「おかえり」
そのことばを口にしたときに、ことばを口にした側には、幾ばくかの「残像」があるのだ。
そして、のーみそのどこかでその残像を引っ張り出しながら、今を見つめるのだ。そして、そのことばを発したのちに、しばしば、時間とともに積み重ねられたもののおおきさに唸らされることが、ままあるのだ。
そのことばを口にしなかった(つまり、見る側も動いていた)何回かの機会を、瞼の奥から引き出しつつも(よく考えたら、けっこう多かったんだよなぁ)*1。
[POWER of GREEN]
これからどのくらい、というのは、恐らく本業とのご相談事項ではあるのだろうが、もっともっと激しく、これからもどこかしらで拝見出来ることを、せつに願っている。それが、このことばを、もっともっと深く深く、じわじわと染みこませてくれるのだろうから。
そして、「残像」とかそういうことはわからないけど、南の方から、風に乗って同じことばが声だけ聞こえてくるのだ。そこに思いを馳せるまでがワンセット。
そして、聞こえてくる声に対して、どういうリアクションをしていいのかわからない。ただひとつ、それは、自分が発している声ではない、ということだけが、わかっている。
*1:そもそもあちらでの初見はカピオだったしなぁ