/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

V・チャレンジリーグ男子2日目

阪神デルフィーノは本日が開幕戦。ヴェルディはおやすみ。

ウィングアリーナ刈谷

東京トヨペット3-2トヨタ自動車サンホークス

P)9田中(2S-:14田端)*1 1伊藤 3馬場 8西片 12橋本 5浅見(1S途中-:15荒川) L4中沢
S)7岩谷 13上道 3石田 1太田 8山本 5川北 L15木村
19-25 23-25 25-20 30-28 15-13

昨日も会場を盛り上げた愛知学院大学FAIRIESの皆様が、きょうも愛知3チーム(トヨタ自動車→大同→ジェイテクト)の応援に駆けつけていた。尤も、自動車のときがいちばん本格的だった。選手の応援コール(たとえば「いいぞいいぞみっちー」とか)があったり、電子音が流れたり。
そういえば自動車のユニフォームも昨日初見の大同同様リニューアルしていた。紺-オレンジの色調で胸に「Sun Hawks」とプリントされていた(TOYOTAロゴは背中)。会社のバックアップがより強くなったのだろうかと感じた。
序盤は自動車優勢で進んだ。山本のひねりの利いた技が冴えた。第1セットは大差をつけていたのだが、トヨペットが荒川のサーブで土壇場で5点くらい差を詰めた。
第2セット、トヨペットは既に代えていたセッター荒川に加え、もうひとりの内定選手・田端も投入し、伊藤をサイドに廻した。トヨペットはこれが当たった感。全体的に非常に動きが良くなった。ひねりといえばこちらには馬場がいる、だし、橋本のブロードもなかなか魅せた。トヨペットは徐々にチームに力が沸いてきた。自動車は、序盤大量リードした第4セットをトヨペットの粘りの末落とし、突入したファイナルセットでも、中盤以降失速してしまった感。最後は橋本が鮮やかに決めた。
トヨペット、これでV・チャレンジリーグ2シーズン目にして初勝利。喜びの輪はしばらく続いた。

富士通3-1大同特殊鋼レッドスター

25-21 25-22 24-26 25-18
F)15北沢 1神山 9平澤 19松野(4S:5今) 14岩井 6三芳 L17藤森
D)9淡田 4倉田 8橋満 2川波 6辰巳 15小林 L11平井
大同は昨日より良い状態に見受けられた。それでも最初の2セットは富士通が連取。
第3セットは大同が20点以降も執拗に粘った上で取り返すが、富士通はおそらくことしの大きなポイントになるであろうオポジットを先発松野→今にスイッチ。地に足がついた感で最後のセットを締めた。富士通藤森、大同中道(ピンチサーバーの後後衛で入っていた)のすごいディグの応酬が印象に残った(このときは倉田が決めて大同のポイント)。
大同、富士通ともに来週はおやすみである。1週空いてそれぞれにどう仕上がっていくか。

ジェイテクトSTINGS3-0つくばユナイテッドSun GAIA

25-14 25-21 25-20
J)6高橋 9石田 2金丸 15若山 10松原 7小松 L12興梠
T)18加藤(3S:小川) 5石川 2上場(2S-3S途中:6大木) 21和井田 1菊池 7岩田(2S途中-:14王) L13赤木
各応援団は1階席(アリーナ)に陣取っていたのだが、この試合、ついにジェイテクト側の応援席が溢れて、その上の2階もびっしり青かったわけで。つくばも現地からかなり応援が駆けつけていて、黄色いつくば仮面がいたとかいなかったとか。
…と言う割にはかなり大味で大きな差を感じる試合内容になった。
立ち上がりからジェイテクトはサーブでつくばを揺さぶる。そこから速攻やブロックが出てまず抜け出す。つくばは1回目のテクニカルタイムアウトを待たず、3-7で1回目のタイムアウトを取る状況。ジェイテクトでは2シーズン目となる若山も要所要所で高さや力強さを見せ、ジェイテクトが大きくリードを広げる。口を開けている間に第1セットは終盤、松原の鋭いサーブが、レセプションに入る加藤を連続で吹っ飛ばしもした。第1セット25-14ジェイテクト。何が起こったのかよくわからない。
第2セット、つくばは上場を大木にスイッチして開始。前のセットとは裏腹に、中盤まで競り合う展開。しかし、要所要所でジェイテクトがしっかりと引き離しにかかった。つくばはセッターも代え、このセットついていかんとしたが、20-21からまたも松原のサーブポイントが炸裂するなどして、一気にジェイテクトが得点を重ね、セットを連取。
第3セット、サーブで狙われた加藤が退き小川に交代。一時はジェイテクトが大量リードを奪い、ジェイテクト12-5の時点でつくばが2回のタイムアウトを使い果たした。そこからつくばが1点差まで追い上げたのだが、2回目のテクニカルタイムアウト終了後につくばのミス、金丸のブロックなどでジェイテクトがリードを広げる。ここでつくばは3回目のタイムアウトを取ろうとしてしまうほど怪しい状況であった(注意は受けたが点数は動かず)。結局このセットもジェイテクトが終盤抜け出し、最後は小松が押し込んで、かなり大味なストレート決着となった。
試合後、ジェイテクトの泉川監督と高橋、若山インタビュー。今シーズンV・プレミアリーグにあがる、という強い決意と熱意が伝わってくるインタビューであった。泉川監督は第一声、このあっけない試合展開をどう表現していいのかとっさに言葉が出なかったのだろう。コメントの内容にはまぁびっくりしたが、腹が立ったり全力で否定したくなったりはしなかったな…まぁ、そう言ってもしかたがないだろうな的な。
また、この試合会場には全日本男子の諸隈コーチの姿があった。諸隈コーチといえば、さきの東アジア競技大会にも帯同していたのだが、そこに出場していた若山がインタビュアーに「諸隈コーチとは何かことばをかわしたのですか?」と聞かれ「ええ、あけましておめでとうございます、とか…」と笑わせたりもした。
つくばにとってはこの試合の位置づけがどうだったのか。おそらくもういちど終盤に当たることになるのだろうが、そこに至るまで、どうチームを上げていけるのか、完成度を高めていけるのか…である。
なお、前日スパイク決定率100%だった石川はこの日も6/7であったため、2試合を終えて決定率いまだ90%台。

近畿大学記念会館

近畿クラブスフィーダ2-3きんでんトリニティブリッツ
警視庁3-1阪神デルフィーノ

*1:サイドに伊藤、伊藤のところに田端