/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

V・プレミアリーグ@小瀬

けさは早起きできたので、もくろみ通りに小瀬に行ってきた。
ちょうど試合開始ちょっと前に現地に着ける時間帯の路線バスがあったので、それに乗れるような時間の高速バスで甲府に行き、ちょっと時間があったのでマクドで時間をつぶしてから(寒かったし…)バス停に行ったら…20人くらい並んでてびびった。さらにその後列は長くなったようである。
実は小瀬に行くのは2度目である。前回は天皇杯関東ブロックラウンドでおじゃました。この時にも「バスの本数は少なくて、臨時便が出るのはヴァンフォーレの試合の時だけで」という話をしていた気がした。勿論今日もそうだった。この週末、車で移動できる地元の人と、公共交通機関を遣う人とはどのくらいの割合だったのだろう。それこそ、この甲府サントリーのホームゲームが開催されるようになって6回目ということなので、データを集めていれば、集まって分析可能な範疇になるのだろうが…
とかなんとか考えていたら、バスは本日の会場に到着した。実は前に行ったのとは別のハコだった。前に行ったのは「体育館」、今日行ったのは「武道館」である。武道館の方が建物が新しくて広い。また、普段は武道をおこなう場所だからなのか、フロアが正方形であるという印象を受けた。当日券を購入して入った場所がA指定、エンドラインの端の席ではあったのだが、コートとは若干距離があった(コートとその席の間に、パイプ椅子を並べたSS席があった模様)。とはいえ、見やすさという面では何ら問題は無い。

本日のカードはサントリー-JTに堺-豊田合成。この大会自体が、山梨をサブホームタウンとするサントリーのホームゲームであるゆえ、大会開始時はサントリー寄りのイベントが目白押しだった。覆面をした謎のキャラクターがプレゼントを投げて回ったり(でもその引換え期限は第1試合の試合中…)、相手チームは通常通り「もっと、きっと、ずっと」に合わせて入場するところを、サントリーは特別なテーマ曲に乗せて、それぞれの紹介がされたらキッズとともにダッシュして入ってくるとか。
[Mr.Xさん]

しかし、何がどうだったからなのかはよくわからないのだが、第1試合の印象はそう濃くなかった。結局、ゴメスとテオの決め手の違いになっちゃったのだろうか。JTは久々に見た國近が攻守に細かく動いて見せ場をたっぷりつくっていたのがよかったなぁ…と思ったら、試合後ヒーローインタビューになっていたり。あと、サントリーで途中から出場した桑田。不思議シャープ系だなぁと改めて。おそらく今日が見納めってことになってしまうのだろうが、なんか新鮮だったなぁ。何故か。
…とはいえ、ホームで連敗、そして4強入りも厳しいという状況に、謎のキャラクター何思う…。ほんのりサントリー寄りの客席にも、溜息が漏れていたり。

第2試合は熱かった。合成がかなり食いついていたというか、堺が大味だったというか、そのあたりはよくわからないのだが、とにかく、1セット1セット、いちいち熱かった。両チームの応援合戦も堪能したし、おそらく今回「そうだ、小瀬に行こう」と思い立った第一のきっかけであるところの北川のブロックは期待通りのそれであったし、更に期待以上にはじけていたのがチュクだった。前に見たときよりもチームを盛り上げていた感じがした。第1試合の最中、なぜか北川といっしょに得点板に乗っかっておどけてみたりしていたり。
[得点板動いちゃった…]

合成のセンターラインといえば、北川にはたまにピンチサーバーが出るくらいなのだが、対角の川浦については、中盤にピンチサーバーとして交代出場した丸山が、そのままそのポジションに収まって…というパターンが多くあった。今日、第4セットからは、丸山スタートになった。筑波の頃から何かもっているひとだと思ってはいたのだが、何度か続けてゴッツをマークして止めた(と思ったけどポイントじゃなかった)のは痺れた。…というか、次に合成を見るときに北川がいないってのがまだ信じがたいのだがまぁ。
[丸山と井上とチュク]
堺はそれぞれ「つよくなったなぁ」と思う。西尾しかり、大道しかり。ゴッツに至ってはこれいつ以来だこれだけの充実具合を見るのは、という感じ。しかし、最終的に勝負を分けたのはなんだろうなぁ。
もう順番ばらばらでどうしようもないのだが、武大OBの両リベロ、両方ともしぶとすぎますし。なんか、書きたいことを全部箇条書きにしたような文面になってしまったが、4強争いをかき回すには、この結果で良かったのかなぁなどと…
[合成の応援団席に向かって(?)吼えるゴッツ]

熱戦のフルセットを見届け、合成の*1井上インタビュー(充実しているなぁ、何かと)を耳にしながら、そそくさと体育館をあとにした。訳もわからずバス停を目指したが、小瀬スポーツ公園から甲府駅に出るバスは、あと1時間以上ない。待つ人がどれだけいるかわからないが、いるとすれば相当混むのだろうと思われた。訳もわからず歩き始めてみた。方向間違えたら泣けるなぁと思いつつ*2、歩くこと40分ほど、別路線を見つけて、無事それに乗って駅に向かうことが出来た。駅前の店で食べたほうとうが美味しかった。帰りの電車は宴会のようであったが、紛れて飲んだビールが美味しかった。ワインはこれからだ。

*1:と書かないと、あの空間に井上3人いたわけで

*2:だから、駅からの迎車マークのタクシーとすれ違い始めたときはなんだかじわじわきた