで、本日は撤収準備もあるので短めのメニュー。ただ、その中にも独特のエスプリがこもっているようであり、きょうも心に刻まれる言葉と動きがあった。

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ことしもおつかれさまでした。全日程が終わる頃に晴れるというね、どういうことよ。

そしてサンガイアは昼過ぎに、来たときと同じように、留萌市が用意したバスに乗って、留萌をあとにしていった。留萌の方々の傍らで、そのお見送りを拝見していたが、地元の方との挨拶に、いままでと違うことばがあった。

来年の夏ではなく、春。ついにサンガイアが初めて北海道内で公式戦を迎える、その帯広で、ということばを、いくつも聞いたのだった。

リーグ、それも後半なので、天候次第の部分もありそうで、そこは祈るしかない。留萌の方々が無事に帯広に行けて、その帯広が最終日となるサンガイアが(えぇ?、サンガイアだけ随分終わるの早いじゃないかともいう)、その場所でいい締めくくりができて、そのあとを待つような状況になればいいなと思っている。

過去6回の合宿の中でいちばんええ合宿になったんじゃないかなと思って見ていた。ほんとうに、結果がついてくることを願うのが、わたしの役どころかな、と思っている。

サンガイアと、合宿に来た多くのチームの方々、そしてなによりも留萌の方々に、今年も深々と感謝を込めつつ、このひとまだあしたバレー見るらしいよ。

ヴォレアス・サフィルヴァ・サンガイア。3チーム、一同に会す 2019サンガイア留萌合宿3日目

3日目の午前は、早めの9時スタート。夕方まで緊迫感のあるスケジュールが目白押しの1日で、ギャラリーも、午前中からかなり多かった。

サフィルヴァ北海道とは午前中4セット、昼を挟んで午後から2セット。

  • サンガイア26-24サフィルヴァ
  • サンガイア25-21サフィルヴァ
  • サンガイア25-18サフィルヴァ
  • サフィルヴァ26-24サンガイア

双方いろいろな布陣で、殊にサンガイアに於いては実験的な布陣も見た感。サフィルヴァは留萌に来ていたセッターが清水だけで、ずっと上げていた。プルークも不在だったので、V-THEATERで出番のなかった山口がけっこう出ていた。

昼を前に衝撃のアクシデント(奥村のブロードが青島リベロの顔面の微妙?なところに直撃。つくば側から「顔取れちゃった?」と衝撃の問いかけ。いや、顔は取れません)。そのまま病院に行ったが大事には至らなかったようで、きゃぷてん、午後も元気に姿を見せていた(でもこわいよう)。

午後、隣のコートにヴォレアスが集合し、アップを始める中で、更に2セット。

  • サンガイア25-22サフィルヴァ
  • サンガイア25-20サフィルヴァ

このセット終了後、留萌に集ったこの3チームで、記念撮影と相成った。興奮した。

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月並みな表現かもしれないが、歴史的瞬間というやつであります。だれがだれだか下記に追記。

せっかくなので全員書いてみよう。敬称略。

  • 前列左から、浜崎、瀧澤(サンガイア)、青島(サフィルヴァ)、曹、須藤(サンガイア)白戸、河西智*1、森元、神園、清水(サフィルヴァ)
  • 中列左から、土井、佐藤、野島、小針(サンガイア)、奥田、小林、山口、吉田(サフィルヴァ)、関根、藤村(ヴォレアス)
  • 後列左から、内海、鈴木、奥村、桝谷、勝本(サンガイア)、笠原(サフィルヴァ。顔隠れてマフラー掲げてる)白石、加藤、田城貴(ヴォレアス)、三浦(サフィルヴァ)、ハン、辰巳、戸田、佐々木、田城広、山口、家近、古田(ヴォレアス)

不肖わたくしなどが北海道でバレーを見ようとし始めて8年、サンガイアが留萌に来るようになって6度目にして、このようなシーンを目の当たりにすることになるとは、夢のようである。そして、それは、これからだんだん増幅される夢なのだろうということを、大いに実感できた、この日の試合の内容だったのだと思っている。

ヴォレアスとは3セット。

  • サンガイア25-21ヴォレアス
  • サンガイア25-20ヴォレアス
  • ヴォレアス25-21サンガイア

サンガイアは昨日戦って、そして考えて、そこからひとつ掴んだものもあったのだろうと思いながら見ていた。

考える、悩む、見る、話す、定める。いろいろなことが、瞬時のうちにそこで繰り返されている。のだ。

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今季のサンガイア、が、一段とたのしみになっている。今ここにいないメンバーも、みんなで、もっと高まるように。

試合が終わったら、地元の高校生と、バレーを愛好する方々との交流で、サンガイアは計2セット戦った。ポジションをシャッフルした(さらに、五十嵐コーチコートイン!)和気あいあいとした雰囲気の中であったが、昨年に続きバレー愛好者チームからはセットを失い、今回はワンマンがちょっとあったのである。

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セットする五十嵐選手

サンガイアの方々は、その後一緒にプレイした地元の方々と交流を深めたようである。あいにくの空模様ではあったものの。

いよいよ、サンガイアの合宿も、あとは午前練習1回を残すのみとなった。たのしいことはみじかいのだと、見る側は勝手に思っている。

*1:あれっこうめいは

「選手たちは、選手になった今も、ずっと練習を続けています」サンガイア留萌合宿2日目(9/5追記)

合宿2日目はAMにバレーボール教室、PMにヴォレアス北海道との練習試合、というスケジュールであった。既にカメラに入れているSDカードは、収拾のつかない状態になっているが、それはさておき。

 

きょうは始まりが早いので詳細は追記するとして、タイトルに記した、バレーボール教室閉講式での元さんの挨拶が、きょう1日見ている中での大きな通しのテーマになったのかなという感覚がある。バレーボールを通じて悩み、考え、前に進んでいくこと。それはバレーボールばかりではなく、様々な局面に活きるということ。

午後のヴォレアスとの試合でも、いっぱい「局面」を思ったなあと。実はサンガイアは6回目の留萌合宿なのだが、実際にリーグで対戦するチームと試合をするのは、これが初めてなのだなあと。

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明日も練習試合をおこなうサンガイアとヴォレアス。リーグ初戦は11月の土浦で。
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