/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2015春季・北海道1部5日目

1部総当たり最終日す。例年になく長い連休(リーグ的な意味で)が待っておりますが、順位決定リーグに向け鋭気を養ったり戦力を整えたり体調に気をつけたりしませう。である。

北海学園大学 3-1 旭川医科大学

25-23 23-25 25-20 25-20
学園)3S土持 1武田 2中堀 4菅崎 7前坂(2S途中-:13寺島) 10大野 L6村上
旭医)4霍田 9中島 8田口 17高橋 10水永 7S加藤 L1河原
旭医、見ていると全体から伝わってくる連帯感と粘りがすばらしい。この日も追いつ追われつの熱戦が繰り広げられた。
上位リーグに踏みとどまるには、まず勝った上で次の試合の結果を待たなければならない北海学園が、なんとか首の皮1枚のところで粘りきった感。各所で1年生の活躍が目についた。途中から出場した寺島だったり、第2セット13-19から交代出場したセッターの#12平間だったり(なかなかトスが上げられないところで点差を詰めていったのは、何か持っているのかしらと思ったが←)試合の締めくくりとなった、マッチポイントで投入された#9山口のあざやかなサービスエースとか。

北翔大学 3-0 北海道大学

25-17 25-18 25-20
北翔)13三浦 11S池田 16福士 17小野 9安部 18杉本 L12本間
北大)2S河野 6神頭 3伊藤 4松浦 1伊波 14佐々木 L5森川
さきほど学園のところで「1年生の活躍が」と書いたが、北翔は1年生が常々活躍しているところに、3,4年生が交代出場して彩りを添えている感があった。きょうはけっこういろいろな選手が出場していたと記憶。さいごは4年の#2廣船が決めて、ちょっと前から出ていた#1山田主将と並んで喜びを現していたところが印象に残った。
北翔はストレート勝ちとストレート負けのみで総当たりを終えた。どこから攻撃がやってくるかわからない感、これからも楽しみである。北翔が勝ったことで、この試合の終了を以て、ようやく北海学園の4位、そして旭医5位、北大6位という総当たり順位が確定した。

札幌大学 3-1 東海大学札幌校舎

33-31 25-22 23-25 25-23
札大)1S小野寺 10トイード 12佐藤健 4大江 2松田 6前田 L16早坂/15室矢
東海)3S山本 20戸田 11阿部 19柳町 15稲毛 2奥田 L14藤村
札大のスターティングメンバーに驚いた。いや、驚いたというかなるほどというか唸った。これまで(開幕戦はベンチで見かけた記憶があるのだが)出場のなかった松田を、この大一番で初めてスタメンに起用してきた。そしてセッターは小野寺。
ずっとずっと熱い試合だった。ずっと酸素の少なめになっているところで叫びまくりながら見ていた。両チームにそれぞれの仕掛けがあって、それは周りで見ている両チームの控え選手のみならず、他の大学の学生、観客、いろいろな人を興奮させた。個人的におおっと思ったのは、札大が終盤くらいに起用してきたリリーフサーバー#21長谷川。1年生のセッターなのだが、サーブのあとセットアップに入る。そして小野寺にあげる。それもかなり大事な局面で。
第1セットは25-24からスパイクアウトで「はせがわー、おのでらちゃうやろー」などとスタンドから声が飛んでいたが、第2セット登場時、再び長谷川は小野寺にあげて、こんどは決めた。第3セットに登場したときもセットに入って、こんどはバックの大江を上手く際立たせた。
最後の最後までかなり混沌とした試合だったのだが、最終的には札大が押し切って勝利を収めた。さいご決めたのはトイードだった。出た選手出た選手、それぞれに印象深い活躍があった。

1部1巡終了時点での順位

  1. 札幌大学(5勝0敗)
  2. 東海大学札幌校舎(3勝2敗・セット率1.667)
  3. 北翔大学(3勝2敗・セット率1.500)
  4. 北海学園大学(2勝3敗)
  5. 旭川医科大学(1勝4敗・セット率0.583)
  6. 北海道大学(1勝4敗・セット率0.357)

順位決定リーグ、4位までが上位リーグ、5位・6位は2部1位(北海道教育大学旭川校)・2位(北海道科学大学)とのリーグ戦に進む。