/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2014国体北海道ブロック予選@滝川

熱い1日になることはだいたいわかっていた。予想以上に体育館の中が蒸し暑かった。その所為か、1チーム最大3試合をこなすスケジュールの所為か、かなり体力的に厳しい戦いであった。そのこと以上に、これだけ熱い試合を展開する(のがわかっている)のに、勝ち進むチームはひとつだけで、敗者からは何も吸い上げられないことがつらいと思った。せめて、この中から12人選んでください、になれば…と、いつも以上に思いつつ。

あ、プログラム入手できなかったモンで。いろいろわかりませんすみません。ご指摘あればメールなりコメントなりツイートなりでいただければ幸いです。特に第1試合。
試合についてのテクストは加筆したいするします。

男子は札幌大学、女子は道都大学が、10月に長崎でおこなわれる本大会への出場権を得た。
20140706|SapporoU-HokkaidoUStudents
しゃしん→2014 Hokkaido | Flickr

1回戦

[A1]SPR2011 2-0 アイ・ディー・エフ

25-16 25-17
S)14出崎 11河西(2S:12野口嶺) 9工藤 3渡辺 7片岡 1野口駿 L13神田
I)3柴田 13 10笠原 1池田 4山本 5山川 L7

IDFはなかなか全メンバーを書き起こせない。いつかわかったら加筆する…つもり。せっかく(?)中学以来の同級生がネットを挟むというのに、その瞬間をちゃんと目撃出来てねーといってたら、その片方は1Sで下がってしまったなど。
それはさておき、1回戦からこの対戦とは、ただただ観戦する側には贅沢が過ぎる。しかし、案外一方的な展開になったという感はある。たぶん、「あう?あう?あわない?あわない…(´・ω・`)」的な切なさはあったと思う。

準決勝

[A2]札幌大学 2-1 北海道クラブ

25-16 13-25 25-16
S)5小野寺 6大江 12佐藤健 4松田 2前田 10トイード L8室谷
H)6日下慎也 11淺井 10中田 4家近 18倉内 15日下慎吾 L21高木

ことしは札大単独チームで出てきた。国体仕様だからか、背番号に関しては、12を越える背番号分が若干詰まっていた。
それぞれに一方的な展開になった2セットだが、びっくりしたのは第2セット中盤、おおきく差をつけられてからの札大。あれっ松田がずっと出てるぅOPのローテにいるぅ*1と思ってたら、9-3で松田→7十良澤。何が始まるのかと思ったら、そこから3ローテほどアタッカー小野寺ショウ。デジャヴ…と思ったら、あれですな。コクシのハマショーですな。尤も、もうちっと前半で、だったけど。
最終セットは10点過ぎから札大が一気に抜け出した。なんというか、つらいが、致し方ない。

[A3]北海道学生選抜 2-0 SPR2011

25-23 25-18
S)14出崎 11河西(2S:12野口嶺) 9工藤 3渡辺 7片岡 1野口駿 L13神田
H)6山本 9厚海 2森本 1一刀 10阿部 5奥田 L8藤村

北海道学生選抜、札大が単独で出ちゃっているから(そのあたりの事情は出場している選手のツイートに詳しかったが、黙って目を閉じて頷く以外に何も出来なかった)、それ以外の大学での選抜ということになる。昨年本大会に出ている去年の選抜メンバーが相手方に多々いらっしゃって、なんだか立ちはだかる何か〜という局面も多々あったんだが、なんとか乗り切った感。

代表決定戦(5セットマッチ)

[A4]札幌大学 3-1 北海道学生選抜

25-21 25-19 20-25 25-13
S)5小野寺 6大江 12佐藤健 4松田 2前田 10トイード L8室谷
H)6山本(1S途中-4S途中:12池田) 9厚海 2森本(3S-:11星) 1一刀 10阿部 5奥田 L8藤村

結局この組み合わせでの代表決定戦になってしまった。札大は選手権の時から若干メンバーを変えてきている。東日本インカレで小野寺セッターだったと伺ったので、そのあたりからなのだろうか。一方の北海道学生選抜は「ほぼ東海札幌」という布陣ではあるが、そんな中で橙一点(ぇ)の北翔・厚海がピリッと効いている。
第1セットは札大が序盤飛ばし、6-1とリードして学生選抜が早々にタイムアウトを取る。その後一刀のサーブなどで学生選抜がたちまち差を詰めるが、異変はその後起こった。学生選抜のセッター山本が突然倒れ込む。なんとなく真っ青な感じでアップエリアに運ばれ、急遽控えセッターの#12池田がコートへ。どうも、足を攣ったとのこと。そういうこと、そうそうあっていいことではないが、あることなのだ。なかなか難しい局面ではあったのだろうと思う。じわじわと札大がリードを拡げていく。厚海のサーブで少々差を詰め、札大が2回目のタイムアウトを取るも、第1セットはそこまで、ということになった。しかも後半から一刀もジャンプサーブを打たなくなっていて「あれれ?」という感に。第1セットは最後、セッター同士の交代でリリーフサーバー起用の十良澤がラインギリギリにサーブポイントを決め、札大が先取した。
第2セットもたっぷり合わせた単独チームと急にセッターが(しかも別チームの選手に)変わった選抜チーム、という図式になってしまっていた。学生選抜は厚海のところに横山を投入しての第2セット。いろいろギリギリの学生選抜だが、「選抜」になれるくらいいろいろなメンバーが遣える状況になると、また違うのだろうとないものねだりをしてしまったりする。
たとえば同じ呼び方をするポジションでも、同じ役割、動きではないのだなということは、その後痛感することになる。第3セット、それまでもギリギリの感じであった一刀がスタートから外れ、学生選抜は12池田→3横山→11星→9厚海→10阿部→5奥田という布陣に。このチームのベースはやっぱり東海札幌で、このチームのOPはそういう役割なのだな…と。
このセットは学生選抜がリードする展開に。札大がしばしば差を詰めたり追いついたりはするが、20点以降にぐいぐいと差を広げた学生選抜が何とか1セットを返した。リリーフサーバーで出てきた一刀がいきなりジャンプサーブを決めたのには痺れたりした。
しかし第4セットはすっかり札大ペースになった。ほんとうに乗りまくり、何をどうやっても上手くいく、というような感じになった。見ていてぐいぐい引っ張られるシーンが多く、こりゃそのまま行くのだろうな…という感じになった。学生選抜は山本と一刀をコートに戻した*2が、そのタイミングでトイードサービスエース。これで加速した感。19-13からブレイクを重ねた札大が、一気に国体出場権をモノにした。いろいろ思うところはまぁあるが、監督が先頭を切って喜びを露わにしていたのが印象的ではあった。

(とはいえ、やっぱり見たかったなぁ。2人ほど。せめてサーブ打つとかそういうことは、できんかったものかなぁ…

*1:でもMB的な動きが多かったなぁ

*2:スタートは第3セットと同じ