国体成年北海道予選＠函館
1泊2日で函館に行ってきた。土曜はほぼ1日（昼から夜まで）かけて観光という名の観光地巡りと旨いもの攻撃にいそしみ、日曜は朝から試合を堪能した。このパターン、今回が2回目（ちなみに前回）ではあるが、国体予選の頃の定番になりそうである。
会場のサン・リフレ函館は駅から徒歩20分くらいのところにある施設で、メインアリーナではバレーコートが2面取れる。しかしギャラリーなるものはほとんど無く、見る者もフロアで、という状況。幸いにもエンド側に作り付けのベンチが空いたのでそこに座って見ていられたが、ボールは飛んでくるのでけっこう怖かった（臨場感は半端無くあった）。
男子の試合について書く。スタメンについては、今回のプログラムを持っていないので、前回のを参考にしたり現地で伺ったりした内容をもとに起こしている（が、おそらく誤りはあるのだと思う）。
女子は道都大学が3-2で北海道V-Spiritを破り、国体出場権を得た。
男子1回戦
北海道クラブ 2-1 SPR2011
24-26 25-14 25-21
S)14池本 12野口嶺 15鳴海(1S途中-:5向井) 3渡辺 7片岡 9山本 L13神田
H)6日下慎也 14吉田(1S途中-:11淺井) 10中田 4古田 18倉内 15日下慎吾 L12和田
SPRから北大の池本（背番号もそのままだ！）が出場していた。公式ブログによると今年度限定である由。また、北海道クラブのリベロには北海学園の和田（チームでは打ってる。わたくしが見始める前はリベロだったらしい*1）は起用されていた。
さすがにタフな試合になった。第1セットはSPRが序盤から飛ばした。セット終盤に鳴海が負傷交代、その後北海道クラブの猛烈な追い上げをかわして先制したが、第2セットは北海道クラブがリードを大きく広げてタイに持ち込んだ。第3セットは接戦になったが北海道クラブが終盤押し切った。北海道クラブについては古田が本調子ではない状況のようで、チームとしても乗り切れない状況は続いていたが、途中交代で出場した淺井が実に良い感じであった。途中から試合の流れを変えられる選手のつよさにはしばしば惹かれるのである（そして何故か遠い目）。
北海道学生選抜 2-0 Nakaichi2001
25-22 25-20
N)23中陳利 16中陳大 25伊藤 33廣瀬 27藤井 24鳥庭 L39橘
H)3出崎 6一刀 2笠原 4河西 9山本 7奥田 L12藤村
2度目の北海道学生選抜。東海札幌＋札大からの12名であり、スターターは東海＋出崎という風情。しかしこの化学反応のしかたがすげぇ。なんか、このチームの、ぐいぐいと押す力のつよさにしばしば叫んでしまった。そういえば（そういえばじゃない）出崎、地元だものなぁ。
それにしてもいつもいつもNakaichiを見るたびに見られて良かったーと唸って帰ってくるのである。ことし初めて見たそれもまた。おにいさますげぇよ…際どいところで出たおとうとさまの足技もすごかったよ…
Nakaichiはしばしば唸らせるプレイを見せたが、北海道学生選抜がもう止まらない状況になってきていて、突き抜けていった。これは…代表決定戦、ちょっと複雑な心境になりながら、また楽しみにもなった。
男子代表決定戦
北海道学生選抜 3-1 北海道クラブ
31-29 21-25 25-21 29-27
ク)6日下慎也 11淺井 17池田 4古田 18倉内 15日下慎吾 L12和田
学)3出崎 6一刀 2笠原 4河西 9山本 7奥田 L12藤村
決勝は5セットマッチ。
この試合が始まったとき、一足先に始まっていた女子の代表決定戦がファイナルセットに入っていた。意外と珍しい、両チームが交互にセットを取ってからのファイナルセットだった。それを見届けることができないくらいにこちらの試合が熱くなった。
なんか書こうと思えば思うほどアタマの中で叫ぶしかない状況だったりしている。
北海道クラブはMBに前の試合途中からの淺井、セッターの対角に池田*2を配してきた。学生選抜は前の試合と変わらず。ちなみに他の5選手は全て、この2試合の間でリリーフサーバーとかワンポイントブロッカーとかで出場してきていた。
全体的に学生選抜の若さというか爆発力というかが全面に出てきていた試合だったが、第4セット、取りきったところに力強さがあった。チームとしての練習機会は（少）なかったらしいが、そんななかでまずは個々の良いところが出てきた試合だったと思う。フルセットになったらどうなるだろう…とは思っていたが、さいごは学生選抜が力強く逃げ切った。デュースのさいごのほう、決めたの4番だけなんですが…
学生選抜に関しては、これから本大会に向けてどう「チーム」での練習を重ねていくのだろうというのが気にかかる。幸い国体本戦はリーグ開幕前である。なんとかなればいいなぁと思っている。せっかく全国の強豪が集う場所なのだから、入念に準備をして臨むことを望む。
北海道クラブは苫小牧でひとつっっ。
