/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

素材を見出すことと、形にすること

id:gpz1100さんのを読んでいて、選手の名前を見続けていて、唐突に思い出した名前と、考えたこと。
欧米等に比べて絶対的に長身のひとの少ない日本で、やはり身長が高いことが有利であるバレーボールの強化を続けていくために、強化サイドが常に「素質を感じることのできて、バレーボールに対して向上心を持つ、背の高いひと」を探し続けていること。
このことは、断片的に見続けている向きからも容易に感じ取れる。
これは、バレーボールを扱うマスコミにしても同様で、その「現時点での」実力がどうであるとかは別にして、常に強烈な関心事である、のである。
いつぞやのバレーボール雑誌で、「背が高くてバレーをがんばっている選手を紹介」するコーナーが連載されていて、その第一回が、函館の中学生であった鈴木晶子だった。
隣の同級生よりも頭ひとつ以上長身で、確かセーラー服ではにかんでいた鈴木は、掲載直後に旭川実に進む。それこそ吉原がいた妹背牛商と、代々木に行くためにしのぎをけずっており、その後もけっこう息長く活躍していた選手だった(当方はどちらかといえば旭川実業贔屓だった。切れ味の良いサウスポー新田恵理(→青学)が気にかかった)。
他にも何人かこのコーナーで紹介されていた選手はあれど、それぞれ期待をされていた時期や理由はあれど、記憶に残らないひとになってしまっている、のである。
大山、栗原、木村etc…すさまじい「逸材」であることは、幼いころから「逸材」と見られていたことは、バレー観戦者として若干のブランクのある当方にも、容易に想像できる。ひとりひとりを「逸材」から「キーパーソン」へ昇華していけるのであれば、現在の柳本ジャパンつーのは、これまでの歴史の中でも相当「やるじょぉ」なのだろうし、実際その可能性を感じる次第ではあるのだ。