/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

V・チャレンジリーグ男子3日目

本日は立川で2試合のみ。7チームはおやすみ。

立川市泉体育館

つくばユナイテッドSun GAIA3-0トヨタ自動車サンホークス

25-11 25-10 25-13
Ts)21和井田 5石川 2上場 18加藤 1菊池 7岩田 L13赤木
To)11篠田(3S:7岩谷) 13上道 3石田 1太田 4渡邉(3S:8山本) 5川北 L15木村
つくばもトヨタも先週の日曜日に比べてチーム状況がかなり違っていた。それゆえに、かなり一方的な展開の試合となってしまった。
トヨタはスターティングメンバーを2名入れ替えていた。セッターに今季復帰した篠田が、サイドアタッカーに新人の渡邉が入っていた。
試合は最初からつくばのペースになった。第1セット、サーブミスが2回あったのみで8-2で最初のテクニカルタイムアウトを迎え、以後、つくばが20点に達したときにトヨタは5点であった。ブロックが非常によく決まっていた。トヨタは5-20から3連続得点するなど、後半に得点を重ねたが、二桁に乗せるのが精一杯であった。
第2セットもつくばのペース。試合終了後にB帳票を見て、あれ、と驚いたのが和井田のスパイク決定率だったのだが、スパイク以外、ブロックとかサーブとかで効いていたので、あまり調子が乗ってきていないとは思わなかったほどであった。数字以上に加藤は光っていた感があり、なんでテレビの収録はきょうではなかったのだろうと無茶なことを思ったりもした。トヨタは16点過ぎに長いラリーを続けるときもあったが、それぞれにつくばのブロックはついてきており、最後は太田に加藤がぴたっとついてシャットする。これが続いた。
第3セットはトヨタが岩谷、山本を投入して先週のスタメンに戻した。トヨタはつくば8-4から点差を詰めて、一時期2点差まで詰め寄ったが、中盤以降つくばが更に差を広げ、最後は加藤が決めた。
ヒーローインタビューに立ったのは上場。「既に負けているので、これ以上負けられない」と強い気持ちを言葉に表していた。

東京ヴェルディ1-3警視庁

18-25 21-25 25-20 25-18
V)7渡邊 28竹田 14飯塚(2S途中-:12栗山) 1濱口 21溝口 11奥田 L2吉野
K)6松本 4福田 25金丸 24中田 2清水 10岩知道 L8石川
第1試合が小一時間で終了したので、試合開始までに近くで食事をして温まって戻ってくることが出来た。体育館内もそこそこ寒かったが、それ以上に外がかなり寒い。第1試合と少々違う角度から試合を見ることにしたのだが、何故か練習中からフラッシュが目に入ってきた。それも、一般客が今回入れない*12階席方向から。これは第1セット途中くらいまで続いた。いろいろ難しかったのだろうか…(この件と会場の状況に依存する問題以外は、気持ちの良いホームゲーム運営であったと思う)。
さて、試合である。開幕2試合目であるヴェルディはこの試合、スタートから飯塚。いきなり警視庁が4得点を上げ、ヴェルディがその差をなかなか詰められずに推移。終盤警視庁が金丸のサーブ時に更に走り、最後は金丸のサービスエースでセットを奪った。
第2セットは、それぞれに連続で点が入る場面が目立った。中盤にヴェルディは飯塚に代えて栗山を投入。前後して溝口が当たってきて、あらこうやって見ると専修多いじゃないかと思う(竹田もそうだ)など。警視庁は、かつてヴェルディにいた中田が非常に心地よい。このセットは21-21からまたも警視庁が抜け出した。
第3セットは警視庁の何かが崩れた感。中盤以降ヴェルディが走る場面が目に付いた。とはいえ、第3セット終盤からは、ひとつひとつのラリーが長時間に及ぶことが増え、それが増えるごとに警視庁の粘りがちょっと勝る場面が増えた。その流れで入った第4セットは、ラリーにおける「ちょっとの差」がモロに出た感じになってしまったように思った。ヴェルディはこれから試合を重ねる中で、良い形に持っていけるのだろうか…
警視庁のインタビューは主将・松本。「うちもホームというか、地元ですので」というのが印象に残った*2。警視庁がひとつひとつこつこつと確実に勝利を積み重ねていけば、これはリーグ中盤〜終盤に向けて大きな地殻の変動になるように思う。

*1:泉体育館は、1面のときは折りたたみ式のボックス型アリーナ席がしつらえられる。今回はこのアリーナ席のみに一般客を入れていた

*2:その後インタビュアーが「ホームゲームではありませんでしたが」と言い換えていたのが印象的であった