知ってることと知らないことと今見ていることと（国体予選雑感1）

何かを知っているか知らないか、というとき、それを知らない場合に、知らないことを補える範囲と補えない範囲がある、と思う。何にせよ、こちらでバレーを見始めて、実質1シーズン目なのである。北海道という地の血の濃さ(?)もあいまって、当方、しばしば何かを書き出すことに気後れしているところがある。バックグラウンドとかそれまでの経緯とかは文字情報で追って知ることができたとして、結局実際に見ているわけではないし、実際に感じているわけではない、というあたりが、どうにも弱い感じがしてしまっている。
「北海道の強いクラブチーム」はいろいろあって、これまで文字で、名前だけ知り得ていたクラブを、今回初めて見ることが出来た。ほんとうに面白く拝見した。
「もう少し早く見ることが出来たら、もっと良かったのかもしれない」という気持ちと、「とにかく見ることが出来て良かった」という気持ちが交差する。言いだしたらきりがない。前者を叫びたい気持ちをおさえる。おさえるだけではなくて、この短い間でも、こちらでバレーを見ていたからこそ、今響いてくるところがあるのだろうな、という気持ちもあるから、むしろ積極的に後者、かもしれない。
「ものを知らない者」なりに、とにかく今見て何を感じられるか。
今の自分にとっては、そこなんだろうな、とは思う。