/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

セカンドキャリアと大学

http://blog.livedoor.jp/hira309/archives/50910345.htmlを拝見し、4月に行ったNECスポーツ細谷氏(現緑ロケ監督)の講演会で、誰かがした「セカンドキャリア」についての質問に対して、回答が非常にシンプルだったのを思い出した。

そういえば、男子でも大学を経ていないトップリーグ日本リーグ、去年までの呼称によるところの「Vリーグ」、あるいはVプレミアリーグ)選手って以前はもっといたんじゃないかなぁと思ったのだが、これは会社側の状況の変化とも密接にかかわるところなのかなぁ。殊に、大企業においても、分社化で本社機能がスリムになっていたり、プロパー社員をあまり抱えない仕組みとなっていたりすることと絡みはあるのだろうか(あ、それ以前にいっぱい廃部になっているわけだしなぁ)。ということを考えていくと、なんだかんだで「今までの実業団主体によるリーグ」のスタイルを継承していくというのがVリーグの方向性としてあるのが現状である以上、それは大学云々というよりはむしろ各チーム側の問題じゃないのかなぁという感はある。
現状、クラブという形態から何らかの突破口を見出していこうというチームはあるものの、なんだかんだで苦戦しているようじゃの、だし(泣→そういえばこんなことも書いたなぁ)。だが、チームの在り方としてはともかく、研究部門とかそれこそセカンドキャリアを見据えて三々五々舞い戻ってきている30代筑波OB集団とか、面白いことにはなっているなぁつくば、と、上記記事を見て思ったことは事実。案外このあたりが突破口になるのであれば、大学とそこで学んでいることというのは、武器になるんじゃないのかなぁ。

そういえば、この記事で紹介した中島氏(2007早稲田卒)インタビュー(今はアメリカで奮闘しているようだが)で印象に残ったところがあった。このときも書いたが、日本のチーム(っつーか会社)に入らない選手は徐々に増えていくんじゃないのかなぁとは思う。ちょっと長いのだが引用させていただく(太字筆者)

―― まずは日本のチームでいくつかオファーがあったようですが、そこでプレーすることを選ばなかった理由というのは?

 どうしても行きたいチームがあったんですけど、そこに行けなかったことが大きいですね。それと、日本のバレーって企業スポーツということもあって、仕事とバレーを両立していかなければならない。僕は将来的にもバレーの仕事をずっとしたいと思っていて、企業に入ってそういう仕事をするかっていえば…。でも、海外ではプレーをしっかりお金で評価してもらえる。そう考えると海外へという気持ちが強くなりました。そして、僕みたいな選手が海外に行って(日本に)帰ってきて、それで活躍できたらバレー界に新しい風を吹き込めるんじゃないかと。
(後略)

〜Road〜特別インタビュー 中島敬介選手 [ WasedaWillWin.com ]

ちなみに「どうしても行きたいチーム」とは、この記事のとっぱじまりにかかれているところである(と暮れのバレマガに載っていた)。