残暑なんかない。あるのはコートの熱気だ。2019サンガイア留萌合宿1日目
ことしも留萌にやってきた。8月、夏合宿のはずだが、夏要素はどこにある。朝、ラジオで「きょうストーブ入れました」という道東方面からのメッセージが読まれていたのを耳にしながら、昼前に留萌入り。学生選抜の到着を見届け、久しぶりの店でランチをいただいてから(今回は蛇の目スタートではありませんでした)、サンガイアの到着を待つ。雨が降っていた。
到着したサンガイアは、少しずつピッチを上げながら、練習試合に向けて体を動かしていた。ことしは監督、コーチが揃っての留萌入り。その体制に安定感と強烈な推進力を思いつつ、きょねんの状況がたいへんであったなあとしみじみ思うなどした。
学生選抜は監督、コーチ、マネージャー、選手14名でやってきていた。会場にある資料によると18名の名前があった。ことしは国体と5学連(このあとすぐ。8/27から愛知で開催)のメンバーがけっこう重なっているようで、混ざった状態で臨んでいたようだ。
双方ともいろいろな布陣で戦った。サンガイアにはポジションに拘らない起用も見られた。
- 学生選抜28-26サンガイア
- サンガイア25-21学生選抜
- サンガイア25-22学生選抜
- 学生選抜25-23サンガイア
- サンガイア15-10学生選抜
18時半頃に学生選抜が帰路につき、サンガイアの何名かはそこから30分くらい自主練習を続けた。それぞれのテーマを見据えながら、の貴重な時間を垣間見ることができた。合宿は始まったばかりだが、今季にかけるもの、期するものを、例年にまして、そこにみているように思う。
2日目は午前中バレーボール教室、午後からはヴォレアス北海道が旭川からやってきての練習試合である。夏ではないのでくれぐれも風邪引くなよー、体調保ちながら合宿乗り越えてよー、と思う。
残暑はないけどコートは熱い。そして体育館の中は若干蒸す。観る際は、上着を持って脱いだり着たりできたらいいのかと思う。
ヴォレアスと、サフィルヴァと
今週も旭川にいる。
今週こそピストン往復日帰りでも良かったような気がするが(そもそも日曜だけ行こうと思っていた節はあるのだが、きょう会見があるのだというので)、いろいろな手違い(ということにしておこう)で、今は旭川の宿にいる。サフィルヴァを扱った日刊スポーツの記事が出たというので(しかも裏一面にだ!すごい)、駅前のセイコーマートで買ってそれを見てた。
きょうの旭川はV-THEATER初日。アリーナは既に設営されていたし、文化振興事業「ぶんか体験コレクション」というイベントがおこなわれていた。様々な催しがあった。そんな中で、13時から新入団選手の発表会見があるというので、きょうも旭川に赴くことにしたのである。時間的に急がなかったのでバスで向かって、たぶん2年ぶりくらいで「北の富士 櫻屋」(元横綱北の富士勝昭さんは旭川出身なのである。確かその親族が営んでいる)でランチのきしめん(夏なのであえての火鍋きしめん)をいただいた。リーグの頃にはぜひちゃんこ鍋を食べに行きましょうと言いたいところだったが、わし旭川にはいかないのだろうなシーズン中は、というような。
そのまま歩いて大雪アリーナに向かって、ことしもヴォレアスの赤いバスを横目に見ながら会場へ。冷たいものを食べたいなと思ったのだが、会見前なのでなんとなく自重して、そうはいいつつ久しぶりのベリースカッシュをいただく(飲食は現金OKだった。プリペイドカード要なのはグッズだけか?!)。展示されている車だとか、絵を描く方々だとか、踊るキッズとそれを導くキッズとか、ボイパとか、いろいろぐるっと回っていたら、時間になって、会見が始まった。
こちらにステイすることにしたので、と、慌てて荷物に追加したPC(今これを入力している)がええ仕事をした。というか、これがなかったら何も書けなかったなあという感じ。いろいろ調べていたら、奥様のシャツネームがそれに変わっていたということに今更目がまんまるになったりした次第。
よくよく考えると、同じカテゴリで初めてハンさんこんにちはするのはサンガイアになるんだなあと。昇格して外国人枠でMBを採ったといえば、ちょと前のVC長野を思い出すなどしたのだが(こちらも奥様がプレイヤーだなあと)、それは今のこのカテゴリには強烈なインパクトなのだろうな、とは思った。
さて、明日は、いよいよヴォレアスとサフィルヴァとの対戦である。言いようのない興奮に包まれている。その試合の解説席に座るのが倉内さんであるということにも言いようのない興奮をおぼえているのである(まことに僭越ながらしゃしんを提供させていただきましたがもっとすてきなしゃしんを見ているのを思い出すなどした)。
バレーボールというのは海を渡って観に行くものだという感覚のあった自分にとって、ことしは夢のような時間を過ごしているような気がするだよと。ということを、こちらのツイートを拝見して、何度も何度も繰り返し感じたのであった。
北海道ダービー。生まれ育った場所でこんなことがあるなんて少年時代の自分は想像できない。ヴォレアスは今年から同じリーグで戦える。サフィルヴァは小、中のアンダーカテゴリーで在籍してお世話になったチーム。Vリーグ、そしてバレー界の発展のためにも最高な場です。
— 桝谷周呈 (@SYT3_MSY_3) August 16, 2019
私にとって素晴らしい刺激です https://t.co/oFLAPeC7zc
明日は、現地に居合わせられる者の一人として存分に愉しみたいと思うし、ペンとカメラを持つものとしてすこしでも多くのことを深く伝えられるようにがんばってみたいと思っている。
来週のことを思うと小刻みにわくわくどきどきそわそわにやにやしているのは否定しませんがですよ。あ、来週は、留萌です。いよいよの、留萌です。その件は稿を改めて。
第39回全日本クラブカップ男子選手権大会@旭川
土日ピストンで旭川に行って帰ってきてを繰り返していた。
2013年苫小牧大会以来での北海道開催となった6人制クラブカップ男子を見に行っていた。きのうは道北アークス大雪アリーナ(らいしゅうまたいく)、きょうは旭川市総合体育館こと旭川市リアルター夢りんご体育館(りんごは青かった。ここは今季のV2開幕戦がおこなわれる場所)に赴いて試合を見ていた。両日とも旭山動物園が深夜まで営業というような所謂夏休み期間で、列車はそこそこ混んでいた感。
クラブカップってもう39回もやってるんだなあ、来年40回なんだ……とびっくりしてみた。毎度Tシャツがかっこええ。
岩手から出場の岡崎建設Owlsが3回目の優勝、で幕を閉じた大会だった。というかそろそろおかけんさんはどちらに向かって行こうとするのだろうかというようなことも何度となくアタマをよぎりながら見ていた大会だった。いや、なんというか、目指すところがいろいろとおありなのだろうかとかそういうことはしばしば思いつつも、だ。
思ったところが多岐にわたりすぎてどうしようという感じではあるのだが、この時期、この年代になってのプレイというのは、それぞれの方々がバレーとどう向き合ってどう愉しむかということが、それぞれに浮かび上がってくることだし、それぞれに信念やポリシーや応援する誰かが在って自らすすめていくことだというのが明らかになってくるところで、だからいろいろ惹かれるところがあるのだなと。あらためて思ったのだった。昨日Desperadoを見てそれをつよく思ったのだが、きょう見たEXITも濃かったなあとか。
昨日は1日雨だったし、きょうも思いがけずさむくなっちゃった(体育館はちょっと暑かったくらいだが)旭川だったが、それぞれの方々に沁みた大会になったのならよかったなあと見ていた者のひとりとしてつよく思う。ここに家族旅行をぶつけてこられていたご家族の方々もお見かけしたような感あったし、それも含めての「バレーボールを続けていく」ことで在ったりもするのだろうし。
しゃしんは追ってと申し上げたいところだが、何故か特にきょうのしゃしんのピントが全体的に観光にでかけてしまっていて、恐らくそれは個人的に愉しめという指示なのかもしれないなあと。